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| <『ビジ・コレ』第12号〜静岡県〜> |
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジ・コレ』第12号〜静岡県〜
(ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!)
〜全国いろいろ”ご当地ビジネス”〜
ビジネスの「引出し」を増やしビジネスコミュニケーションの
「きっかけ」となる、コレだ!というネタをお届けします。
★★ 来週(8/13)は、お盆のため一週間お休みいたします。 ★★
★次回の配信は、8/20です。皆様、夏休みをお楽しみください。★
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読者の皆さま
こんにちは。株式会社チェンジの矢橋です。
先週末は参議院選挙一色でした。
自民党が大敗し、参議院の勢力図が大きく変わりました。
テレビなどでは「保守王国○○県で落選!」などと報道されますが、
『ビジ・コレ』を書いていると、どの地域もそれぞれ革新的な取組みを
しており、十羽一絡のステレオタイプには、どうしても違和感を
感じてしまいます。
さて、自民大敗を受けて、事務所経費問題の農水相は更迭されましたが、
安倍総理自身が政権を維持できるかどうかも怪しくなってきています。
とはいえ、更迭した大臣職の後任を探すだけで四苦八苦している中、
総理大臣をいったい誰ならできるのか。人材難の状況は深刻です。
人材難は、自民党だけでなく、どの企業も同様に常に抱えている
課題ですが、指を咥えて待っていても何も解決しません。
じっくりと時間をかけて育てるか、または外部から、それもこれまで
縁の薄かったような新しい分野・領域から人材を調達するかです。
いずれにせよ、難しい課題なので「腹を括る」勇気は必要ですね。
今週は、県のマークに富士山をいただき、海と山と温泉に恵まれた
静岡県を『ビジ・コレ』します。
ちなみに、”しずおか”は地元では”しぞーか”と発音するそうです。
そこで、ご当地の名産品等を”しぞーか名産”なんて呼んでおり、
例えば、黒はんぺん入りの”しぞーかおでん”を販売しています。
とはいえ、ご当地では、”はんぺん=黒はんぺん”なので、
”白はんぺん”という言葉はあっても、”黒はんぺん”という言葉は
ありませんが。。。
それでは、静岡県について、模型好きにはたまらないあの会社を
フィーチャーしてお送りいたします。
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◆◆◆温暖で、海の幸、山の幸に恵まれた観光県◆◆◆
まずは静岡県の場所を確認しましょう。本州のだいたい真ん中、
愛知県と神奈川県のあいだの太平洋沿いの東西に長い県です。
新幹線で東京から大阪に移動したり、車で東名高速を走ったり
すると静岡県の東西の長さを実感できます。
ちなみに、東海道新幹線は静岡県内の営業距離が最も長いのですが、
残念ながら「のぞみ」が停車する駅はありません。
静岡県は、地方としては、愛知県、岐阜県、三重県とともに、
「東海地方」に分類されるのが一般的です。
温暖な気候を利用したみかんやお茶などの栽培も盛んですが、
焼津や沼津といった日本有数の漁港もあり、山の幸、海の幸にも
恵まれています。
さらに日本が誇る霊峰富士山(正確に言うと富士山は静岡県と
山梨県の境ですが)や伊豆半島もありますから、
観光や温泉旅行で訪れた方も多いのではないでしょうか。
◆◆◆静岡県の産業◆◆◆
静岡県には、世界的に著名な企業も数多くあります。
たとえばピアノやオートバイで有名なヤマハ、小型自動車・
オートバイで世界ブランドのスズキ。これらは、浜松市を拠点と
する静岡県の企業です。
そんな静岡県から今回はご当地ビジネスとして、「田宮」を
選びました。
「田宮」と聞くと、何でしたっけ?という印象かもしれません。
でも「タミヤ」もしくは「TAMIYA」ならどうでしょう。
特に男性の読者の方であれば、きっと子供の頃に熱中した記憶が
あるはずです。
そう、プラモデルのタミヤです。
実は静岡県はプラモデルづくりが非常に盛んです。
プラモデルの出荷額は全国の89パーセントに達し、毎年
「静岡ホビーショー」も開催されています。
タミヤに限らず、バンダイのプラモデル事業部も静岡に拠点を
かまえており、ガンダムのプラモデルを生産している
