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| <『ビジ・コレ』第13号〜徳島県〜> |
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジ・コレ』第13号〜徳島県〜
(ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!)
〜全国いろいろ”ご当地ビジネス”〜
ビジネスの「引出し」を増やしビジネスコミュニケーションの
「きっかけ」となる、コレだ!というネタをお届けします。
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読者の皆さま
こんにちは。株式会社チェンジの矢橋です。
お盆を挟んで2週間ぶりの『ビジ・コレ』です。
ひたすらに暑いお盆でしたが、読者の皆様はどのように過ごされ
ましたでしょうか。
暑さは、まだまだ続きそうです。熱中症や夏風邪など、お身体の
不調には是非お気をつけください。
ちなみに、矢橋の実家では、お盆には毎年必ずお墓参りをして、
先祖様をお線香の煙に乗せてお迎えし、親戚回りをして、それから
川に船を流してお見送りします。
こういったお盆の行事は、地域ごとにいろいろバリエーションが
あるようですね。
読者の皆様のご実家では、それぞれどんな風習がありますか?
お盆の行事は、小学生の頃はただ面倒くさいもので、お客様から
いただく羊羹だけが楽しみだったという記憶がありますが、
社会人になった今となっては、そういった伝統も大事だなあ、
と思うようになりました。
「お盆」の意味・由来については、昨年の当メルマガの冒頭でも
簡単に解説されていますので、こちらもご覧ください。
http://www.change-jp.com/vision/mm/mm_3-9-5.html
さて、今回は徳島県を『ビジ・コレ』します。
羊羹など和菓子といっしょについてくることもある、
「つまもの」を扱うユニークなビジネスを紹介しましょう。
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知識だけでなく、実際に議事録をその場で作成し、コーチ陣による
添削を受ける実践研修で、皆様の”カワル”をサポートします。
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詳しくはホームページまで
http://www.change-jp.com/learning/giji_cam01.html
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◆◆◆徳島県といえば阿波踊り◆◆◆
徳島県は四国の東部に位置しています。兵庫県の明石から淡路島を
渡って四国に入ると、ちょうど徳島県の鳴門にたどり着きます。
徳島県といえば阿波踊りも有名ですね。
先週、8月12日〜15日に、徳島市で阿波踊り祭りが開催され、今年も
非常に盛り上がったようです。
下記のURLで今年の阿波踊りの模様をご覧になれます。
http://www.awaodori.net/library/photo.html
阿波踊りの本場は徳島ですが、東京でも阿波踊りを楽しむことが
できます。隅田川花火大会や浅草サンバカーニバルとともに東京の
三大夏祭りにも数えられている「東京高円寺阿波おどり」です。
こちらは高円寺で開催され、開催日時は今週末の8月25日(土)、
26日(日)です。
東京近郊にお住まいの方は、浴衣や甚平に着替えて、お出かけに
なってはいかがでしょうか。
東京高円寺阿波おどり:http://www.koenji-awaodori.com/
◆◆◆徳島県には電車がない?◆◆◆
徳島県はもうひとつ、ユニークな特徴があります。実は、
徳島県には「電車」がないのです。
・・・いやいやJR四国が走っているよ、と思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
徳島県にはJR四国の路線はありますが、全てディーゼルであり、
「電車」、つまり電化された路線はないのです。
沖縄県にモノレールが通ったことで、今では徳島県は日本で唯一
「電車」が走っていない県となりました。
これもまた、おもしろい特徴ですね。
◆◆◆徳島県のご当地ビジネス◆◆◆
そんな徳島県には、実は有名な企業がいくつもあります。
点滴などに使う輸液の開発や、「オロナミンC」「ポカリスエット」
を手がける大塚製薬は、徳島県出身です。
また、青色発光ダイオードの開発に成功し、一時は特許紛争で
話題となった日亜化学工業も徳島県の企業です。
そして、「一太郎」や「ATOK」で有名なジャストシステムも
