事例紹介
正確な運行ダイヤ、乗客のマナーや安全性の高さで知られる日本の鉄道。
分刻みで多くの業務が進められる中、車椅子や白杖を利用される方や、目や耳の不自由な方が、安心して改札からホームへの移動、電車への乗車、降車が行えるようサポートすることも重要な業務のひとつです。そこで、それらサポート業務を円滑に進めるための、バリアフリーを必要とするお客様向けアプリを開発いたしました。
取り組みの概要
お客さまがサポートを必要としている場合、電話で口頭連絡を行い、列車が到着する前にダイヤと降車位置を確認し、降車サポートを行うなど、駅係員の連携・マンパワーが必要になってきます。当社では、バリアフリーを必要とするお客様を円滑にサポートするためには、駅係員の業務に沿ったサポートの実現、生産性向上が必要だと考えました。
今回開発したバリアフリーを必要とするお客様向けアプリでは、アプリを通して、簡単にお客さまの乗車する列車、発車時間、乗車位置を降車駅で働く駅係員に共有できます。また、降車駅に列車が接近するとアラームが鳴るので、駅係員は迅速にアプリを通してお客様の情報を確認し、対応することができます。
本アプリを用いることで、バリアフリーのサポートがより正確になり、安全なご案内を行えるだけでなく、多忙を極める駅係員が少しでも働きやすい環境づくりに貢献できればと考えております。
将来的には、アプリで相互直通のような複数鉄道会社間でバリアフリーのサポートに貢献できることが私たちの目標です。
