プロジェクトストーリー

Works

答えのない現場で、考え続けた二人の挑戦
──建築部の未来をゼロから描き直すまで

 

 

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業務をゼロから見つめ直すという挑戦建築部の未来を描く

業務は複雑化し、システムは増え続け、現場は常に忙しい。それでも、社会インフラは止めるわけにはいきません。株式会社メトロレールファシリティーズ 建築部では、こうした日常の延長線上に、ある問いが静かに立ち上がっていました。――「このままで、本当にいいのだろうか」。長年積み重ねてきたやり方を否定するわけではない。けれど、人や業務を取り巻く環境が確実に変わっていく中で、一度立ち止まり、足元から見つめ直す必要があるのではないか。業務・人・組織をあえてゼロベースで捉え直し、現場の実態から未来の姿を描き直す。そのために始まったプロジェクトでした。 この挑戦の中心に立ったのが、中村さんと王さんです。どちらも、最初から答えを持っていたわけではありません。分からないことに戸惑い、不安を抱えながら、それでも思考を止めず、現場と向き合い続けてきました。今回はその歩みを、二人の言葉を軸にたどります。

中村

中村

New-IT(IT・DX支援事業) 

コンサルタント

2022年新卒入社(趣味:謎解き)

王

New-IT(IT・DX支援事業) 

アソシエイト

2025年新卒入社(趣味:謎解き)

現場から始めるBPR通い続けて理解した業務の実態

 

TMF①
tmf①

まず最初に、今回のプロジェクトの概要について教えてください。

中村

今回のプロジェクトでは、お客様にBPRコンサルタントとして入り、業務・システム・組織という三つの観点から、現状を整理するところから着手しました。 現場の方々へのヒアリングやワークショップを通じて、建築部の業務が実際にどのように回っているのか、どこに負荷が集中し、どこに無理が生じているのかを、一つひとつ洗い出していきました。意識していたのは、単に「課題を並べること」ではありませんでした。 なぜその課題が生じているのか。構造的に見て、どこに手を入れるべきなのか。そうした問いを軸に、今後のあるべき姿や、システム化の方向性を検討していきました。

プロジェクトの進め方として、特徴的だった点はありますか。

中村

一番の特徴は、お客様の事務所へ非常に多く通ったことだと思います。ヒアリングというと、要職の方に数回お話を聞いて終わるケースも多いのですが、今回は多い時で週4〜5日、足を運びました。何度もヒアリングに協力いただいたり、事務所で日々使われているシステムの画面を一つひとつ確認したり、現場で点検業務を実際に見せていただいたりしながら、業務の流れを“ありのまま”理解することを大切にしていました。

現場で使われている点検システムの画面も見せていただきました。タブレットでの画面遷移や入力内容まで確認できたことで、業務をより実感をもって理解できました。

中村

お客様の事務所に通い続けるうちに、自然と雑談のような会話も増えていきました。その何気ない一言の中に、本質的な課題やヒントが含まれていることも多くありました。 

責任の重さを知った時正解のない仕事に向き合う

 

 

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プロジェクトが始まった当初の心境を教えてください。

中村

正直なところ、BPRのプロジェクトは初めてだったので、最初は不安が大きかったです。BPRという言葉や考え方は知っていましたが、「では具体的に何を、どの順番で進めればいいのか」という手順までは分かっていませんでした。 テーマも広く、情報量も多い。その中で、若手として中心となって進めていく立場だったので、 プレッシャーは常に感じていました。

私は1年目だったので、会社で仕事をすること自体が初めてでした。「プロジェクトとは何か」という感覚すら、正直よく分からない状態だったと思います。どこを心配すればいいのかも分からず、不安がなかったわけではありません。ただ、まずは中村さんの指示を信じて、任されたことを一つずつ丁寧にやっていく、という意識でいました。

この二人で進めることへの不安はありましたか。

あまりなかったです。中村さんがずっとプロジェクトに関わってくださっていましたし、周囲にも、質問すれば答えてくださる先輩方がいらっしゃいました。むしろ、1年目だからこそ 「分からない」と素直に聞けた部分も多く、心配よりも安心感の方が大きかったように思います。

中村

確かに若手中心ではありましたが、私自身、放置されていると感じることはありませんでした。 必要なタイミングで上司や先輩に相談できる環境があり、その支えがあったからこそ、思い切って一歩を踏み出せたのだと思います。

王さんに伺います。「これはもう学生気分ではできない」と感じた出来事はありましたか。

自分の作った資料や、自分の発言について、「それが正しいかどうか」を自分で判断しなければならないと感じた時です。学生の頃は、先生や親が正解を示してくれました。 でも仕事では、誰も「これが唯一の正解だ」とは言ってくれません。自分で判断しないと前に進めない、何も作れない、何も決められない。そのことを強く実感して、「あ、もう学生気分ではいられないな」と思いました。

中村さんは、判断や責任を強く感じた場面はありましたか。

中村

今回のプロジェクトでは、お客様の事務所に通っていたのが主に私たちだったので、上司と比べて、持っている情報の粒度が大きく異なっていました。つまり、業務を最も詳しく理解しているのは自分たちだけという状況です。だからこそ、その情報を整理し、誰にとっても分かる形に落とし込む責任を強く感じていました。さらに、今後システム化を検討していくフェーズでは、一度導入したものは簡単に変えられません。業務が大きく変わる可能性があるからこそ、細部まで考え抜かなければいけないと、常に自覚しています。

社会インフラを支えるプロジェクトに携わる実感を持った瞬間はいつでしたか。 

中村

普段何気なく利用している地下鉄の裏側で、これほど多くの人が関わり細かな点検を積み重ねているという事実を知った時です。一つひとつの作業が安全に直結していると分かり、「当たり前に使えている状態は、当たり前ではない」と強く感じました。

通勤中、駅や設備を見る目が変わりました。「これは現場で見たものだ」「この点検があってこそなのだ」そう思うようになり、日常と仕事が自然につながっていく感覚があります。

 正解は自分で決める考え抜き、やりきる覚悟を

 

 

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これからチェンジで挑戦する方へ、メッセージをお願いします! 

中村

正解を探し続けるよりも、自分の頭で考え抜き、「今の自分はこう判断する」と一度腹をくくることが大切だと思います。壁にぶつかることもありますが、この会社には、悩みながらでも思考を止めずに挑み続ける人を支える環境があります。 粘り強く考え、行動し続けたい人には、とてもフィットする場所だと思います。

最初は不安に感じることも多いと思います。ただ、分からないことを分からないままにせず、周囲と対話しながら、柔軟に吸収していける環境があります。一人で抱え込む必要はありません。 ちゃんと向き合えば、手を差し伸べてくれる人がいます。挑戦する気持ちと、やりきろうとする姿勢があれば、安心して成長していけると思います。

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