Works
2024年12月、チェンジ北海道が誕生しました。立ち上げを任されたのは、北海道で小中学校時代を過ごし、社会人として再び北海道に戻ってからは札幌観光大使も務めている吉田。初めての転職、そして1人での新拠点立ち上げという大きな挑戦に、なぜ彼は飛び込んだのか。そして、チェンジ北海道が目指す未来とは――
Mirai(新規事業開発)
マネジャー
2022年中途入社。(前職:上場企業の事業責任者とグループ会社社長を担当)
北海道事業責任者を担当。
吉田
チェンジ北海道は「地方創生」をメインテーマとし、 2024年12月に設立しました。主な事業は、地元企業へのAI技術の提供、GX・DX人材育成リスキリング支援です。現在注力しているのは、経済産業省の承認を受けて札幌市や札幌商工会議所と連携する「地域の人事部」事業で、人事機能を持たない中小企業に対して、人事課題の解決や後継者育成までをサポートします。北海道は少子高齢化や都市部への人口流出が深刻です。そこで私たちは「地元で働き、地元で活躍する人材を育てる」ことで、地域の社会課題を解決していくことがミッションだと考えています。
吉田
きっかけは、私の採用面接でした。野田社長の北海道への強い想いを感じ、自分が以前から温めていた構想を提案したのです。 それは、「優秀な人材が北海道で活躍できる場をつくる」というもの。北海道では、能力のある人が地元で働きたくても、活躍の場がなく東京や都市部に流出してしまう現状があります。 AIやデジタルを活用した事業があれば、地元で働きたいという人は増えるはずです。そのために、地元企業を支援する仕組みをチェンジで展開できないかと提案しました。 この想いと野田社長の考えが一致し、チェンジ北海道の立ち上げを任せていただくことになったのです。
吉田
決め手は、「変革に本気な会社」だと感じたことです。 私はこれまで、上場企業の事業責任者やそのグループ会社の社長などを経験し、多くの企業を見てきました。その目から見ても、チェンジの風通しの良さやスピード感は群を抜いていました。役員の皆さんは柔らかい物腰ながら、ビジョンと期待を明確に持っている。特に野田社長の情熱は圧倒的で、内定前にも何度も東京に呼ばれ、北海道事業についてディスカッションしたことを覚えています。中途社員が多く、議論が活発な文化も魅力でした。 「ここなら、自分の力を最大限発揮できる」と確信しましたね。
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吉田
札幌市内の保育園からの依頼でした。職員15名ほどの園で、「AIを活用して業務を効率化したい」という要望をいただいたのです。保育士さんたちの課題は、勤務時間内に終わらない膨大な事務作業。子供たちが帰った後に、連絡帳や報告書、資料作りに追われていました。そこで、生成AIを活用した事務作業の効率化を提案。合わせて保護者対応の悩みをAIが相談相手としてサポートできるものも提案しました。結果、「知らないことばかりで驚いた」「AIでここまでできるんですね」といった前向きな声をいただき、保育士さんたちの精神的な負担軽減にも繋がりました。 前々から園では生成AIに以前から興味があったそうで、国の補助金を活用すると、実質全体費用の25%程度の負担で実施できるということで、受注に至りました。
吉田
当然プレッシャーも大きくありましたし正直、今でも気が狂いそうなほどのプレッシャーを感じています(笑) しかし、チェンジ北海道の立ち上げを任せていただいたときは、プレッシャー以上に「やってやるぞ」という気持ちの方が大きくありました。それは今でも変わりません。 現地での立ち上げは私一人ですが東京のメンバーがオンラインで支援してくれたので業務自体は何不自由なく進められました。そんな中でも温度感やスピード感はやはり対面でないと伝わらないと痛感しました。 実際に。東京でメンバーと顔を合わせて仕事をしたとき、コミュニケーションの質も熱量も大きく変わることを実感したので、シミュレーションに合わせてオンライン/オフラインの使い分けの必要性も学びました。 今後は、現地メンバーを増やしメンバーと顔を合わせながら、北海道でのプレゼンスをさらに高めていきたいと考えています。
吉田
北海道には、東京の情報が約半年遅れで届くと言われています。だからこそ、東京本社から最新の情報を仕入れ、北海道で先駆者になることが私たちの強みです。 例えば、パワーポイント資料を自動でAIが動画化する「SPOKES(スポークス)」というサービス。北海道ではまだ知られていませんが、実際に私が体験し企業に紹介することで「新しい情報を持っている人」として信頼を得ています。 いいサービスであることは理解されるのですがそこで難しいのは、東京では受け入れられる価格でも、北海道では高いと感じられることが多々あるということです。ここをどう乗り越えるかが、次の挑戦です。
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吉田
今後は、研修で得た知識を実践できる場の提供、「地域の人事部」事業の拡大、人材マッチングの仕組みづくりをさらに強化していきたいと考えています。研修を受けて終わり、ではなく、実務上のサポート体制を提供し、実践で形にする支援を行っていきたいと考えています。 また「地域の人事部」では、バックオフィス業務を担うAI「エナガAI」を開発中です。 北海道に自生する、シマエナガというかわいらしい鳥をキャラクターとし、「エナガAI」と名付け、人事・総務・経理・メンタルケアまで対応し、AIで対応できない部分は専門家へのオンライン相談できるという仕組みです。 AIに任せられる業務はAIに、人は教育や価値創造に集中できる環境をつくります。
吉田
チェンジグループの知見と技術を活かし、北海道の企業の成長を全力でサポートします。 チェンジ北海道が成功すれば、そのモデルを全国に展開でき、日本全体の地方創生につながる。 まずは北海道で確かな実績をつくり、地域に愛される企業を目指します。
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