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1.アウトドア研修とは

アウトドア研修とは、屋外で実施する研修です。オフィスやリモートワーク空間の“日常”から離れた自然の中で研修をすることで、受講者のモチベーション向上に寄与するほか、日常では得難い“気づき”や“マインド”を獲得し、チームの再構築に寄与します。

問われる“チームのあり方”とアウトドア研修

価値観が多様化し、効率重視で余白のないコミュニケーションが主流となる中で、昨今のリモートワークの普及が作用し、益々社員同士の関わりが薄れ、チームの関係性が揺らぎはじめています。チームと仕事のあり方が問われる時代において、注目されているのがアウトドア研修です。

こちらの記事では、アウトドア研修がチームビルディングにもたらすメリットなどを中心にご紹介します。

2.アウトドア研修のメリット・デメリット

アウトドア研修のメリット

アウトドア研修のメリットは多岐に渡ります。株式会社スノーピークビジネスソリューションズと慶應義塾大学大学院の前野教授らが実施した、アウトドア会議に関する研究結果と共にご紹介します。

*以下図1-5の出典:株式会社スノーピークビジネスソリューションズ プレスリリース https://snowpeak-bs.co.jp/news/detail/71

① モチベーションの向上

アウトドア研修の大きなメリットの1つは、 “モチベーション向上”です。モチベーションが向上することで、社員が前向きに研修に参加し、研修の場が活性化するだけでなく、知識やスキルの吸収効率の向上や新たな視点の獲得などが期待できます。

以下、図1、2の調査の通り、アウトドアで会議を行うことで、ワクワク感やリラックス効果が大幅に上昇しており、モチベーション向上への寄与が期待できることが分かります。

②主体性の向上

アウトドア研修では、テントやタープ設営に加えて食事の準備や後片付けなど、受講者の積極的な関わりを促す仕組みを盛り込むことができます。既に仕事に取り組む環境が整備されているオフィスとは異なる環境で、主体性を育むことが可能です。

③ 効果的なチームビルディング

非日常空間でチームメンバー同士が交流することで、効果的なチームビルディングを実現します。以下の調査では、“他の意見を素直に受け止められる”、“チームの一員だと感じる”、“参加者間の意見が活発に交わされる”などのいずれの項目でも、アウトドアにおいては非常に高い効果を示しています。

④ 創造性の向上・バイアスからの脱却

アウトドア研修には創造性を向上させるメリットもあります。ルールやマニュアルが通用しにくい変化に富んだ現代のビジネスシーンでは、現場の状況に応じて気転を利かせた対応や、競合を凌ぐアイディアを出すために「創造性」が不可欠です。

以下の調査では、アウトドアによって、“想像力の向上”、“物事の捉え方の変化”、“発想の広がり”、“偏見や先入観の排除”を自覚する割合が大幅に増えており、非日常空間であるアウトドア環境がもたらす効果が示されています。

引用元:株式会社スノーピークビジネスソリューションズ “慶應義塾大学大学院 前野隆司研究室との共同検証結果の発表”  https://www.snowpeak-bs.co.jp/news/detail/71

また上記の調査結果は、「日常」に蔓延るバイアスからの脱却により、従来の固定観念や慣習に捉われないことで、個々に眠る創造性が開放されていることも示しています。

アウトドア研修のデメリット

メリットに溢れるアウトドア研修ですが、いくつかのデメリットもあります。デメリットでもありますが、事前に留意点を把握することで、“対策”を講じることが可能となり、アウトドア研修をより効果的に実施することができます。

時間を要する

アウトドア研修は自然豊かな環境での実施が多く、オフィスのある都心からある程度離れた場所に移動する必要があります。また、宿泊を伴うケースも多いために、一定時間の拘束が生じます。
オフィスでの研修に比べて時間を要する点はデメリットといえ、実施前は参加に後ろ向きな社員が多いことも想定されます。

よって、プログラム実施前の段階で“アウトドア研修を実施する目的”や、“過去の参加者における参加前後の心境の変化”などを示すことが有効です。
遠方でのプログラムは移動に時間を要しますが、反面、接する時間が長いことより深いコミュニケーションが取れ、チームメンバーを知る機会が増えます。

天候に左右される

自然環境で実施するからこそ、天候に大きく左右されます。悪天候の程度によっては中止も想定しなければなりません。予定通り実施するケース、代替案に変更するケース、中止(延期)するケースなどを予め想定し、その意思決定プロセスも決めておくことをおすすめします。
一方で、雨天時こそメンバーと一致団結して進めることが求められる場面もあり、絆が深まり、記憶に残るプログラムになります。

ICT機器の使用環境確保が困難

アウトドア環境ではWi-Fiや電源を確保することは容易ではありません。アウトドア研修の場合は、敢えてインターネット環境やパソコンから離れるプログラムが多いのですが、これらが必要となる研修を企画する場合は注意が必要です。

電源やWi-Fi環境を整えているコテージなどを併設しているアウトドア会場を選択することも対策の1つです。

開催時期が限定される

自然の中で実施するアウトドア研修は、気温が著しく高い(または低い)時期である、真夏(または真冬)には向きません。暑さや寒さへの対策は可能ですが、アウトドアである以上、快適な環境を維持することは難しく、受講者の集中力低下にも繋がります。

