
大規模なシステム開発プロジェクトは「残業やPMの力技でなんとかするもの」と思っていませんか?
小規模なプロジェクトのPMのうちは、マネジメントの機能がそこまで確立できていなくても、いざとなれば残業やPMの頑張りでリカバリー可能、とある意味「力技」で何とかなってしまいがちです。 特に、ある程度技術を身に付けてきた人であるほど
「最後は自分が手を動かして」何とかしてきた
という人も少なくないのではないでしょうか
しかし、プロジェクトの大規模化とともに力技ではどうにもならなくなり、計画とのズレの大きさ・量が制御不可能になります
PMがプロジェクトが計画から逸脱していく予兆に早期に気付き、先回りして対応策を打っていけたら…
エンジニアとしての成長には技術面での育成が第一におかれがちですが、年次・役職が上がり業務範囲が拡大するにつれ技術のみでは十分とはいえず
各ステークホルダーとの折衝やメンバーのマネジメントといったヒューマンスキル面での成長
も不可欠と考えます
プロジェクトの実行段階においては、プロジェクトの状況を管理・把握し問題への対策を講じることのできるPMが、会社にとって頼もしい存在になるのではないでしょうか

プロジェクトを成功に導くPMになる

大規模プロジェクトのPMに求められることについて
プロジェクトが計画から逸脱していく予兆に早期に気付くための仕組みを作り、必要な行動を実践する
様々な調整事項をタイムリーに前進させるための広範かつ深いスキル習得に常に精進している
という視点から学習します
【コース概要】
- システム構築プロジェクトにおける実行管理の基礎を学習します
- ある架空のプロジェクトで生じるストーリーを題材に、実行管理において気をつけるべきポイント、押さえるべきポイント等を、グループでのディスカッションを通じて学習します
- プロジェクトを取り囲む各種ステークホルダーとの調整やコミュニケーションを図るための基礎的なスキルを学習します
【学習のゴール】
- プロジェクトが計画から逸脱していく予兆に早期に気付くための管理方法、先回りして対応策を打っていくためのポイントや行動を理解する
- 実行管理のために着目する観点だけでなく、実際の調整事項を推進するためのスキルの必要性を理解する
- 今後PMとして活躍するためのヒントを獲得する
研修の流れ【時間割】

ステークホルダーとのコミュニケーションを通じて、計画と実績の差異を把握し(Check)、対応する(Action)PMになる
- 本研修では、ある架空のプロジェクトで生じるシナリオ(失敗ケース)を題材に、実行管理において気をつけるべきポイント、押さえるべきポイント等をグループでのディスカッションを通じて学習します
- 自分やグループメンバーが思いつく観点や回避/対応策を検討した上で、それ以外の方法や、セオリーの裏にある考え方を深めていきます
受講者アンケート (弊社実施の無記名アンケートより抜粋)

大規模プロジェクトの成功に必要な「PMの実行力」を理解できた
- PMの仕事は「意思決定」であり、そのために「情報を仕入れる(極力一次情報をつかみにいく)」のが一番重要な仕事だと理解した
- PMとしての価値ある仕事の内容と「よいPM」「ダメなPM」の違いがはっきりと見えた
- 隠れたステークホルダーの存在の重要性を再認識した。顧客とゴールを共有できると、交渉はスムーズに進む
- チーム内マネジメントに関して、「方針なく任せる」のも「心配して介入する」のも、メンバーとの信頼関係を損ねることに繋がる、という気付きを得られた。自身のチーム管理について再考するきっかけになりました
※記載した内容は、あくまで受講者独自のコメント/意見であり効果を保証するものではありません。
PMに求められるのは、プロジェクト実行そのものではなく、“Check” “Action”
特に、PM経験の浅い人がプロジェクトがマネジメントのスキルを学ぶことは、なかなか難しいものです。PMBOKを隅から隅まで「知識として」理解しても、身に付いたと言い難いからです
また、個別プロジェクト事情も含めた経験や工夫の共有は有効ですが、プロジェクトマネジメント経験者と未経験者とをうまく組み合わせて学習する機会をもつことも困難ではないでしょうか
本研修を受講することで、一定の複雑度を伴った臨場感のある架空のシナリオを用いて、プロジェクトの状況を管理・把握し問題への対策を講じる、「Check」や「Action」のプロセスにおけるPMの振舞いについて学習し、PMとして活躍するためのヒントを獲得します
現場でPMとしてのヒューマンスキルを発揮し、プロジェクトを成功に導いてくれるものと思っております