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番外コラム第4弾:対上司編『上司をマネジメント』
第3回 〜部下力を考える |
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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番外コラム第4弾:対上司編
『上司をマネジメント』
第3回 〜部下力を考える
会社に上司は付きものです。
再現性のある上司マネジメントスキルを身に付けましょう。
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読者の皆さま
こんにちは。株式会社チェンジの伊藤です。
そろそろ5月も終わりになり、日による気温の上下も激しくなって
きていますね。皆様、体調にはお気をつけください。
さて、本日は『上司をマネジメント』の第3回目です。
先週号では上司の【機能】に着目してお話を展開してまいりました。
皆さんは日頃、どれくらい上司の機能を活用していますでしょうか?
これらの機能をうまく使ってビジネス上のパフォーマンスを高める
ことが上司マネジメントの狙いですが、ではどうすれば有効活用
できるのでしょうか。
上司も1人の人間であり、その特性を正しく理解して人間関係を
築くことが重要です。皆さんそれぞれの上司を理解し、いかに
機能分担の形を取れるかが鍵となります。
今週は上司理解の前段として、「部下力」のあり方について
考えてみましょう。
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◆◆◆部下力ってなんだ?◆◆◆
部下力という言葉、近年、聞かれるようになってきました。
一律の定義があるものではありませんが、今回は「どのような上司
が相手でもビジネス上の成果を発揮する部下としての力」と捉えて
みましょう。
多少、意訳が入りますが部下力の反対を「上司力」と捉えると、
マネジメント力やリーダーシップと言い換えることができるでしょう。
逆に部下力を表す考え方として「フォロワーシップ」と呼ばれるもの
があります。
アメリカの経営学者ロバート・ケリーが著書「指導力革命」の中で
提唱した「フォロワーシップモデル」という考え方を紹介したいと
思います。
ケリーは著書の中で多くのリーダーの分析結果として、必ずしも
強力なリーダーの存在が組織の成功を決めるのではなく、多くの
リーダーが優秀なフォロワーによって支えられると定義しており、
望まれるフォロワーの型として同モデルを提唱しています。
◆◆◆フォロワーシップモデル(Byロバートケリー)◆◆◆
組織においてリーダーを支え成果に貢献するフォロワーに求められる
資質/動作として、【上司の指示への積極的な関与】と【指示に対する
独自の批判的な視点】の2点を挙げています。
つまりリーダー/上司の指示に対して、積極的に絡みながらも
鵜呑みにすることなく独自の視点で物申す部下がフォロワーとして
模範的であるというメッセージです。
ケリーは指導力革命の中で、上記の模範的フォロワー以外に4つの類型
を整理しています。皆さんは(感覚的に)どこにあてはまりますか?
(*:内容は原典を参考に私なりの解釈を加えております)
1.積極的関与:高×批判的視点:低 ⇒ 順応型フォロワー
・良きチームメンバーとしてパフォーマンスを発揮するタイプ
・リーダーの指示に対してきっちり絡み成果を出すが、逆に
指示の内容如何に関わらず素直に取組すぎる嫌いもある
⇒重要な戦力である反面、上司によってパフォーマンスが左右
される面もある
2.積極的関与:低×批判的視点:高 ⇒ 孤立的フォロワー
・ややもするとチームから孤立しがちなタイプ
・リーダーの指示を独自の視点で捉えなおすが、積極的に
コミットする姿勢に欠けるため「一匹狼」な印象を持たれる
⇒環境がハマれば大きな成果を発揮するが、上司との噛み合わせが
悪いとチームワークに仇なすケースも発生する
3.積極的関与:低×批判的視点:低 ⇒ 消極的フォロワー
・上司からすると手応えのないタイプ
・指示されたことには特に異論無く臨むものの、自分から積極的
に指示に対して働きかけることもなく粛々とこなすイメージ
⇒上司からすると「暖簾に腕押し」感があり、機能を補完する
までには至りにくい(本来的に能力があっても上司からそう
映らないケースが多い)
4.積極的関与:中×批判的視点:中 ⇒ 実務型フォロワー
・誰とでもある程度うまくやれる実務的な能力に長けたタイプ
・(おそらく)最も母数が多いタイプであり、仕事のテーマ/
内容に応じてスタンスを調整しつつ、多少違和感のある場合
でも「仕事だから」と無難にこなすイメージ
⇒上司からするとこの層のメンバーが多いほど、全体のパフォー
マンスの計算が立つ。一方で、風向きが変わった際に、リーダー
を支えて仕事を前進させるだけのパワーは期待しづらい。
(やや後ろ向きな書き口の部分もありますが、モデルの趣旨をお伝え
するため極端に記述している部分もあります、ご容赦ください。)
◆◆◆模範的なフォロワーを改めて考える◆◆◆
と、ここまでモデルの紹介をしてきました。
論点自体の抽象度が高く、この場で計測できるわけではありませんが、
イメージだけでもご理解いただけると嬉しいです。
フォロワーシップモデル以前の組織論の中核を占めていたのは、
リーダーシップ論でした。どのようなリーダーが組織を成功に導く
のか?といったテーマであり、強いリーダー育成が企業のテーマでも
ありました。
フォロワーシップの議論は1980年代以降のアメリカで活発化し、
日本でもこの10年ほど話題として耳にするようになってきました。
同時にコーチング(部下の意向/考えを引き出すため、上司から
提案と依頼を行うマネジメントスタイル)の考え方も普及が進んで
います。
話がやや堅くなってしまいましたが、フォロワーシップしかり
コーチングしかり、上が引っ張るスタイル一辺倒ではなく、
部下の力を最大限引き出して組織の成果につなげるスタイルが
注目されていると言えるでしょう。
では模範的なフォロワーを改めて考えて見ましょう。
【積極的に絡みながらも、鵜呑みにすることなく独自の視点で物申す】
これはどうすれば実現できるのでしょうか?
資質の面も大きいとは思いますが、一方で、上司とのそもそもの
関係構築の観点でも考えるべき点は多くあるように思えます。
つまり、上司をどれほど理解できているか?、また日頃からいかに
上司との間で機能補完しているかによって、【積極性】×
【独自の批判的視点】の発揮の仕方が変わると考えられます。
上司を理解する観点については次週、触れていきたいと思います。
◆◆◆部下であり、また上司である◆◆◆
多くの方は部下でありつつ、同時に上司でもあるケースが多いでしょう。
自身を上司として考えたときに、どうすれば部下がより自身に惹きつけ
られ、パフォーマンスを発揮してくれるか?
この問いを考える上で、フォロワーシップモデルが一助となります。
上司からの指示をそのまま部下に丸投げする上司に皆さんは
ついていきたいと思いますか?上司の指示に積極的×批判的に関わった
上で、自らの部下へ棚卸する上司の方が、部下からの信頼は得られやすい
ものです。
では、来週はここまでの2週でみてきた【上司の機能】、【フォロワー
シップモデル】の前提となる考え方として、上司理解のポイントを
押さえていきましょう。
それではまた来週お会いしましょう。
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