OJTを科学する

チェンジの考えるOJT

「On the Job Training (OJT)」とは現場での業務を通じて、上司や先輩の支援を受けながら、スキル・マインドを身に付ける育成の手法です。研修やe-learning等のOff-JTと呼ばれる施策とは対照的な位置づけであり、多数の企業で取り入れられている人材育成制度です。

OJTは新入社員育成の本番ともいえる施策でありながら、実際の運用は現場に委ねられており、その成果を十分に評価できていないことが現状ではないでしょうか?また、労働人口の減少や若手の離職が問題視される中、現場での自律的な成長を支援し、現場のコミュニケーションを活性化させることは極めて重要であると考えます。

かれこれ15年以上に渡り、数多くの企業のOJTを支援してきたチェンジとして、
①トレーナー個人の能力に左右されずOJTを成功に導く
②現場・管理側の両側面からOJTのブラックボックス化を防ぐ
③経年蓄積される育成ノウハウを組織の資産として形式知化する
この3つをOJTを効果的に進めるためのポイントとして重点的にフォローした施策をご提供しています。

施策の特徴とゴール

育成計画を立てられていない、または不完全であるがゆえ、場当たり的に育成を進めており、育成の成否を判断できない。
計画に基づいて育成が進行し、進捗が芳しくない場合軌道修正をするなど、育成のPDCAが回る状態にある。
トレーナーが育成をひとりで抱え込んでしまう。その結果、トレーナーの負担増、トレーニーが放置されてしまう。
トレーナーが育成の責任を負いつつも、育成の様子が常に周囲のメンバー・人事部門にも見える状態にあり、必要に応じて関係者がフォローに入ることができる。
毎年行われる育成計画の内容、結果、それに伴った改善策を次年度にも引き継ぎたいが、トレーナー個人にしか把握されておらず、直接聞くしか手段がない
過去に発生した失敗事例や、成功した育成計画、組織固有の知識やノウハウを形式知として次世代へ引き継ぎ、年々OJT施策がブラッシュアップされる

OJT制度を支える3つの施策

研修

トレーナーとしてのインプットだけでなく、振り返りや悩みを共有する場として提供

トレーナーとして必要なスキルや知識を学習し、正しいOJTの在り方を理解します。
定期的に開催することで育成を振り返る場として活用し、育成計画との差を把握することで、残りの期間での軌道修正も図ることが可能です。
また育成を進める上での不安や悩みを、同じトレーナー同士共有し負担を軽減します。ひとりで抱え込みがちな指導への悩みもこの場で解決へと導き、横とのつながりも作ることができます。

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育成計画ツール

育成に関わるメンバー間での共通言語として機能するツール

「育成のゴール」に到達するために「経験してほしい業務」の観点で育成計画を立案し、その進捗を更新することで育成のPDCAを回します。
またそのツールを公開することで、メンバー間で育成の方針や現状を共有し、周囲のサポートや応援を促します。

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育成ハンドブックの作成

経年受け継がれる組織固有の育成に関する知見やノウハウ

研修内でのワークシートや育成計画ツールから得られる情報を元に、組織やチーム特有の知見やノウハウを育成ハンドブックとしてまとめ上げ、次年度のOJTに活用できるよう提供いたします。

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運用の全体像

上記3つの施策のそれぞれが相互に連動することで、最大限効果を発揮し、組織全体のOJT施策をより一層強化する役割を果たします。

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