インタビュー

株式会社大川印刷様 KaWaLeLearning導入事例

株式会社大川印刷

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写真左:大川 哲郎様 代表取締役社長

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写真右:草間 綾様
品質保証部に従事され、インターンや新人育成に携わっておられる

株式会社大川印刷様では、6代目代表の大川哲郎氏を中心に「ソーシャルプリンティングカンパニー®︎」として印刷業を通して社会課題解決を目指す経営に取り組んでおられます。

その中で、自社の社会課題解決のためのプロジェクトの取り組みを社員たちで話し合って決めるなど、社員が考えて実践するというスタイルをとり、人財育成にも取り組んでおられます。

大川印刷様にKaWaLeLearningを導入いただきましたので、感想をインターンや新入社員の育成に携わっている、草間様にお聞きしました。

Q:KaWaL eLearningを使ってみた感想をお聞かせください

導入しているLMSの使い勝手が大変よいです。各コンテンツの動画は、細かくチャプターで区切られており、3~10分くらいで視聴できるように作られていて、大変見やすいです。業務のすきま時間で学習できること、学習の進み具合も見える化され、どこまで学習したのかが分かってやる気につながります。学習内容を「完了させたい、達成したい」と思うため、ゲーム感覚で進められる点が大変気に入ってます。

Q:実際の学習コンテンツを見た感想をお聞かせください

最初は一部文字が見えづらい部分も一部ありました[i]が、どのコンテンツもどのようにしたら見やすいか、動画を視聴しやすいのか考えられており、大変見やすいです。

また、出演している社員の方の説明が分かりやすく、頭にスッと入ってくる点が気に入っております。

最近、私が学習しているのはビジネスエクセル基本編です。社会人一年目用と記載されているのですが、日々の業務で使っているからこそエクセルの講義動画を見ると私自身がハッとする内容が多く、ついつい見てしまいます。

[i] 後日、LMS設定の画像解像度を上げたところ、「解決しました」というコメントをいただきました。

Q:導入にあたり、どのような工夫をされましたか

「ゆるっとタイム」といういわゆる朝会を週1回実施しており、参加者全員で動画を見ました。

ゆるっとタイムでは「ロジカルシンキング」のチャプター1、2を視聴しました。物語調で始まる動画にみんな「なになに?」と引き込まれました。物語の中で、王子がとんちんかんな話をするので、ロジカルシンキングを取り入れるとどのように変化するのか、興味を持っていました。
キャストがチェンジの社員さんだと伝えると従業員一同、演技の違和感の無さに驚いていました。

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株式会社大川印刷様にて、ゆるっとタイムで「ロジカルシンキング」の動画を視聴している様子

大川印刷の人財育成に対する思い

大川印刷様は、1881年に創業され、持続可能な発展のための経営に取り組んでおられ、人財育成にも思いがあります。その思いを今回大川社長にお聞きしました。

Q:日ごろ人財育成という面でどのようなことを意識されて経営されていますか

人財育成にはゴールがあるようでない。時代が変われば必要なことが変わるため、常に変化していきます。形は変わっていきますが、大切にしていることは「会社は家、社員は家族」と思って経営をしています。家族であれば、もしも不調の人がいたら労わるし、年長者は下の兄弟姉妹の面倒をみます。そのように相互で見合う関係が大切だと思っています。

以前、会社が100年以上続く理由を先代社長の母が「人を大切にするから永く続いてきた」 と答えていました。私自身はまだまだ発展途上だとは思いますが、思いを持って取り組んでいくことは大切だと思っています。

Q:経営していく中で、人財育成が難しいなと思う場面はありますか

大川様: 日々難しいと感じています。人はなかなか変わらないと感じる場面も多く、人を変えることは難しいと感じています。変えようと強く出過ぎると北風と太陽のようになってしまいます。でも、私自身が真に変わる姿を見て、だんだんと人が変わっていくという経験をしました。人財育成の面でも、私自身が変わり続ける姿を見て、響く人に響いて欲しいと思っています。

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Q:最後にこれだけは社員の方に学ぶ上で実践して欲しいということはありますか

わが社のクレドには、「学ぶことの素晴らしいところは、誰もあなたからそれを奪うことができないことだ」というアメリカのブルーズマンB.B.キングの言葉を載せています。社員はそれぞれ年齢も仕事の経験も異なりますが、「自発的に自分で動ける人財になって欲しい」と思っています。必要であれば自ら学び、学べば学ぶだけ活かしていけばいい、このことを社員には実践していって欲しいと思っています。

編集後記

今回の大川様と草間様へのインタビューを通じて、人財育成の現場の大変さ、そして無理に人を動かすのではなく、みんなで取り組む、そして自身が変化していくことで周囲の人の変化を促していく現場での人財育成の姿を見ることができました。KaWaLでは自育教育を目標に作っており、自ら学び続けるにはどのようなコンテンツがいいのかを考えております。これからも多くの方に学んでいただけるよう日々工夫していきたいと思います。大川様、草間様、インタビューへのご協力をありがとうございました。

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