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番外コラム第2弾:議事録編『たかが議事録、されど議事録』
第6回 〜議事録担当者は、ファシリテーター?(2/2) |
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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番外コラム第2弾:議事録編
『たかが議事録、されど議事録』
第6回:議事録担当者は、ファシリテーター?(2/2)
議事録は文書作成スキルの登竜門。書く方も、指導する方も
春に新入社員が配属されてくる前に、もう一度見直しを!
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読者の皆さま
こんばんは。株式会社チェンジの石原です。
全5回の予定で番外編第2弾としてお贈りしてきました「議事録編」、
今号は6号目ということで、おまけです。
第5号では、議事録作成スキルの延長線上には、会議を効果的に運用
するファシリテーターとしてのスキルがある、というトピックを
お贈りしました。
今号は引き続きこのテーマでお贈りしたいと思います。
議事録編は、これにて(本当に)最終回です。
それでは第6回の始まりです。
※次回『議事録の書き方講座(個人向け・公開)』はこちら
************************************************************
知識だけでなく、実際に議事録をその場で作成し、コーチ陣による
添削を受ける実践研修で、皆様の“カワル”をサポートします。
(満員御礼が続いておりますので、お早めにお申込みください。)
◆開催日:2008/3/1(土)10:00-18:30(渋谷にて開催)◆
詳しくはホームページまで
http://www.change-jp.com/learning/giji_cam01.html
************************************************************
◆◆◆ 前号の復習 ◆◆◆
前号の流れを思い出しておきましょう。
議事録作成を極めていくと、会議の流れが手に取るように分かる
ようになってきます。そこで、会議の流れを「読む」だけでなく
自ら流れを作ってしまう立場になって行きましょう、というのが
前号の主旨でした。
会議の流れを作り、生産的な会議運営を行うスキルを「ファシリ
テーション」のスキルとしてご紹介しました。
ファシリテーションを行う人を「ファシリテーター」と呼びますが、
議事録担当者は、会議中の発言を通して、ファシリテーター的な
振舞いをすることができます。
議事録編の第1号から第4号で使った会話例を素材に、
「もし議事録担当者が積極的に発言をすると?」
という形で、会話例を再編集して違いをご覧頂いていました。
※前号のバックナンバーはこちら
http://www.change-jp.com/vision/mm/mm_5-3-5.html
前号で、会話例1と2の再編集をご覧頂いていますので、今号では
同じように会話例3と4の再編集で違いを見ていきましょう。
◆◆◆ 会話例3(再掲・再編集) ◆◆◆
※再編集前の会話例(バックナンバー)と対比させてお読み頂くと
より分かりやすくお勧めです。
⇒会話例3 掲載バックナンバー(2008.1.28 配信)
http://www.change-jp.com/vision/mm/mm_5-3-3.html
(とある企画案を承認してもらう会議。プレゼンで企画案説明後、
案を取りまとめたB課長と、責任者のC部長との会話・・)
C部長:ご苦労さん。短時間でよくまとめてくれたと思うし、基本的
には悪くないと思うのだが、この企画だと、予算がだいぶ
当初想定より超過するようだが?
B課長:はい。これまでの検討の過程で、今回対象とする範囲が広がり
ましたので、この点はやむを得ないと考えています。
C部長:そうか。とはいっても「じゃあどうぞ」ってわけにはいかない
からな・・。この金額になると、私も上に話を通さなければ
ならんし。
B課長:そうですね。是非宜しくお願いします。
C部長:うーん・・。やむを得んか・・。
議事担:内容的にOKであっても、役員陣の承認を頂くとなると、大分
時間掛かりそうですか?
C部長:そうだな、一筋縄にはいかんだろうな。
議事担:大体でもいいのでスケジュール感が分かると嬉しいのですが。
C部長:うーん、ちょっと調整してみないと分からんな。
あ、そうそう、そもそもその点はね、サービス開始時期を
前倒しできないかって、役員から突っ込まれててね。
それと併せての調整になるな。
ところで、前倒しは、無理?
B課長:対象範囲を今のままで想定すると難しいですね。一部分を先行
してサービス開始して、残りは後にする2段階方式を考えれば
可能性はなくもないですが・・。
C部長:そうか、それでも構わないので是非一度検討してくれ。
B課長:分かりました。では、2段階方式で前倒しする部分を修正した
案を、次回の会議でお持ちします。
C部長:宜しく頼む。ではこれで。ご苦労さん。
議事担:あ、役員承認の時期、調整状況が見えたら、ご連絡、宜しく
お願いしますね。
C部長:分かったよ。
★ 解説 ★
・流れの中で、会議の目的である「企画案の承認」が、少なくとも
内容の面では成されていることを確認してしまっています。
・加えて、時期を確認する名目で、C部長が役員承認に向けて調整を
進めることが明確になっています。
・更に会議終了時の念押しによって、宿題事項としての認識が参加者
の間に確立されています。
◆◆◆ 会話例4(再掲・再編集) ◆◆◆
※再編集前の会話例(バックナンバー)と対比させてお読み頂くと
より分かりやすくお勧めです。
⇒会話例4 掲載バックナンバー(2008.2.4 配信)
http://www.change-jp.com/vision/mm/mm_5-3-4.html
(新しくできた法律への対応で、現行業務の整理・文書化が必要
になり、対応主管部署を決めようとしている打合せで・・)
参加者:法務部担当者、営業部担当者、経理部担当者の3人
法務:今回の法律対応は営業現場の事情をよく分かっている部署で
ないと対応できないため、営業部での対応を求めたい。
が、一方で決算のプロセスと密接不可分なため、場合によって
は経理部の方が適切かもしれない。両部の意見を聞きたい。
営業:営業現場はそんなことをしている程暇ではない。売上予算が
達成できなくてもいいのか?
