トップページ  >  チェンジの思い  >  メールマガジン  >  バックナンバー目次  >  バックナンバー
 
バックナンバー目次へ


<『ビジ・コレ』第10号〜群馬県〜>
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

『ビジ・コレ』第10号〜群馬県〜
(ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!)
 〜全国いろいろ”ご当地ビジネス”〜
 ビジネスの「引出し」を増やしビジネスコミュニケーションの
 「きっかけ」となる、コレだ!というネタをお届けします。

************************************************************
*******受付開始!:9/1(土)開催『議事録の書き方講座』********
************************************************************
大好評の『議事録の書き方講座』が9/1(土)に開催決定です!
知識だけでなく、実際に議事録をその場で作成し、コーチ陣による
添削を受ける実践研修で、皆様の”カワル”をサポートします。
(満員御礼が続いておりますので、お早めにお申込みください。)
◆開催日:2007/9/1(土)10:00-18:30(渋谷にて開催)◆
 詳しくはホームページまで
 http://www.change-jp.com/learning/giji_cam01.html
************************************************************

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


読者の皆さま

こんにちは。株式会社チェンジの矢橋です。

7月16日に、新潟県沖を震源とする非常に強い地震がありました。
先々週の『ビジ・コレ』新潟県で登場した燕市や、第2回で紹介した
長野県にも被害がありました。

『ビジ・コレ』をはじめて、今回が10回目となりますが、毎回
各地域の歴史や現在について考えるたびに、その地域への思い入れが
深くなります。
是非一度は訪れてみたい、どの地域もそんな風に感じます。

だからこそ、台風も大地震もまったく他人事とは思えません。
テレビ報道を見ていても、本当に胸が痛む想いですし、被災者の
方への人的・経済的支援よりも優先原発の責任問題を追及する
政府やマスコミにも怒りも覚えています。

被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げるとともに、
1日も早い復興をお祈りしております。
中越沖地震の募金サイト(Yahoo!JAPAN)で、インターネットから
簡単に募金できますので、読者の皆様も是非ご協力ください。
 http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1301004/index.html


さて、今回『ビジ・コレ』するのは群馬県です。
学校は夏休みに入りましたが、皆様の夏休みの予定はもう決まり
ましたか?
群馬県には、多くの山があります。
矢橋は、岐阜県という海なし県に生まれましたので、やはり山々の
美しさを愛していますし、何よりとても落ち着きます。
冬山と比べて、夏の登山はぐっと敷居が低くなりますから、
登山にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。


◆◆◆多くの名山を擁する群馬県◆◆◆

今回の「ビジ・コレ」の舞台、群馬県も岐阜県と同じ海なし県です。
しかし、海はなくとも、山あり、温泉あり、となかなか魅力満載な
ところです。

山は、浅間山、谷川岳、妙義山、赤城山、榛名山、至仏山などの
名山が揃っています。
妙義山は日本三奇勝のひとつとして有名ですし、至仏山といえば、
”夏が来れば思い出す♪”尾瀬ですね。
(正確には尾瀬は群馬県と福島県と新潟県にまたがっています)

温泉も草津、伊香保、水上など有名どころが揃っています。
温泉といえば冬の風物詩のようですが、温泉好きの私にとっては
夏の温泉もそれはそれで良いものです。


◆◆◆明治の近代化の礎◆◆◆

もちろん群馬県は自然ばかりではありません。
明治の殖産興業の時代に創業した富岡製糸場は、当時の先端技術を
集結して建設され、その建築物としての価値と、日本の産業発展に
貢献した重要な史跡として、世界遺産に登録すべく運動が
続けられています。

ちなみに明治時代の製糸業というと、『あゝ野麦峠』や『女工哀史』
などに記される過酷で悲しい歴史が思い浮かびます。
しかし、富岡製糸場は、フランス人技師の支援により蒸気機関を
導入し、機械化がなされた最先端の工場であり、当時世界最大の
規模を誇っていました。
労働者の多くは女工でしたが、民間の製糸場とは異なり、労働環境
にも十分な配慮がなされていたそうです。

さて、富岡製糸場のほかにも、通称めがね橋と呼ばれる碓氷第三橋梁や、
ノコギリ屋根、レンガ造りの建物など、歴史を感じさせる近代化遺産
も多く残されています。
 富岡製糸場世界遺産登録推進室:http://tinyurl.com/32b7md