「バンダイホビーセンター」は工場見学をすることもできます。
ガンダムファンにはたまりませんね。
静岡ホビーショー:
http://www.hobby-shizuoka.com/
バンダイホビーセンター:
http://www.bandai.co.jp/hobbycenter/index.html
静岡でプラモデル生産がさかんなのは、もちろん理由があります。
「プラモデル」は実はマルサンという玩具メーカーの商標ですが、
「プラスチック・モデル」の略、つまりは「模型」です。
そして、プラスチックでつくられた以前は「木製模型」でした。
かつて静岡県は木曾木材の集積地であり、家具、ピアノ、木製模型
などの産業がさかんだったのです。
そこから、ピアノはヤマハやカワイといった企業が生まれ、模型は
タミヤにつながったのです。
◆◆◆タミヤとプラモデル◆◆◆
タミヤの創業は1946年です。
現在の社長、田宮俊作の父である田宮義雄が営んでいた製材業が
ルーツです。1947年に木製木工部門を設立し、これが田宮模型の
母体となり、1953年には模型専業へと大きく舵を切りました。
当初の模型は木製模型、それも学習教材としての用途がほとんど
でした。やがて軍艦好きの知人に図面を書いてもらい、戦艦などの
模型を手がけるようになります。
そんな頃、プラモデルがアメリカから上陸します。
これは、タミヤをはじめとする日本の模型メーカーにとっては、
黒船のような存在でした。
それまでの木製模型は、部品はいわば「素材」です。
あまり細かな加工もされていませんし、組み立てるのにかなりの
技術を要します。一方、プラモデルは精緻な表現力を持ち、
組み立ても接着剤だけで簡単です。
当時プラモデルは輸入品で高価だったこともあって爆発的には
ヒットしませんでしたが、それでも、じわりじわりと木製模型は
売れなくなってきました。
そこで、とうとうタミヤもプラモデルに参入する決意をします。
◆◆◆タミヤの模型の強み◆◆◆
右も左もわからず参入したプラモデルの1作目「戦艦武蔵」は惨敗。
しかしながら、その後も地道にプラモデルを作り続け、ついに
「パンサー戦車」が大ヒットとなります。
当時の売れっ子イラストレーター小松崎茂によるパッケージが
大いに評判を呼び、懇切丁寧な組み立て説明書も評価されたのです。
その後もミリタリーものからF1車など、ヒットを続けていきます。
ヒットを生み出すタミヤの模型の成功の要因として、
「徹底した取材力」が挙げられます。
現在でこそインターネットなどで様々な情報を入手できますが、
当時はたとえば「パンサー戦車」といっても、写真の資料を何とか
手にできる程度でした。それだけでは正確な模型はつくれません。
そもそも、模型の楽しさの一つとして、自分が実物を手に入れたく
ても、手に入れられないものを、模型として手元に置いておくこと
ができることがあると思っています。
それゆえ、リアリティを追求しなければ、模型の楽しさも
小さくなってしまうのです。
そこでタミヤは徹底した取材を行って、足で稼いだ情報を模型の
図面に落とし込みました。
世界各地にある「戦争博物館」を回って大量の写真を撮影したり、
戦利品として鹵獲されているロシアの戦車を見にイスラエルまで
出張したりしたこともあるといいます。
また、ポルシェ934ターボの模型をつくるときは、実際に
ポルシェ911を購入し、分解してデータを集めたといいます。
そんなこだわりは、プラモデルの「組み立てる楽しみ」にも
つながります。
実際の車を組み立てるように、プラモデルを組み立てる。
そんな組み立て工程を疑似体験ができることで、完成した
プラモデルによりいっそうの愛着が生まれるのです。
また、タミヤはRCカー(ラジコン)の開発も行いました。
当時、ラジコンカーの動力はエンジンが主流だったのですが、
タミヤは電動モーターを開発しました。電動にしたことで
静かで扱いやすく、コストを抑えることができ、これも大ヒット
しました。
昔、テレビ東京系列の「タミヤRCカーグランプリ」をご覧になって
ラジコンを楽しんだ方もいらっしゃるかもしれませんね。
◆◆◆大ヒットしたミニ四駆◆◆◆
若い世代にとっての「タミヤ」は、「ミニ四駆」かもしれません。
電池とモーターをつけたこの小さなレーシングカーに、
矢橋も小学生時代に夢中になった記憶があります。
実は、ミニ四駆はタミヤにとっては「タミヤらしくない」製品を
目指した結果だったといいます。
ミリタリーものなどのマニアックな色に偏りすぎてしまった従来の
