Works
年間1,400万人あまりの人が利用する、大阪国際空港。ここでもチェンジのDX支援が活かされています。今回ご紹介するのは、この大阪国際空港のDX支援プロジェクトを担当した2人のストーリーです。共にチェンジ1年目の2人が、どのようにしてプロジェクトに携わったのか聞きました。
New-IT(DX支援・ITサービス)
シニアコンサルタント
2024年中途入社(前職:小売業での店舗運営・本社業務)
業務改革・業務支援プロジェクトを担当
New-IT(DX支援・ITサービス)
アソシエイトコンサルタント
2024年新卒入社(趣味:海外旅行)
業務改革・業務支援プロジェクトを担当
Shuhei.T
プロジェクト内容は、大阪国際空港での備品管理をデジタル化するというものです。今回は、空港内にある車椅子やベビーカーのような歩行補助具を管理する業務のデジタル化をご支援しました。具体的には、車椅子やベビーカーに位置情報を送信するビーコンを取り付け、Web上でどこに何台あるかを確認できるようにするものです。 なお、導入にあたっては、ビーコンから発信される電波がペースメーカーなどの医療機器に影響を及ぼさないことや、乳幼児の健康に悪影響を与えないことを事前に確認したうえで、安心してご利用いただけるよう配慮しています。
Yuto.F
現在、大阪空港には車椅子やベビーカーの置き場が11ヶ所あります。これまでは、スタッフのみなさんが定期的に各場所を目視で確認し、用紙に台数を記録するという運用でした。この確認作業の業務負荷をデジタルで軽減できないかということで、チェンジがお手伝いすることになったのです。
Yuto.F
社内の他事業部からの紹介がきっかけでした。もともとANA大阪空港様とは、チェンジの人材育成事業部が取引をしており、その営業担当者が同社とコミュニケーションを重ねる中で、抱えている課題が明らかになってきました。そこで、DX支援を行っている私たちNew-IT事業部が、その課題について詳しくお話を伺うことになったのです。 最初に同社に訪問したのは、2024年8月頃だと思います。そこから詳しいヒアリングなどを行い、12〜2月にかけて行った実証実験を踏まえ、3〜4月に本導入するという約半年のプロジェクトとなりました。ビーコンを使った管理のデジタル化には、チェンジのグループ会社である株式会社ビーキャップに参画してもらい、3社で進めていったというかたちです。
Shuhei.T
事業間連携やグループ会社を巻き込んだプロジェクトという意味では、チェンジとしても、今後の事業展開においてモデルケースの一つとなる案件だったと思います。
Shuhei.T
どのプロジェクトにも言えることですが、前例がない取り組みが多く、決まった進め方がない中で、試行錯誤を重ねながらプロジェクトを形にしていくのは大変でした。今回ご提案したビーキャップの「Beacapp Here(ビーキャップヒア)」も、もともとはオフィスの利用状況を可視化するサービスであり、当時は備品管理への活用にはまだ事例が少ない状況でした。そのため、現場の皆さまにとって負担が少なく、業務効率の向上につながる形で導入するにはどうすればよいか、慎重に検討を重ねました。 また、運用を開始するにあたって、車椅子やベビーカー約95台に1台ずつビーコンを取り付けたことも今では懐かしく思い出されます。空港は365日休みなく稼働しているので、利用時間の少ない夜間に作業を行いました。私とビーキャップの担当者2人で空港内を回り、見つけては取り付ける作業を繰り返し、3〜4時間かけて完了しました。体力的には少し大変でしたが、いい思い出ですね。
Yuto.F
私は、お客さまとのコミュニケーションについて、成長できたと感じています。特に会議の設計や、ファシリテーションは会議を重ねる毎に課題が見つかり、反省することが多かったのですが、その分成長するきっかけをいただけたと感じています。私が新卒入社数ヶ月の新入社員ということもあってか、お客さまも寛容に接してくださったと思います。 さらに、私はビーキャップとANA大阪空港さまをつなぐ役割でもあったので、両者のコミュニケーションが円滑に進むことにも気を配りました。両者からいただいたご意見を漏れなく聞き、話を整理したうえで解決法を提案することが非常に難しかったです。電話やオンライン会議、対面での会話のような、直接的なコミュニケーションを重視し、迅速に対応することを心掛けました。
Yuto.F
私は何もかもが初めてのことだったので、無我夢中で不安を感じる間もないほどでした。ANA大阪空港さまを最初に訪問したときも、緊張のあまり何を質問したかよく覚えていないほどです。恐らくたどたどしい質問だったと思いますが、上長にフォローしていただき、何とか乗り切れたと思います。 このプロジェクトを上長から聞いたときには、とても嬉しかったですし、このチャンスは逃したくないと思いました。私は旅行が好きで、ANAさまをいつも利用していたので、その関連会社さまのプロジェクトを担当できることにワクワクした記憶があります。その後、Shuhei.Tさんが入社してプロジェクトに加わってくださったので、2人で相談しながら進められました。