特に夏は熱中症などの危険があるために、実施に際しては慎重な判断が必要です。

3.アウトドア研修の種類

アウトドア研修にはどのような種類があるのでしょうか。こちらでは、受講者層別の研修をいくつかご紹介します。

チームビルディング研修

チーム(課や部など)で参加する研修です。既述した通り、リモートワークの浸透によりチームが難しい状況に立たされる中で、チームのあり方やメンバーとの関係性を見つめ直し、理想のチームに変えていくことを目指します。

トップダウン式に強制力を伴って組織改革をするのではなく、アウトドア研修を通じて受講者の内発的な動機を形成することで、スピーディーでかつ確実な組織改革の実現につながります。

新入社員研修・内定者研修

内定者や新入社員は、学生からの大きな転換期にあたり悩みが尽きない時期です。そのような不安定になりやすいフェーズにおいて“同期の繋がり”は非常に重要であり、共通の悩みを共有したり、励まし合える貴重な存在となります。

特にコロナ禍においてリアルな繋がりを持ちにくい現在は、アウトドア研修による共同作業や焚き火を囲んだコミュニケーションなどのコンテンツは重宝され、多くの企業から幅広い支持を受けています。

リーダー・マネジメント研修

リーダーやマネジメント層においては、個々のコーチングスキルやマネジメントスキルの向上も重要ですが、横の繋がりの強化も組織力強化には不可欠です。

様々な部署が連携してスピーディーにプロジェクトを回しながら改善を加えていくスタイル(アジャイル組織等)が一般的になった今、各部署の上司によってプロジェクトへのスタンスやルール、評価手法が著しく異なることで、プロジェクト進行の足枷になります。

現場が働きやすい環境を整えることがマネジメント領域で重要なウエイトを占める昨今では、本音よりも建前が多くなってしまう管理職だからこそ、アウトドア研修で心理的安全性を確保した交流が求められています。

新組織・プロジェクト研修

変化に富んだ市場に対応するために、新しい組織を立ち上げて新規プロジェクトに挑む企業も多いのではないでしょうか。また既述した通り、様々な部署から選出された社員でチームを組織して、プロジェクト単位で活動するケースも多くなりました。

お互いの人となりや長所・短所を把握できない状態でスタートすることで、チームとして機能しないケースが散見されます。よって、アウトドア研修は新組織やプロジェクトチームの関係性強化にも適しています。

4.アウトドア研修を成功させるためのポイント

ここまでアウトドア研修のメリットやその種類をご紹介しましたが、アウトドア研修のメリットを得るためには、ただアウトドア研修を行えば良いわけではありません。“なんとなく楽しかった”ではなく、研修に“気づき”を生み、それを“定着”させる要素を含めることが重要です。

例えば、研修の最中に気づきを共有する時間を設けて、アウトドア研修の受講者の体験・経験を受講者の中に定着させることは不可欠ですし、アウトドア研修のメリットであるスキル、能力、スタンスや気づきを獲得できるプログラムを設計することもポイントです。

5.こんなお悩みがある組織にはアウトドア研修がおすすめ

「アウトドア研修のメリットやポイントは理解したけれど、実際に自社に必要か判断がつかない」という方もいらっしゃると思います。そこで、悩みや課題感をベースに、アウトドア研修が効果的な事例をいくつかご紹介します。

リモートワークでチームの関係の希薄化が気掛かり

リモートワークにより、チームメンバー同士の直接的なコミュニケーションが減り、お互いに見えない、関われない状況による関係の希薄化が気になっている組織には、アウトドア研修によるチームビルディングが効果的です。

多様化する価値観を実感している

多様化する仕事や社員の価値観をチーム内で互いに受け入れる必要性を感じている組織にもアウトドア研修は効果的です。先にご紹介した調査結果からも他人の意見を受容し、多様にモノゴトを捉えられるアウトドア環境は、相互受容の場として最適です。

効率性重視による信頼関係の揺らぎを感じる

効率性が重視されるビジネスシーンで、余白のないコミュニケーションが当たり前になることで、チームメンバー同士の関係性が希薄化し、信頼関係がゆらいでいる組織を改善したい企業にも、アウトドア研修はおすすめです。

市場や働き方の変化に課題を感じている

変化が著しい市場では、慣例や前例踏襲に基づく意思決定だけでなく、社員それぞれが自ら思考し、行動する必要性が高まります。オフィスの中やリモートワーク環境の中では、思考が狭くなりやすいため、自然の中で議論し、思考を発散させて、より創造的なアクションを策定していくにはおすすめです。

上記のような課題を前に、主体性や自己管理能力の伸長を求めている企業には、アウトドア研修は強い適性を有します。

6.まとめ

この記事では、アウトドア研修のメリットを中心に、その種類やアウトドア研修が最適なシーンなどをご紹介しました。

繰り返しになりますが、ただアウトドア研修を行えばいいわけでなく、そこでの“気づき”を促したり、定着させる仕掛けが重要となります。そこで “人と組織に「学び」をインストールする”ノウハウを持つ株式会社チェンジと、ビジネスシーンにアウトドアを取り入れ組織活性化を支援する株式会社スノーピークビジネスソリューションズは、共同でチームのあり方を再構築するアウトドア研修プログラム、RE(アールイー)を開発・リリースしました。

このREは仕事とチームのあり方について、
・見つめ直す(RE-consider)
・考え直す(RE-think)
・つなぎ直す(RE-connect)

ことを通じて、チームで仕事をする本質を学びます。目的に合わせたコンテンツに加え、“気づきの共有”などの時間も設けて、受講者の“気づき”“その定着”に重きを置いたプログラムを展開しています。

REの詳細やアウトドア研修に関するご相談は、お気軽に株式会社チェンジまでお問い合わせください。

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