経理:経理だって暇というわけではない。決算月等は許容範囲
ぎりぎりまで残業しており、これ以上の負担は困難だ。
営業:そもそもこれは現場で作成する話なのか?
法務で作れないのか?
法務:現場の実態を表現する文書のため、法務では作成できない。
議事担:【心の声:これは部署間の押し付け合いの構図だな・・】
営業:仮に営業現場で作成するとしても、各担当に割り振って作成
することになり、記載内容がバラバラになってしまう。
それらを取りまとめて擦り合わせる役割を担うのに相応しい
担当が営業部にはいない。
法務:確かに、一旦ベースとなる叩き台を作成するアプローチが
必要かもしれないな。
議事担:【心の声:なるほど。作業の進め方の共有が必要だな】
営業:決算との関連を軸に整理すれば、一本共通のベースができる
のではないか。
経理:そんなことをいわれても困る。
法務でベースを作ればいいのでは?
法務:決算の実務を詳細に理解していないので難しいだろう。
議事担:作成担当の部署をどこにするかはともかく、一旦ベースの
叩き台を作るアプローチが、全体効率を考えると最適、
というのは間違いないですか?
法務:まあ、それは間違いないだろうね。
議事担:ちなみに本件、期限と、掛かる手間の見積もりはどの程度
でしょうか?
法務:今決算期中なので、猶予は1ヵ月半程度しかない。
ベースの叩き台を作るなら、1人で付きっ切りでやれたとして、
文書化に1週間、現場視点での検証で10人程度に2-3時間ずつ
付き合ってもらうくらいだろう。
議事担:法律対応なので、対応しないという選択肢はないですよね?
法務:もちろんだ。
議事担:では、待ったなしということですね。
作業は大きく、叩き台作りと、現場視点での確認の2点と
いうことになります。それぞれ一定の手間が掛かるので、
各部署で分担しませんか。どれをどの部署が担当するのが
最適でしょうか?
営業:ベースがあれば、それに対する現場のズレをフィードバック
することはできる。現場へのヒアリングの調整は私がやって
も構わない。
法務:ベース部分は、やはり決算業務との関連があるので、経理に
やってもらうのが効率的ではないか?
経理:まあ、少なくとも営業でやるよりはそうかもしれんな・・。
議事担:では、現場視点での確認は営業部にて取りまとめることを
前提に、ベースは経理部にて作成頂くということで、宜しい
ですね?
営業:やむを得んな。まあ、各自協力してやるってことで、頑張り
ましょうかね。
★ 解説 ★
・部署間の押し付け合いの構図と見るや、「どの部署が担当するか」
の議論から「全体最適な進め方」の議論を切り離して、まず一旦
合意を取り付けています。
・どのくらいの手間が掛かるのか分からない疑心暗鬼な状態から、
期限と手間を確認して現実問題として対応可能かどうかの判断が
できる状態を作っています。
・更に、法律対応で「誰も対応しない」という選択肢は選択不可
であることを確認して、誰かがやらなければならない現実を直視
させています。
・作業を2つの塊に分解し、それぞれの部署が双方に負担をする形で、
かつ「どちらが最適か?」と選択してもらう形で意思決定/合意形成
に巻き込んでいます。
◆◆◆ まとめ ◆◆◆
いかがでしたでしょうか。
前号の会話例1から、今号の会話例4に至るまでで、徐々に議事録
担当者の"ファシリテーター"としての介入度合いは高まっていき
ました。
ですので、今現在議事録作成を担当している皆様であれば、徐々に
会議の中で発言を増やしていくイメージを持つのにお役立て頂ける
かと思います。
最後の会話例4では、だいぶ踏み込んだファシリテーターになって
いたと思います。さすがにここまでファシリテーター然として流れに
介入するのは、立場が伴わないとなかなか難しいかもしれません。
しかしながら、会議の流れを作るのは、何も会議の主催者やいわゆる
偉い人だけではありません。立場に応じて、それこそ会話例1の
ように、ちょっとした質問を挟むだけでも、議論の流れを作ることは
できます。
複数の人間でチームを組んで仕事をしている限り絶対になくならない
会議や打合せの類ですので、参加者各自が工夫をして、できる限り
効率的かつ生産的に過ごしていきたいものですよね。
それではこの辺で、議事録編を終わりたいと思います。
6回にわたりお付き合い頂き、ありがとうございました。
ご質問、ご感想、ご意見等、お待ちしております!
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来週は1週お休みを頂き、3月3日(月)から新シリーズを
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