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番外コラム第3弾:提案書編『ストーリーで捉える提案書』
第4回 〜解決策と実現イメージはセットで示す
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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番外コラム第3弾:提案書編 
『ストーリーで捉える提案書』
 第4回 〜解決策と実現イメージはセットで示す

 書く人も!読む人も!決める人も!
 ストーリーを意識して提案書に臨んでみましょう

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読者の皆さま

こんにちは。株式会社チェンジの伊藤です。

「ストーリーで捉える提案書」第4回の今週は「提供する解決策」
と「実現イメージ」パートを中心に進めていきましょう。

他社や他のメンバーとの最大の違いを見せられるポイントであり、
結果として「何をやるのか?(何でお金をもらうのか)」を明確に
整理していきましょう。


◆◆◆解決策・実現イメージって何だ?◆◆◆

一言で当パートを言い表すと「提供する商品/サービスの説明」に
あたります。これまでに整理した顧客の課題に対する解として、
自社や自部門の考える対策を示す局面ですね。

導入から課題の整理にいたるまでの間に、読み手を「おっ、これは
一味違うな」と思わせ、「では何をすればいいのか?」との問いを
頭に喚起させた状態で示すことで効果が最大化されると
とらえましょう。

このパートで語られる内容は大きく分けると2つです。
 1.顧客の課題に対する解決策
 2.解決策を導入した場合に顧客にもたらされる変化

例えば何らかのシステム提案において同一顧客に対して、複数の
会社から類似の提案が行われるケースがあります。顧客の課題に
対して、それぞれの提案する商材(商品/サービス)が似通ったものに
なるのは不可避な場合も多く、いかに差別化するかが鍵となります。

特に顧客から要求内容が詳しく提示されているケースであればある
ほど、提案内容が似通ったものになり、結果的に他社との違いを価格に
よって訴求せざるを得ないケースも増えてくることでしょう。

提案書前半の「背景/現状認識」・「課題認識」からの流れを活用し、
他社(自社内の企画提案であれば他のメンバーや他部門)とは
一味違う内容に仕上げていきましょう。


◆◆◆小説で言えば「犯人は君だ!」◆◆◆

今回も小説に当てはめてみましょう。
推理小説で言うと、謎が全て明らかになった後、参加者の最大の
関心事であるテーマ「犯人は誰?」に対する答えが示される部分で
しょうか。

複数の謎が絡み合う中、ひとつひとつの謎に対する説明を詳細に
紐解いていく前に、犯人が特定されます。
実際の小説では、まず事件の鍵を握る証拠を個々に整理した上で、
最後に犯人を特定するケースの方が多いかもしれませんが、提案書では
やはり結論を先に押し出しましょう。

「犯人」と例えてしまっては聞こえが悪いかもしれませんが、提案書に
おける解決策は物語における主人公の位置づけを成すものです。
「提供する解決策」と「実現イメージ」のパートで犯人を華麗に特定
しましょう。


◆◆◆こんな解決策・実現イメージはちょっと・・・◆◆◆

解決策・実現イメージが書いてありさえすれば相手に伝わるわけでは
ありません。今週もよく見かけるNG例を紐解いてみましょう。

 □パンフレットそのままの内容
  ・課題認識のパートと同様、一般的な内容にとどまっているものや、
   相手ならではのメッセージがない解決策では響きません
  ・パンフレットをただ提示するのではなく、これまでに整理した
   背景/課題と対応が取れている内容であってはじめて提案書の
   物語につながりがうまれます

 □総花的で優先順位が不明
  ・「とりあえず提案できるものは全部書いておこう」とやたら
   提案材料を増やしてしまうのはいただけません
  ・課題に優先順位がある以上、解決策の優先順位も明確化
   して相手に判断してもらいやすくすることがポイントです

 □専門用語がどっさりで理解不能
  ・実現イメージの図解の中が専門用語だらけで、相手が思考
   停止してしまうものも困ります
  ・提案書をはじめとするビジネス文書は読み手の視点に合わせる
   ことがポイントです
  ・「なんだか難しいねぇ」と言われては意思決定は進みません
   相手の興味は「自分たちの仕事がどのように変わるか?」に
   あります


今回もNGポイントを見てきましたが、簡単なようで落とし穴が多い
のがこのパートの特徴ですね。

提案の物語の中で、読み手にいかに「お!これはイケそうだ!」と
思わせるかを軸に考えて書いていきましょう。


◆◆◆BeforeとAfterで差を見せる◆◆◆

何らかのサービス/商品を顧客(自社)に提供することは、顧客の
現状に変化をもたらすことに他なりません。

料理をしている最中、味が薄いと感じたら塩胡椒を加えるように、
顧客の現状に足りないものや問題のある箇所を、より良い状態に
変えるための提案を行うわけですから、Before(現状)とAfter
(提案採用後)を示すことが鍵を握ります。

塩胡椒であれば味も加減もすぐにピンときますが、新たなテーマの
提案はまず相手に理解してもらうことがスタートです。
「自分達は理解していることが必ずしも相手も同様に理解している
わけではない」と捉えて臨みましょう。

具体的にはそれまでの調査からBeforeを整理し、提案材料により
どこがどのように変化するかをAfterとして整理することが期待値
です。

特にこのパートでは、隅から隅まで読み手が理解できる、また
興味を持てる内容で物語を展開しましょう。
 

◆◆◆来週は期待効果・実行計画のパート◆◆◆

今週は解決策・実現イメージのパートを確認してきました。
ここまでくれば、後はもう一息です。
提案した解決策が採用される結果、どのように顧客(相手)に変化が
もたらされていくか、またどのように進めていくのかを整理し、
意思決定につなげましょう。

それでは、来週またお会いしましょう。


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番外コラム第3弾:提案書編
『ストーリーで捉える提案書』<第4回>

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