Shuhei.T
私は特に不安はなかったですね。上長が適宜アドバイスをくれましたし、互いに未経験であったからこそ、自分たちで深く考えたり、コミュニケーションを密にとったりできたので、Yuto.Fさんは私にとって、とてもいいバディだったなと思います。 チェンジの周りの方々も、私たちが困っている様子をみて気にかけてくださるので、そうした支えも力になりました。チェンジの人たちはベタベタし過ぎず、距離感がちょうどいいバランスの方が多いんです。話しかけたら親身になってくださいますし、どの世代にとっても居心地のいい雰囲気が醸成されていると思いますね。
Yuto.F
このプロジェクトで得られたものは、大きく分けると2つあります。1つ目は、1年目の私が大企業のグループ会社の支援を行うという、貴重な経験ができたことです。プライベートでいつも利用しているANAグループや、お世話になっている空港スタッフさんの一助になれたと思うと、誇らしい気持ちになります。きっとこれからも、ANAグループを利用するたびに思い出すと思います。 2つ目は、チェンジの関連会社であるビーキャップの方々と関係性が作れたことです。ビーキャップとチェンジは同じフロアにオフィスがあり、共有スペースで顔を合わせることも少なくありません。こんなに近くにいながら、互いをよく知らないのはもったいないと思っていたので、今回のプロジェクトで距離を縮められたことを嬉しく思います。私がビーキャップの製品理解を高めるために、同社主催の勉強会に参加したり、積極的に質問したりしたこともあってか、今でもビーキャップの方々に気にかけていただいています。
Shuhei.T
私は、これからも業務負荷軽減につながる提案を積極的に行おうと、自信がもてるようになりました。それは、現場スタッフのみなさまへのアンケートで、「とても助かっています」や「続けて使いたい」といった評価をたくさんいただけたからです。そもそも、デジタル技術を活用し業務改善につなげたいというのは、私の転職理由でもあります。前職の小売業では、本社業務に多くのアナログな作業が残っていたため、業務フローの見直しやデジタル化を通じて、改善を重ねてきました。そうした経験から、もっと広く多くの方々の力になりたいと思いチェンジに入社したのです。ですので、このプロジェクトが現場の方々に支持されていることを、とても嬉しく思います。 また、上長の仕事を間近で見たことで、私のコンサル業への認識も変わりました。これまでは“ゼロから1を生み出す仕事”を、コンサルだと思っていましたが、今は、“顧客から真の課題を引き出す仕事”がコンサルだと思っています。お客さまと信頼関係を築き、本当に解決すべき課題に、お客さまと共に取り組むことが、コンサルとして大事なことだと考えています。
Shuhei.T
そうですね。私は、どんな人でもコンサルタントになれると思うんです。仕事をする以上、自分の業務がどうしたら良くなるか、みなさん考えていると思います。そういったことの延長線上にあるのが、コンサルという仕事なのかなと。人の役に立ちたいという思考を持っている人であれば、どういった仕事をしていてもコンサルという仕事で活躍できると思います。私は異業種からの転職ですが、これまでの経験が役立っていないかというと、そうではありません。表現方法は違えども、やってきたことを今の仕事に置き換えて対応できているのではないかと思います。
Yuto.F
走りながら改善するということを、これからも続けて行きたいと思います。このプロジェクトでは、初めて経験することばかりで、お客さまとの話し方や資料の作り方など、上長や積田さんにフィードバックいただきながら改善してきました。上長はフィードバックをテキストにまとめて送ってくださるので、あとで何度も読み返すことが可能です。こうして身近に指摘してくださる方がいることに感謝し、これからも修正すべきところは直しながら成長していければと思います。チェンジは多様なバックグラウンドを持つ人がいて、たくさんのチャンスがある会社です。そうした中で私自身も活躍できるよう、積極的に仕事に取り組みたいです。
Shuhei.T
チームや会社として対応していくというのを意識し、メンバーとのコミュニケーションを大事にしたいと思います。チェンジではプロジェクト毎にメンバーも人数も異なるので、役割や作業の進め方を話し合わないとうまく進められません。このプロジェクトでは深澤さんと2人でしたので、互いに責任感をもって進めることができました。複数人でのプロジェクトでは同じようにはいきませんが、マネジメント部分などは今回の経験を活かしたいと思います。手を挙げれば任せてくれる環境があるのが、チェンジです。その環境を活用できるよう、何ごとにも前向きに自分ごととして関わっていきたいと思います。
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