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オンボーディングとは

この記事は、「リモートワーク下で中途社員がすぐに現場に馴染めてない」や「リモートワーク下でのオンボーディングプログラムはどうしよう」などについて、お悩みの人事担当者向けの記事となります。

オンボーディングとは、新入社員や中途採用者のメンバーが早期に活躍するために、組織で入社後の立ち上がりをサポートするプログラムのことを指します。

入社後の迎え入れから個々の業務で必要な知識や技術を学ぶ場を提供し、メンバーとの交流をはかり、会社やチームになじめるようにサポートする一連のプログラムを用意し、実行します。

新入社員、中途採用者といった新しく組織の一員になったメンバーを定着化、戦力化するために、入社後の短期的な研修だけでなく、継続的にサポートするプログラムが理想的です。

リモートワーク環境下のオンボーディングでの課題

半ば強制的なリモートワークを受け、人事担当者の方からリモートワーク環境下のオンボーディングについて相談いただくケースが増えてきました。

これまで日本では、新入社員を迎え入れる新入社員研修を組んで手厚く育成する素地ができていますが、中途社員向けの研修は、即戦力採用を前提としていることもあり、あまり実施されてこなかったのが実際です。しかし、それは対面で協働することが前提でもありました。リモートワークにより、観察し合うことが出来ず、双方の育つ・育てるという意識が希薄化し、結果として中途社員が思うように活躍出来ていないことが散見されてきたことが背景でしょう。

具体的には、中途社員は従来入社後にオリエンテーションを受けて、現場に入っていくという流れが多かったですが、リモートワーク環境下では、物理的に離れていることでチームメンバーの動きやコミュニケーションが見えないことで業務を覚えづらく、また、メンバーとの関係性が深くないことから不明点を気軽に聞けず、必要な情報を得づらくなっていると言えるでしょう。

中途社員向けのオンボーディングプログラムで意識すべきこと

中途社員向けには離れている環境だからこそ、今までよりも丁寧にオンボーディングプログラムを用意する必要があります。今までOJTで現場に頼って負荷をかけていた部分を2つの面で整備する必要があります。

1.社内情報のアクセス先

まず初めに中途社員が困ることは、どこにアクセスすれば必要な情報を得られるのかをわからないということです。社内情報が整理されていなかったり、属人化してしまっていたりすると、情報を探し回るだけで時間を費やしてしまします。「そのぐらい自分で調べてよっ!」といった現場の声が聞き漏れてきますが、当事者からすると「調べる先さえわからなければ調べようがないよっ!!」と言いたくもなります。

2.業務遂行に最低限必要な業務スキルの学習機会・素材

入社3カ月後にどのような状態になっていてもらいたいかをイメージし、そのあるべき姿に到達するための能力(知識・技能・姿勢)を要素分解します。その要素を学習できる研修やワークショップ、e-Learningといった学習の機会と素材を提供し、現場配属後の最初のステップを力強く踏んでもらうことをサポートしなければなりません。それによって当事者も現場受け入れ側もとっても安心感が高まるものです。

チームメンバーの仕事を進める上での特性を知ろう

チーム内のメンバーに自分がどのタイプのコミュニケーションを好むのか、仕事を進める上で何を重視するのか伝えて把握してもらいましょう。

特にリモートワークが増えた今日、チャットツールを使ったコミュニケーションも多いかと思います。チャットは大変便利ですが、文字表現だけなのでどこか冷たさや誤解を生んでしまうこともありますよね。

だからこそ、共に働く人同士がどういったコミュニケーションを好むのか、仕事の進め方の特性があるのかをすり合わせて、状況に応じて使い分けることが大切ですね。

特性を把握したリモートワークコミュニケーション

先程のコミュニケーション特性とタスク特性の軸で大まかに4つのタイプに分類できると思います。それぞれのタイプがリモートワークで陥りがちな状況を踏まえて、協働していくことでリモートワークでも高い成果を出すことが出来ると思います。

まとめ

中途社員向けのオンボーディングでは、最低限必要な能力を学ぶ機会と素材、社内情報の整備の2つの面からプログラムを用意することで早期の現場活躍をサポートできます。

現場配属後は、管理職、メンバー一丸となって新しいメンバーを迎え入れ、お互いのコミュニケーション特性やタスク特性を把握し、相互理解を深めながら協働していくことが大切ですね。

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