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<『ビジ・コレ』第15号〜山口県〜>
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジ・コレ』第15号〜山口県〜
(ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!)
 〜全国いろいろ”ご当地ビジネス”〜
 ビジネスの「引出し」を増やしビジネスコミュニケーションの
 「きっかけ」となる、コレだ!というネタをお届けします。

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読者の皆さま

こんにちは。株式会社チェンジの矢橋です。

参院選の惨敗を受けて、安倍内閣が新たにスタートを切りました。
今度は、失言や不祥事なく真っ当な行政執行をしていただきたい
ところですが、またも農水相の不祥事が発覚してしまいました。
そもそも、この遠藤農水相ですが、就任時のテレビ・インタビューで
「農水だけはやりたくなかった」と公言していた人物です。
やりたくない、という人間に、重要な職責を任せざるを得ないと
すれば、日本の国政の人材不足はもはや致命的ですね。

さて、突然ですが、みなさんの学生時代、修学旅行はどちらに
お出かけになりましたか?
最近の修学旅行では、海外に出かけたり、小学生が京都でタクシー
に乗って観光地を巡ったり、我々が経験したスタイルともずいぶん
違ってきているようです。

矢橋が中学生のときの修学旅行は、山口、広島、岡山でした。
特に思い出深かったのが、山口県の秋吉台と秋芳洞です。
秋吉台では買ってもらったばかりのカメラでひたすら風景写真を
撮り、秋芳洞ではフラッシュがないカメラを持っていた同級生の
ために「いっせのーで」と同じタイミングで写真を撮ったり。

帰ってきてから写真を見て「あれ?何が撮りたかったのかな?」
とフィルムの無駄遣いを悔やんだ記憶がありますが、
きっとそのときは感動を何とかして誰かと共有したかったのだと
思います。

みなさんは修学旅行で、どんな思い出がありますか?

今回の「ビジ・コレ」は、矢橋自身そんな思い出のある山口県を
お届けします。


◆◆◆山口県の地勢◆◆◆

山口県は本州最西端に位置しており、関門海峡を越えれば、もう
そこは九州です。
関門海峡はもっとも狭いところでは700mしかないのですが、海流の
流れが速く、向きも1日4回も変わるという海の難所なのです。

そんな関門海峡だけにドラマも多く、平安時代に平家と源氏が
戦った「壇ノ浦の戦い」、宮本武蔵が佐々木小次郎と戦った
「巌流島」といった歴史的名所もあります。
また、もちろん下関の「ふぐ」も有名です。
最近はインターネットでふぐ刺しやふぐちりを取り寄せることも
できますので、ご自宅で舌鼓を打ったことのある方も
いらっしゃるかもしれません。
ちなみに、下関含め西日本では「ふぐ」を「ふく」と縁起よく
読むことが多いです。

さて、山口県は石灰岩質の土壌によるユニークな地形でも有名です。
前述の秋吉台は日本の代表的なカルスト地形ですし、
巨大な鍾乳洞である秋芳洞は、日本三大鍾乳洞のひとつです。
(ちなみに、あとふたつは高知の龍河洞と、岩手の竜泉洞です)
山口県では、この石灰を使ったビジネスも盛んであり、宇部市の
「宇部興産」は、この石灰をルーツとした総合化学企業です。
  宇部興産:http://www.ube-ind.co.jp/japanese/index.htm


◆◆◆多くの有志を輩出する山口県◆◆◆

山口県は江戸時代「長州」と呼ばれ、明治維新の有志を数多く
輩出しています。
現在の安倍晋三内閣総理大臣も山口県区選出ですし、
山口県からは数多くの内閣総理大臣が選ばれています。
それゆえ、「政治県」と呼ばれることもあるようです。
そういえば、「ビジ・コレ 茨城県」で紹介した久原房之助も、
長州出身でしたね。歴史の流れからも、志あふれる人が育つ
風土があるのかもしれません。

志あふれる、といえば、先日またひとつ野心的なニュースが
話題となりました。「ユニクロ」で有名な日本を代表する
アパレル会社「ファーストリテイリング」による、
「バーニーズニューヨーク」の買収提案です。
「バーニーズニューヨーク」といえば、世界的に有名なセレクト
ショップです。
残念ながら、買収は最終的に断念することになりましたが、世界的な
ブランドを傘下におさめようとするチャレンジングな取り組みです。
かつて、バブル時代に日本企業が幅広く買収を仕掛けた時とは
異なり、地に足の着いた提案だったと思っています。

そんな「ファーストリテイリング」ですが、実は山口県出身です。
今回は、このファーストリテイリングを「ビジ・コレ」します。
 ファーストリテイリング:http://www.fastretailing.com/jp/
 ユニクロ:http://www.uniqlo.com/jp/


◆◆◆ユニクロの歴史◆◆◆

ユニクロのルーツは、1949年、現在の社長柳井正の父親が山口県
宇部市で開業した「メンズショップOS」です。
当時は「VAN」や「マクレガー」、スーツなどを扱う、ごく普通の
衣料品販売店でした。
そんな宇部市の洋服屋の大きな転換点が、1984年の「ユニクロ」
第一号店が広島県にオープンでした。

「ユニクロ」は、「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」
の略です。つまり、「独自性のある衣服の倉庫」という意味です。
父親の後を継いだ柳井正が当時米国に視察に出かけ、広く、大きい
倉庫のような衣料品販売店の壁に、天井まで商品が並んでいるのに
圧倒されたのが、ユニクロ誕生のきっかけだったそうです。