こんな近代化の足跡が残っているのは、当時の日本の主力産業で
あった養蚕・製糸・紡績などの絹産業が群馬県に集積していたからです。
群馬県で養蚕業が栄えた背景としては、
1.水はけの良い土地が蚕の餌となるクワの栽培に適していたこと、
2.傾斜地が多く米の水耕には不向きなこと、
3.晴天率が多く日照時間が長い
という群馬県の地勢や気候が、養蚕に適していたからです。

養蚕業を通じ、明治の殖産興業の政策の中で次第に織機など
機械産業も盛んになってきます。
そして1917年(大正6年)、一人の男の想いからひとつの企業の歴史
がはじまりました。
中島知久平(なかじま・ちくへい)、現在の富士重工業株式会社
(スバル)の前身、中島飛行機の創業者です。
というわけで、中島知久平が今週の主人公です。


◆◆◆中島知久平と中島飛行機◆◆◆

中島知久平は1884年(明治17年)、群馬県新田郡押切村の農家の
生まれです。軍人を目指して上京し、海軍機関学校を卒業後、
1908年(明治41年)、海軍機関少尉となりました。

ところが1903年(明治36年)のライト兄弟が世界初の飛行機で空を
飛んだニュースを聞いて飛行機に興味を持つようになります。
渡欧し、ヨーロッパの航空界を視察した後、「世界の航空情勢に
追いつくには民間航空機産業を興さなければいけない」との想い
から軍を退役、1917年(大正6年)に「飛行機研究所」を設立します。

1918年(大正7年)に日本の民間飛行機第一号「中島式一型機」を
生産しますが、残念ながら墜落大破してしまいます。
しかし、失敗にめげることなく、その後4度の改良を重ね、
五型機は陸軍から注文を受けるに至りました。
そして1931年(昭和6年)「中島飛行機株式会社」と名称を変更し、
戦争の拡大とともに大きく発展していきます。

全盛期の昭和16年から昭和20年における中島飛行機のシェアは、
機体で1位:28.0%(2位三菱:17.9%)、発動機(エンジン)は2位で
31.3%(1位は三菱で35.6%)であり、一式戦闘機「隼」などの名機や、
ゼロ戦の発動機、国産初のジェット機「橘花」を完成させるなど
「日本の飛行機王」の名にふさわしい業績をあげました。
スバル 走りの系譜:
>http://www.subaru.jp/about/spirits/history/index.html

戦後になり、中島飛行機はGHQから財閥解体の指定を受けて
解体されましたが、そこから生まれたのが「スバル」ブランドの
自動車で知られる「富士重工業」です。

なお、中島知久兵は1930年(昭和5年)に政界にも進出、その後
鉄道大臣を務めるなどしました。
1939年(昭和14年)に起きた立憲政友会の分裂の際には「茨城県」
の回で登場した「鉱山王」久原房之輔と対立したりもしています。
この時代の実業家は、政治家としての顔も持っていたのですね。

ちなみに、この分裂の際に同じく中島と対立し、「鉱山王」久原を
擁立したのが、自民党の初代総裁である鳩山一郎氏です。
そして、その孫は民主党幹事長の鳩山由紀夫氏です。
(選挙前なのでバランスを取ってみました。皆様ご多忙とは
 思いますが、ちゃんと投票しましょう。)


◆◆◆『スバリスト』を生むスバル車のユニークな特徴◆◆◆

飛行機の技術を持つ「富士重工業」のスクーターや自動車は、
他の自動車メーカーにはないユニークな点があります。
たとえば、1946年(昭和21年)に発売し、大ヒットした
「ラピッドS-1型」というスクーターです。
 http://www.subaru.jp/about/spirits/history/1917/index.html
このスクーターの後輪は艦上攻撃機「銀河」のものでした。

また、飛行機の機体をつくる技術からは、超軽量構造の
「スバル360」が生まれました。「てんとう虫」の愛称でも知られる
この車は、「国民車」となり、戦後のモータリゼーションの一翼を
担った名車として評価されています。
 http://www.subaru.jp/about/spirits/history/1958/index.html

ところで、スバルといえば有名なのが「水平対向エンジン」です。
エンジンのシリンダーを水平に「寝かせて」置くレイアウトで、
横幅は広くなるものの、高さと重心が低くなり、振動が軽減できる
などのメリットがあります。
このエンジンは航空機のエンジンと共通する原理があり、まさに
「中島飛行機」のDNAが作用したのかもしれません。

