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| <『ビジ・コレ』第16号〜石川県〜> |
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジ・コレ』第16号〜石川県〜
(ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!)
〜全国いろいろ”ご当地ビジネス”〜
ビジネスの「引出し」を増やしビジネスコミュニケーションの
「きっかけ」となる、コレだ!というネタをお届けします。
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読者の皆さま
こんにちは。株式会社チェンジの矢橋です。
先週は、関東・中部地方を台風が襲い、激しい雨に見舞われ、交通
機関にも大きな乱れが出ました。
まさに、夏の終わりを告げる嵐でしたね。
秋へと季節が変わる時期ですが、野球ファンにとっては、そろそろ
ペナントレースの決着も気になる時期です。
日本のプロ野球も、交流戦やクライマックスシリーズの導入で
おもしろくなってきましたが、最近はアメリカでの日本人選手の
活躍もめざましいものがありますよ。
オールスターで初のランニングホームランを達成したイチローは
もはや格を感じさせますし、松坂や田口もがんばってます。
松井も去年の怪我から復帰して調子を上げてきました。
松井といえば、高校時代通算60本塁打の記録、甲子園で全打席敬遠
を受けた伝説が有名です。
今回のビジ・コレは、石川県が舞台ですが、松井は、石川県の
星陵高校出身です。シーズンオフには石川県に帰ってファンサービス
をする様子がニュースでもたびたび放映されますから、ご存知の方も
いらっしゃるかもしれません。
石川県には、その松井の背番号「55」にあやかった、ゴーゴーカレー
というカレーチェーン店があります。
お店の名前だけではなく、55の工程を経て、55時間寝かすなど、
実に「55」にこだわっています。
東京にも店舗がありますので、もし機会があったら試してみて下さい。
カツカレーがおいしくて、お値段もリーズナブル。
矢橋には、なかなか好みの味でした。
ゴーゴーカレー:http://www.gogocurry.com/
◆◆◆観光地 金沢◆◆◆
そんな石川県ですが、北陸地方に位置し、本州の日本海側のちょうど
真ん中のあたり、能登半島とその西側を占めています。
県庁所在地は金沢で、金沢城や兼六園、ひがし茶屋街などの
加賀百万石の歴史ある街並みが残る一方で、世界的に著名な建築家
集団SANAA(妹島和世+西沢立衛)のデザインによる
金沢21世紀美術館のようなモダンな見所もあります。
また、市内中心部には近江町市場があり、新鮮な魚介類や野菜を
食べることができます。歩いてよし、見てよし、食べてよし、
の観光地としても人気があります。
金沢21世紀美術館:http://www.kanazawa21.jp/ja/index.html
◆◆◆寿司コンベヤー?◆◆◆
日本海に面し、海の幸が豊富な石川県は回転寿司の激戦区でも
あります。そんな回転寿司を陰で支える寿司コンベヤーは、実は
石川県の企業、石野製作所と日本クレセントによって大部分が
つくられています。
これも非常にユニークな「ご当地ビジネス」と言えるでしょう。
石野製作所:http://isn-net.com/
日本クレセント:http://www.j-crescent.com/
◆◆◆コマツの歴史◆◆◆
さて、石川県といえば世界的な建設機械・重機メーカー「コマツ」
でも知られます。
回転寿司の歴史と技術を紐解くことにも惹かれますが、今回は
2006年度優れた企業ランキングでトップにもなった、この「コマツ」
をご紹介しましょう。
2006年度優れた企業ランキング:
http://www.nikkei.co.jp/report/prism/
コマツを設立したのは、炭鉱事業を営んでいた竹内鉱業の
竹内明太郎です。
竹内は、最初炭鉱の運営に従事していましたが、1900年(明治33年)
パリの国際博覧会に参加した際に、欧州各国の機械工業や金属工業の
技術の高さに圧倒されます。
炭鉱などの鉱山業は掘り尽くしてしまえばおしまいですが、一方で、
産業機械などは、製品が次の製品を生み、やがては国の力となります。
そんな思いから、竹内は鉱山業から機械産業、技術教育に注目する
ようになりました。
当時、竹内にとって機械産業は「欧米の技術に追いつき、追い越す
ために、まずはじっくり技術力をつけたい」分野でした。
したがって、積極的に販売して利益を上げるよりもむしろ、自社で
開発したものを自社で試用して改良する、鉱山の付属施設という
位置づけとなりました。
そんな流れの中で生まれたのが、石川県遊泉寺銅山の付属施設
としての「小松鉄工所」です。1917年(大正6年)のことでした。
3年後の1920年(大正9年)、遊泉寺銅山は閉鎖され、1921年
(大正10年)に、小松鉄工所は「小松製作所」として竹内鉱業から
独立します。
これがコマツの誕生です。
◆◆◆早稲田大学、吉田茂とも◆◆◆
竹内は技術教育にも注力しました。
技術者育成のため、九州唐津に初の私立工科大学をつくろうと
計画を立て、資金・教授陣を準備します。
その頃、理工学部をつくろうと切望していたのが早稲田大学で
あり、早稲田大学はラブコールを竹内に送ります。
「唐津では学生の募集が難しい」という意見もあって、竹内は
準備した資金と教授群をすべて早稲田大学に提供し、
早稲田大学理工学部が誕生しました。
竹内は、早稲田大学理工学部の創設者とも言える存在だった
のですね。
早稲田大学内には「竹内記念ラウンジ」が設置されており、
大隈重信は竹内を「無名の英雄」と称えたといいます。
ちなみに、竹内明太郎は長男ですが、五男の茂は吉田家に養子に
入っています。後に総理大臣となった吉田茂です。
つまり竹内明太郎と、吉田茂は実の兄弟なのです。
