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| <『ビジ・コレ』第17号〜滋賀県〜> |
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジ・コレ』第17号〜滋賀県〜
(ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!)
〜全国いろいろ”ご当地ビジネス”〜
ビジネスの「引出し」を増やしビジネスコミュニケーションの
「きっかけ」となる、コレだ!というネタをお届けします。
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読者の皆さま
こんにちは。株式会社チェンジの矢橋です。
先々週の「ビジ・コレ」で安倍内閣と遠藤農水相の話題を書き
ましたが、配信する頃には遠藤農水相の辞任が決まり、そして
先週には安倍総理自身の辞任が発表されました。
メルマガ配信に当たっては、どうしても事前にある程度の原稿を
用意せざるを得ないのですが、ここまで急な動きがあると、
さすがに追いつけません。
”政治と宗教とサッカーの話は、酒場でしてはいけない”と
イギリスでは言われていますが、メルマガにも適さないのかも
しれませんね。
さて、個人的な趣味の話で恐縮ですが、矢橋は最近自転車に
はまっています。いわゆるロードバイク、細いタイヤに
ドロップハンドルがついたタイプのものです。
自転車にはまったきっかけは、街歩きです。
都内のいろんなところを見て回るには、どんな交通手段が
いいのだろう、と考えた末に行き着いたのが自転車だった、
というわけです。
しかしながらロードバイクにはまってしまった今は、
街を見て回るよりも、走り回るほうに興味が傾きつつあるのが
実のところでもあります(笑)。
さすがに今年の夏は暑くてなかなか自転車に乗れませんでしたが、
だんだんと秋が近づいてくるにしたがって、自転車が気持ちよく
乗れる季節になってきます。
今度はどこに出かけようか、と計画するのも楽しくなります。
そんな自転車ですが、思い出に残るのは、今年のゴールデン・
ウィークに出かけた琵琶湖一周です。
一周といっても琵琶湖大橋以北の一周なので、正確には一周では
ありませんが、サイクリストには比較的ポピュラーな
「(ほとんど)一周コース」として知られています。
滋賀県には琵琶湖一周といわずとも、多くのサイクリングコース
があります。興味がある方はぜひ試してみてください。
しがサイクリングマップ:
http://info.biwako-visitors.jp/cycling/index.html
今回は、そんな琵琶湖のある滋賀県を「ビジ・コレ」します。
※※※※※※※※第16号:石川県のお詫びと訂正※※※※※※※※
前回配信の第16号:石川県で、誤った表記がございました。
ヤンキース松井選手の出身高校は、星陵高校ではなく、正しくは
星稜高校です。
お詫びして、訂正いたします。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◆◆◆交通の要所、滋賀県◆◆◆
滋賀県は岐阜県の西隣、京都の東隣で、ほぼ日本列島の真ん中に
あります。そのため、岐阜県とともに昔から交通の要所として
発展してきました。
東西の交通の要所であり、北陸への起点になっているのも特徴です。
現在でも、東海道本線におけるJR東海とJR西日本の分かれ目は
滋賀県の米原ですし、米原からは北陸本線が分岐しています。
滋賀県は北側で福井県に接しており、日本海もすぐそこですが、
海には面していません。岐阜県や群馬県と同様、海なし県です。
しかしながら、滋賀県の面積の1/6を占める日本一大きな湖、
琵琶湖の存在があります。
ウィンドサーフィンなどのマリンスポーツも盛んですから、
純粋な海なし県とはちょっと毛色が違うかもしれませんね。
◆◆◆近江商人◆◆◆
さて、滋賀県のビジネスといえば、まず思い浮かぶのが
「近江商人」です。
近江商人のルーツははっきりしていませんが、やはり交通の要所に
位置する滋賀県内で開かれていた「市座(いちば)」での商売だと
言われています。
船が使える琵琶湖の存在は、物流面では大きなプラスでした。
また、この地方には中国や韓国からやってきた計数に強い渡来人が
多く、そのため商売向きの人々が育った、という説もあります。
近江商人は天秤に商品を担いで売って回る「行商」が基本でした。
そして、行商した旅先で信頼を得るための
「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)の理念、商売
の知略を表現した
「天秤の駆け引き」(相手の出方で臨機応変に対応を変える)
といった考え方が近江商人の有名なポイントです。
伊藤忠商事や西武といった現代の企業も近江商人がルーツです。
現在でもこの「三方よし」の考え方は商売の上では非常に参考に
なりますね。
三方よし:
http://www.shigaplaza.or.jp/sanpou/ethos/ethos.html
「三方よし」については、チェンジの前シリーズのメルマガであった
『ビジ・チュ』でもコーポレート・ガバナンスと絡めて解説して
いますので、こちらもご覧ください。
http://www.change-jp.com/vision/mm/mm_3-3-3.html
◆◆◆宣教師ヴォーリズ◆◆◆
さて、近江商人は全国に行商に出かけていったわけですが、逆に
アメリカからやってきて、近江商人の町である近江八幡に
住みついたのが、近江兄弟社の創業者、ウィリアム・メレル・
ヴォーリズです。
ヴォーリズは1880年、米国カンザス州レブンワースの生まれです。
大学生のときは建築家を志しますが、22歳のとき、トロントで
行われた海外伝道学生奉仕団の世界大会に出席して感銘を受け、
伝道隊に志願します。
ヴォーリズは学生時代YMCA(Young Men's Christian Association)
の活動をしており、この大会で中国に伝道している宣教師の
スピーチに神の啓示を受けたような気持ちになった、と自身の
自叙伝に書かれています。
1905年(明治38年)、ヴォーリズは宣教師として、近江八幡に