徳島の企業です。
前回の静岡県でも、あえて誰でも知っているスズキやヤマハ
といった大企業は避けましたが、今回も、上記のような大企業で
はなく、ちょっとユニークなビジネスを紹介しようと思います。
木に金がなる”葉っぱビジネス”を展開している
「株式会社いろどり」です。
「いろどり」:http://www.irodori.co.jp/index/index1.html
◆◆◆”葉っぱビジネス”「いろどり」のすごいところ◆◆◆
和食のお店に食事に行くと、焼き物や、お刺身の横に料理を
引き立てるために笹やモミジ等の「葉っぱ」が添えられているのに
気付きます。
こんな飾りは「つまもの」と呼ばれ、料理に季節感を出したり、
皿のいろどりを演出したり、日本料理の美意識として、不可欠な
ものです。
「株式会社いろどり」は、美しい野山から「葉っぱ」を採取し、
この「つまもの」を出荷しています。
まさに、”葉っぱビジネス”であり、「木に金がなる」夢のような
ビジネスなのです。
「おいしい水」同様に、それまで価値のなかったものに価値を
つけた素晴らしいビジネスアイデアです。
さて、この「いろどり」のすごいところはふたつあります。
一つは、小さな農村が、「ないものねだり」から「あるものさがし」
に発想を転換し、ビジネスの可能性を追求したことです。
また、もう一つが、この「いろどり」は、ほとんどが地元のお年寄り
によって運営されており、80歳を超えても現役でパソコンを使って
商売をしている方も多いということです。
◆◆◆いろどりの道のり◆◆◆
「いろどり」があるのは徳島県勝浦郡上勝町。徳島市から車で
約1時間のところにある小さな町です。
もともとは林業とミカンの町でしたが、1981年の異常寒波でミカンが
全滅してしまい、農業の建て直しが課題となりました。
そんなピンチの中、当時農協職員だった横石和二が、農家が自家消費
のために生産する自給野菜の出荷を提案し、上勝町の農業も少しずつ
回復していきました。
とはいえ、上勝町も他の山村と同様に、過疎化と高齢化は著しく、
それだけでは地域を活性化する手段にはなりえませんでした。
「住民一人ひとりが主役となれる場はないか?」横石は考えました。
そして、1986年に大阪の「がんこ寿司」で食事していた時に、
”葉っぱビジネス”を思いつきました。
きっかけは、隣のテーブルにいた若い女性客が「つまもの」の
青モミジを「きれいねー」「もって帰って水に浮かべよう」と、
ハンカチに包んでいたのを見たことでした。
当時、「つまもの」は料理人が自ら山へ採りに行っており、まだ
どこも市場に卸してはいなかったのです。
上勝町には、様々な木々が茂る豊かな野山を有しており、横石は
「これはいける!」と、この”葉っぱビジネス”に強い確信が
あったといいます。
ところが、上勝町の農家は、
「タヌキじゃあるまいし、葉っぱは金に化けん」と否定的で、
最初は、たった4人の主婦からのスタートでした。
しかも、横石の読みも外れ、出荷したつまものはなかなか売れません。
「いったいどういうつまものが求められているのか?」と、横石は
痛風を患うまで料亭に通い続け、”売れる葉っぱ”の研究を重ねます。
その中で、一言につまものといっても、料理や器によって求める
ものは異なり、虫食い穴がないといった綺麗さはもちろんのこと、
大きさ、色合い、安全性など、”売れる葉っぱ”について知見を
深めていきました。
努力の甲斐もあって、上勝町の「つまもの」は売れ始め、3年後の
1988年には契約農家は44軒にまで増えました。
1992年には防災無線を利用した契約農家への同報ファックスも導入し、
市場からの緊急発注にも対応しやすくなり、
「必要なものを、必要なだけ、必要なときに届ける」ことができる
ようにもなりました。
1999年に、第三セクター「株式会社いろどり」が設立されます。
この「株式会社いろどり」は、「いろどりネットワーク」という
システムを使い、全国からの注文を集め、契約農家の生産者と
つなぐ役割をします。
生産者は、パソコンで注文を見て、葉っぱを集め、農協を通じて
全国の市場に出荷する仕組みです。
システムを開発するに当たり、農家のお年寄りがパソコンを使える
ようにするため、セブンイレブンのシステムを参考に、お年寄りや
女性でも使いやすくなるよう工夫をしました。
自分が納めた品物がどの市場でいくらで売れ、出荷者の中で自分の
売上順位までわかるこのシステムは、生産者のモチベーションを
向上させることに成功します。
そして、生産者が毎朝夕にパソコンで売上を確認して、生産量を
検討する。
「いろどり」が軌道に乗ったのは、行政や既存システムに依存しがち
な農業にありながらも、生産者ひとりひとりに、経営者マインドや
PDCAサイクルが定着したことも大きな要因です。