コマツと早稲田と吉田茂、いろいろなところでつながりが見えて
きます。
◆◆◆ダントツ商品◆◆◆
ところで、コマツが扱うのは建設機械や重機だ、といわれても
いまひとつピンとこないかもしれません。
ショベルカーや、ブルドーザーなどをイメージしていただければ
いいと思います。日本国内は公共工事の削減などであまり景気が
良かったとはいえませんが、コマツはその状況を打開し、
BRICsなどの新興市場を開拓することで、実にこの5年間で売上を
1.8倍にしています。
そんな売上増を支えてきたのが、積極的な海外進出とともに、
「ダントツ商品」と呼ばれる商品群です。
「ダントツ商品」とは「製造原価を10%以上低減しながら、
他社が3〜5年追いつけない先進性をもった製品」です。
確かに、こんな表現からも「ダントツ感」が伝わってきますね。
具体的には、低燃費、静粛性、高い安全性などの面でのダントツを
目指しているとのことです。
この「ダントツ商品」が生まれた背景には、1990年後半の不況が
ありました。
激しい値下げ競争に対し、「高くても売れる、飛びぬけた性能を
持った商品」を目指したのです。
中国では、上海の経済成長や北京オリンピック開催を背景に建設
ラッシュとなっており、コマツの建機は飛ぶように売れています。
建機メーカーは中国にもあり、コマツの建機と比較すると、相当に
安い価格なのですが、「壊れにくい」というダントツな性能により
市場を圧倒しているようです。
中国の建設業者が新規に納品されたコマツのショベルカーを指差して
「見てくれ。高かったけど、これでまたビジネスを大きくできる。」
と誇らしげに語っているのをテレビで見て、私自身も日本人として
なんだか誇らしい気分になったことを覚えています。
◆◆◆コマツウェイ◆◆◆
この「一点豪華主義」戦略ともいえる「ダントツ商品」誕生の裏には、
コマツの企業理念とものづくりの徹底的な「見える化」がありました。
企業理念は、トップがいくらもっていても、それだけではなかなか
従業員には伝わりません。
また、ものづくりの現場では従業員の「職人化」によって、技能の
継承が困難になるケースが多く見られます。
コマツは企業理念を「コマツウェイ」として冊子にまとめ、明示
しました。全ての従業員が「コマツウェイ」を行動基準として、
また、コマツのものづくりのDNAとして活用することで、企業理念が
生産・販売の現場や部品・製品一つ一つに定着化していきます。
そうやって育まれた企業理念と鍛えられた現場力が、近年のコマツの
好調の真の要因ではないでしょうか。
◆◆◆価格競争からの脱却を目指して◆◆◆
日本はものづくり王国と言われてきましたが、現在はコンピュータや
家電に代表されるように、激しい価格競争の中で苦境に立たされて
います。
リーズナブルな人件費と、目覚しい発展を遂げる中国やアジア諸国と
今後どのように競争していくかは大きな課題です。
コマツの「ダントツ商品」戦略、また、それを支える徹底的な
「現場力」は、そんな課題に対する大きなヒントになるのではないか
と思います。
コマツと同様に、シャープの「亀山ブランド」、トヨタの「レクサス」、
スターバックスコーヒーなども、価格競争に対向する様々な試みが
あることに気付きます。
顧客の立場からも、単なる安さ勝負のものではなく、他にない
秀でた特長を持つ商品は、つい応援したくなりますし、ファンになる
ことも多いものです。
自社の提供している商品で、競合と比べて顧客に「ダントツ」な価値
を与えている要素は何か。何が「ダントツ」になりうるのか。
マーケティングにおいて、基本的でありシンプルながらも、最も
難しく、かつ見落とされがちな問いともいえます。
ちなみにチェンジのダントツは、お客様のビジョン実現に徹底的に
応えるダントツの講師・コンサルタント陣です。
今後ともチェンジをよろしくお願いします。
そして「ダントツ」であり続けられるよう日々切磋琢磨しています。
◆◆◆今週の「ビジ・コレ」活用例!◆◆◆
石川県といえば・・・
・ヤンキース松井の出身地ですよね!
骨折からの復帰戦の活躍、しびれましたねー!
・回転寿司のコンベアーって、ほとんどを石川県で作っている
らしいですね!
・石川県を代表する企業、コマツの創始者、竹内明太郎って、
吉田茂の実兄らしいですね!
しかも、早稲田大学の理工学部の実質的な創始者でも
あるらしいですね!
・コマツのダントツ商品ってすごいですよね!
僕が最近ダントツだと感じたのは・・・
◆◆◆『ビジ・コレ』ご当地紹介スケジュール◆◆◆
来週:滋賀県
18:広島県
19:福井県
20:京都府
リクエスト編1:北海道
リクエスト編2:長崎県
◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆
目次以外にも取り上げて欲しい都道府県・会社があれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com
◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆
私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」の
お手伝いをしています。
具体的には、コンサルティングと企業研修の2つの事業を通じて、
自らを変える必要を感じているお客様に対し、目指す姿を明確化
する企画段階からその企画の実行まで、幅広い支援を
提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com Mail: info@change-jp.com
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『ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!』
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