その後、「ユニクロ」はチェーン展開を始め、1991年には商号を
現在の「ファーストリテイリング」に変更し、1996年には関東地方
にも進出します。
1992年は60店舗程度であったのに対し、1997年の店舗数は300を
超えていますから、その出店ペースには驚かされます。

1999年から2000年にかけては、全国でユニクロのフリースが大人気
となりました。カラフルで心躍るコマーシャルも評判で、
「地方のカジュアルウェアショップ」というイメージも大きく
変わり始めます。
おそらく読者のほとんどの方も、ユニクロのフリースを何枚か購入
されたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、矢橋のクローゼットにも、7,8年前に購入したフリースが
まだちゃんと現役でしまってあります。


◆◆◆SPAへの転換◆◆◆

店舗を急速に増やすと同時に、多くの店舗運営に不可欠な基盤を
固めてきました。アパレル業界は、流行のサイクルがはやく、さらに
流行に左右されやすいのが特徴です。
つまり、商品の売れ行きを見てから卸業者に発注・仕入をしていては、
ビジネスチャンスを逃してしまいます。

そこで、ユニクロがとった戦略が、SPA業態への転換です。
SPAとは"Specialty store retailer of Private label Apparel"
の略であり、「製造小売」と呼ばれます。
つまり、商品を仕入れて売るのではなく、全て自社ブランド品を
扱うということです。

現在、ユニクロにはユニクロの商品しかありませんが、SPAに完全に
移行する以前はナイキやアディダスの商品なども扱っていたのを
ご存知でしょうか?「あれ?そういえば・・・」と記憶にある方も
いらっしゃるかもしれません。
日本でほかにSPAというと、「無印良品」や「コムサデモード」など
が有名ですし、最近はスペインのSPAである「ZARA」も店舗展開が
活発ですね。

SPAのメリットはふたつあります。
ひとつは、自社で製造から販売まで一貫して行うことで、流行や
トレンドを踏まえた製造・販売計画が立てられること。
もうひとつは、卸業を通さないことで可能となるコストダウンです。

製造・販売を一貫して行うことは、リスクもあり、ノウハウも求め
られますが、ユニクロは「世界一のカジュアルウェア企業になる!」
というミッションを掲げ、その道を邁進したのです。
ユニクロ成功の秘訣は、積極的にリスクをとって中国の工場で大量
生産を行い、安価で良質なカジュアルウェアの提供を可能にした
ことだと言われています。


◆◆◆気軽に買えるカジュアルウェア◆◆◆

ユニクロはアテネオリンピックのユニフォームも手がけるなど、
もはや「国民服」ともいえる存在になりつつあります。
ファッション性も高くなり、ユニクロ製品を着ていることがばれる
「ユニバレ」といった気恥ずかしさも薄らいできたように思います。

柳井氏は、「今までの衣料店は、敷居が高くてなかなか入りづらい
雰囲気だった。ユニクロはコンビニエンスストアに行くように気軽に
入ってもらえる店舗にしたい。」といいます。
確かに、ユニクロの店舗は「何かいいものはないかな?」と、
ふらりと立ち寄る機会が多いように感じます。


◆◆◆世界を目指して◆◆◆

現在ユニクロは2010年度売上1兆円、経常利益1500億円を目指し、
積極的に新規事業やM&Aに取り組んでいます。
バーニーズニューヨークの買収提案もその一端でしょう。
しかし、世界にはGAP(アメリカ)、H&M(スウェーデン)、ZARA
(スペイン)などの競合が待ち構えており、世界展開に超えるべき
ハードルは高いです。

実は矢橋は、短期間ながらユニクロで働いていたことがあります。
そこで印象的だったのは、とにかく早いビジネスサイクルと、徹底
された従業員教育でした。
山口県には「ユニクロ大学」という教育施設があり、そこで昼夜を
通してユニクロの考え方を学びます。
個人的には、ユニクロは世界の競合と比較しても、コスト
パフォーマンスと従業員の対応がダントツなのではないかという
印象があります。
少なくとも、引き受けておいて「やりたくない」なんてことを言う
某国の大臣のような人材は、経営トップからアルバイトまで含め、
一人もいないでしょう。

今後、従業員とともに世界一を目指すユニクロの世界戦略と、
その成功を楽しみに見ていきたいです。


◆◆◆今週の「ビジ・コレ」活用例!◆◆◆

山口県といえば・・・
・関門海峡の壇ノ浦の戦いで有名ですよね!
 ふぐ、平家ガニ食べてみたいです!
・日本を代表するカルスト地形の秋吉台!
 日本三大鍾乳洞のひとつ、秋芳洞がありますね!
・「ふぐ」は、西日本では「ふく」って読むんですね!
・ユニクロって山口県出身の企業なんですってね!
 このシャツ、実はユニクロなんですけど・・・


◆◆◆『ビジ・コレ』ご当地紹介スケジュール◆◆◆

来週:石川県
17:滋賀県
18:広島県
19:福井県
20:京都府
リクエスト編1:北海道
リクエスト編2:長崎県


◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆

目次以外にも取り上げて欲しい都道府県・会社があれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com


◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆

私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」の
お手伝いをしています。
具体的には、コンサルティングと企業研修の2つの事業を通じて、
自らを変える必要を感じているお客様に対し、目指す姿を明確化
する企画段階からその企画の実行まで、幅広い支援を
提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com Mail: info@change-jp.com


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