スバルの生みの親とも呼ばれる稀代の技術者、百瀬晋六は
「物事に2種類の方法があったとしたら、どちらを選んでもいい。
それぞれ必ず短所と長所があり、長所を伸ばして短所を削っていけば、
どちらも大差ないところに行く。しかし、他がマルからやるなら
スバルはバツから始めればいい」と言ったそうです。
他人とは違ったことをする、そんな富士重工の技術者魂は、
「レガシィ」などのロングセラーにつながり、「スバリスト」と
呼ばれる熱心なファン獲得につながっています。

ヒット車に恵まれず、一時は経営的な危機にも瀕した中でも
貫き通した技術者魂が、「レガシィ」の大ヒットにつながり、
2003年に日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。
その時の富士重工業社員の方々の喜びようは、感動として今も記憶に
鮮明に残っています。

実は矢橋の両親もスバルの「アウトバック」に乗っています。
もうスバルは3台目になりますが、どれも実にいい車です。


◆◆◆星空に夢を◆◆◆

最後に、スバルのロゴのことをお話しましょう。
「スバル」は「昴」、谷村新司の歌ではなくて、おうし座にある
プレアデス星団のことです。
「六連星(むつらぼし)」と呼ばれるように6つの星が集まって
いるように見えるのが特徴です。
日本で昴が見えるのは10月以降ですが、肉眼でも充分に見ることが
できます。

富士重工業は、1953年、中島飛行機の流れをくむ企業5社を吸収して
生まれました。6社が統合し団結するさまを、夜空に輝く昴に
見立てたというわけです。
空を自由に飛びまわることを夢見た、そんなDNAを感じるロマン
あふれる名称だと思います。

夏休みには、群馬の山に登って、都会では見られない星空を仰ぎ、
空を自由に飛びまわることを夢見た技術者のスピリットを感じて
みてはいかがでしょうか。


◆◆◆今週の『ビジ・コレ』活用例!◆◆◆

今週から、『ビジ・コレ』の具体的なトーク例を紹介します。
是非、営業先や各種交流会等でご活用ください。

群馬県といえば・・・
・有名な山がたくさんありますよねー。
 私、今度赤城山に登ってみたいんですよ。
・富岡製糸場が世界遺産に登録されるといいですよね。
・スバルってもともと中島飛行機っていう飛行機会社で、
 群馬出身の企業なんですってね。
・中島知久平という大実業家&政治家の出身地ですよね。

なんていかがでしょうか。
今週もご愛読ありがとうございました。
来週は、九州に飛んで福岡県を『ビジ・コレ』します。
どうぞお楽しみに。


◆◆◆『ビジ・コレ』ご当地紹介スケジュール◆◆◆

来週:福岡県
12:静岡県
13:徳島県
14:三重県
15:山口県
16:石川県
17:滋賀県
18:広島県
19:福井県
20:京都府

余談ですが、編集担当:金田の母校である国際基督教大学
(東京三鷹市)の本館校舎は、もともとは中島飛行機の研究所でした。
『ビジ・コレ』からいろいろな繋がりを発見できます。


◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆

目次以外にも取り上げて欲しい都道府県・会社があれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com


◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆

私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」の
お手伝いをしています。
具体的には、コンサルティングと企業研修の2つの事業を通じて、
自らを変える必要を感じているお客様に対し、目指す姿を明確化
する企画段階からその企画の実行まで、幅広い支援を
提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com Mail: info@change-jp.com


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

『ビジネスコミュニケーション、コレでいこう!』
<<『ビジ・コレ』第10号>>

登録・解除・配信先の変更はこちら >>
https://change-jp.com/regist_mailmag.html

バックナンバーの参照はこちら >>
http://www.change-jp.com/vision/mail_magazine_index.html

※このメルマガは、友人・同僚・上司・後輩の方々へご自由に
転送してください(内容は改変せずにお願いします)。
※内容には万全を期しておりますが、ご活用いただく場合は、
購読者個人の責任でお願いします。万一何らかの損害が発生
しても、発行者は責任を負うことができません。
※内容の改変・編集や商用での転載の場合は発行者にご相談を
いただけますようお願い致します。

発行者:株式会社チェンジ(編集担当:金田)
150-0002 東京都渋谷区渋谷2-11-13 松田渋谷ビルディング3F
URL: http://www.change-jp.com Mail: info@change-jp.com

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
All rights reserved. Change Co.,Ltd. 2007
 
バックナンバー目次へ

トップページ  >  チェンジの思い  >  メールマガジン  >  バックナンバー目次  >  バックナンバー

トップページ     研修事業      コンサルティング事業     チェンジの思い      会社案内      お問い合わせ



Copyright(C) 2005 Change Co., Ltd. All Rights Reserved.