到着します。滋賀県立八幡商業学校の英語の教師となりますが、
熱心すぎる宣教活動が周囲の仏教徒の反発を招き、わずか2年で
解雇されてしまいます。
当時ヴォーリズはまだ26歳。異国の地での生活は、さぞかし
心細かったことでしょう。普通なら落胆して故郷に帰国してしまう
ところですが、ヴォーリズは近江八幡に留まりました。
1908年(明治41年)、京都YMCA会館内に建築事務所を開設し、
大学時代に学んだ建築設計の事業をはじめます。
◆◆◆建築家・設計士としての成功◆◆◆
建築設計の仕事は順調で、大阪の大丸や、東京御茶ノ水の
山の上ホテルなど多くの設計を手がけました。
滋賀県内でも、ヴォーリズは多くの建物の設計を手がけており、
現存するものもまだありますが、一方で解体されてしまったもの
もあります。
2001年には豊郷小学校校舎の保存運動がニュースでも大きく
話題になりました。コストを考えると、多くの場合維持・保存は
難しいのが現状ですが、何とかこういった文化財を継承していく
方法も考えていきたいものです。
ヴォーリズ・ミュージアム:
http://vories.com/index.html
NPOヴォーリズ建築保存再生運動「一粒の会」:
http://www.ex.biwa.ne.jp/~hitotubu/indexs.html
◆◆◆メンソレータム◆◆◆
ヴォーリズ、近江兄弟社といえば、建築よりも
「メンソレータム」(現在は「メンターム」)のほうが身近だと
思います。実は「メンソレータム」は、近江兄弟社が唯一日本の
販売権を持っていました。それは、ヴォーリズがYMCAを通じて
メンソレータムの創立者と会い、大きなバックアップを受けることが
できたためです。
メンソレータムの創立者A・A・ハイドは、外国伝道を支援する
有力なキリスト教信者だったのです。
◆◆◆ヴォーリズの社会奉仕活動◆◆◆
ヴォーリズは、建築やメンソレータムの仕事をする中でも、従業員を
「神の子」として扱うなど、キリスト教に基づいた博愛主義を
とりました。
さらに、事業によって得た利益は、そのほとんどが社会奉仕活動に
使われました。
現在の近江兄弟社の事業は、社会奉仕・伝道活動を行う財団法人、
学校法人の運営、病院やケアハウスの運営を行う医療・福祉活動など
多岐にわたり、多くの事業にヴォーリズの理念が生きています。
ヴォーリズの目指したものは、信仰と事業の両立だったのです。
近江兄弟社:http://www.omibh.co.jp/index02.html
◆◆◆事業ミッション(使命)◆◆◆
リーダーシップの研修などでしばしば聞くのが、「人を動かすのは
危機感ではない。使命感だ。」という言葉です。
確かに、リーダーが危機感を抱えているだけでは部下は動きません。
「上の人がなんだか一人で騒いでいるな」と思われるのがオチです。
リーダーは、いかに「危機感」を「使命感」に翻訳して伝え、
「自分が動かねば」と思ってもらうことが大事だと言われます。
今日では会社の社会的責任、CSR(Corporate Social
Responsibility)が頻繁に話題にのぼりますが、ヴォーリズの
近江兄弟社は、CSRのはるか昔から社会奉仕・社会貢献活動を実践
してきたわけです。
ヴォーリズの宣教という使命感はもちろん素晴らしいですが、
売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」を実践してきた
近江の商売気質・行動規範が、近江兄弟社の社会奉仕・社会貢献
活動を支えてきたのでしょう。
近江兄弟社の成功と徹底した社会貢献活動を見るにつけ、
事業ミッションと行動規範の大切さ・重要性を強く感じます。
ミッションとは、もともとは新天地における人々の救済を目的
としたカトリックの宣教活動のことです。
宣教師たちは、まさに命がけで海を渡り、新たな地での布教を
目指したわけです。
滋賀県を「ビジ・コレ」しながら、自分の仕事での使命感は
なんだろうか、事業ミッションのために自分ができることは何か、
ミッションを忘れて目の前のことだけを嫌々やっていないか、
などと改めて考えさせられます。
今度、琵琶湖を一周するときは、そんなことも考えながら、
ヴォーリズの建築めぐりでもしてみようと思います。
◆◆◆今週の「ビジ・コレ」活用例!◆◆◆
滋賀県といえば・・・
・琵琶湖ですよね!
自転車で一周できるそうですよ!チャレンジしてみようかな。
・近江商人が有名ですよね。
伊藤忠商事、西武も近江商人がルーツなんですってね!
・メンタームで有名な近江兄弟社って滋賀県ですよね。
創立者のヴォーリズは宣教師として日本にやってきて、
建築家としても有名だったらしいですね!
しかもたくさんの社会貢献活動にとりくんだらしいですよ。
◆◆◆『ビジ・コレ』ご当地紹介スケジュール◆◆◆
来週:広島県
19:福井県
20:京都府
リクエスト編1:北海道
リクエスト編2:長崎県
◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆
目次以外にも取り上げて欲しい都道府県・会社があれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com
◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆
私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」の
お手伝いをしています。
具体的には、コンサルティングと企業研修の2つの事業を通じて、
自らを変える必要を感じているお客様に対し、目指す姿を明確化
する企画段階からその企画の実行まで、幅広い支援を
提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com Mail: info@change-jp.com
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『ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!』
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