自分自身について考えると、果たしてどこまで出来ているのやら、
反省すべき点は多いです。
◆◆◆元気なお年寄り経営者たち◆◆◆
農作物に比べると、「つまもの」は重量が軽く、お年寄りにも
簡単に扱えます。さらに、季節感を出すために自然よりも
開花時期を早めたりする技術など、工夫の余地はたくさんあります。
新しく経営や商売といった「やりがい」と「いきがい」を見つけた
上勝町の人たちは、とても生き生きしています。
そして何よりうれしいことに、過疎と高齢化の課題を抱えていた
この町に、若い人たちが戻ってくるようになったのです。
そんな実績が評価され、「いろどり」は2006年、
「第2回ソーシャル・ビジネスアワード」で「ITビジネス賞」を
受賞しました。
ソーシャル・ビジネスアワード:
http://www.socialinnovationjapan.org/c000007/archives/ 2006/09/07/entry67.html
いま、日本では都心回帰の流れの中で、都心と地方都市の二極化が
問題になっています。地方都市が活性化するために取り組むべき
課題は数多くありますが、そのひとつはやはり「人」の問題です。
この「いろどり」が成功したのは、”葉っぱ”という普通はお金に
ならないものを商品化したビジネスアイデアよりも、むしろ、
生産者ひとりひとりが自分の出荷物に対して責任を持ち、市場の
ニーズをつかんで出荷する、そんな「経営者たち」が育っていった
ことにあるのではないかと思います。
◆◆◆ないものねだりから、あるものさがしへ◆◆◆
地方都市の駅前のシャッター商店街を見ていると本当に悲しく、
情けなくなるときがあります。しかし、典型的な山村がこのように
全国的に注目を浴びるようなビジネスモデルを築き上げた、そんな
プロセスを見ていると、日本の地方都市もまだまだ元気になれる
のではないか、と思います。
ないものねだりから、あるものさがしへ。
人の意識を変えるのには時間がかかるでしょうが、愛着のある
地元への想いを形にしようという人たちが登場してきて欲しい
ものです。
都心部に負けない、全国各地の取り組みにこれからも注目して
いきたいですね。
そして、山村に限ることなく、都心部に大きなビルを構える大企業
でも、「あるものさがし」もしないで「ないものねだり」ばかりの
会社も多いはずです。
上勝町のお年寄りたちに負けないように、経営・社員の想いや、
自社の強みといった「あるもの」を探して、頑張りましょう。
◆◆◆今週の「ビジ・コレ」活用例!◆◆◆
徳島県といえば・・・
・阿波踊りって一度やってみたいんですが、東京でもできる
らしいですね!
・実は大塚製薬とかジャストシステムとかって、徳島県の企業
なんですってね!
・葉っぱをお金にかえる、おばあちゃんたちのビジネスで注目を
あびている会社があるらしいですね!
なんていかがでしょうか。
「ビジ・コレ」を活用して、タヌキよろしく上手く化かしてください。
次回は、三重県です。お楽しみに。
なお、全20回の配信に加え、読者の方からリクエストいただいた
北海道と長崎県について、最終回:京都府の後に「リクエスト編」
としてお送りいたします。
こちらもお楽しみに。
◆◆◆『ビジ・コレ』ご当地紹介スケジュール◆◆◆
来週:三重県
15:山口県
16:石川県
17:滋賀県
18:広島県
19:福井県
20:京都府
リクエスト編1:北海道
リクエスト編2:長崎県
◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆
目次以外にも取り上げて欲しい都道府県・会社があれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com
◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆
私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」の
お手伝いをしています。
具体的には、コンサルティングと企業研修の2つの事業を通じて、
自らを変える必要を感じているお客様に対し、目指す姿を明確化
する企画段階からその企画の実行まで、幅広い支援を
提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com Mail: info@change-jp.com
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『ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!』
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