タミヤ商品ではなく、「子供たちでも簡単に楽しめて、接着剤を
使わなくても簡単に組み立てることのできる、安価で動力つきの
プラモデル」を目指してつくられました。
最初の発売は1982年。しかし、良くも悪くもタミヤの模型屋の
プライドが出てしまい、販売は芳しくありません。
車種の見た目が「まじめ」すぎて子供たちの食指はまったく
動かなかったのです。
さらに最初のミニ四駆は、四駆のイメージから「パワー重視」
だったのですが、子供たちにそれは「ノロノロ走っている」としか
映らなかったようです。
そこで車体のデザインを刷新し、子供たちの目に留まるように
改良しました。その結果、ギアをスピードタイプに変更した
「レーサーミニ四駆」は大きなブームとなり、全国各地にコースが
設置され、レースイベントが開催されました。
小学生向きの漫画雑誌「コロコロコミック」とのタイアップで、
知名度も大きく上がります。
その後、フルカウルタイプのミニ四駆の登場によって再び人気に
火がつき、「スーパージャパンカップ」という全国大会も
開催されました。
1997年には、日本でのアルカリ単三電池の消費量の15%は、
ミニ四駆によるものではないか、という統計もあったほどです。
◆◆◆熱中する力◆◆◆
ミニ四駆ブームのとき、タミヤの社員は子供の力に大いに刺激を
受けたといいます。
レースで早く走り、勝つためのさまざまな工夫は、大人顔負け
だったのです。
そしてそこには、模型をつくるという楽しみと、共通のものが
あったのかもしれません。
タミヤのストーリーを読んでいると、タミヤの社長をはじめ、
社員がいかに模型好きで、眼を輝かせて仕事をしているかが
よくわかります。
きっと、みんな大声で「仕事が、模型が、好きだ!」と
叫ぶことができる人たちなんじゃないのかな、という印象です。
タミヤの模型は世界的に知られており、国内販売量と国外販売量は
おおよそ半々。タミヤの強みであり、日本の強みでもある製品への
「こだわり」が大いに評価されているではないかと思います。
夏休みの季節、たまには家で模型を組み立てながら、
子供のころのときめきやワクワク感を思い出してみるのも
いいかもしれませんね。
◆◆◆今週の「ビジ・コレ」活用例!◆◆◆
静岡県といえば・・・
・東海道新幹線に乗っていると、いろんな駅がありますよね!
静岡県を横断した気分になりますよ。
・タミヤって静岡県だし、バンダイも静岡にプラモデルの工場が
あるらしいですよね!
昔プラモデルづくりに熱中したことがあるんですよ・・・
・静岡出身のタミヤって、模型をなるべく正確につくるために
ポルシェを買って解体したこともあるらしいですよ!
なんていかがでしょうか。
でも、気をつけてくださいね。もしも、「ビジ・コレ」の活用相手が
プラモマニアだった場合は、最低一時間はタミヤネタに
付き合わされることは請け合いです。
次回(8/20)は、四国に飛んで徳島県をお送りします。お楽しみに。
◆◆◆『ビジ・コレ』ご当地紹介スケジュール◆◆◆
来週:徳島県
14:三重県
15:山口県
16:石川県
17:滋賀県
18:広島県
19:福井県
20:京都府
◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆
目次以外にも取り上げて欲しい都道府県・会社があれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com
◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆
私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」の
お手伝いをしています。
具体的には、コンサルティングと企業研修の2つの事業を通じて、
自らを変える必要を感じているお客様に対し、目指す姿を明確化
する企画段階からその企画の実行まで、幅広い支援を
提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com Mail: info@change-jp.com
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『ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!』
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