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<ユビキタスって何だ?>

研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジネス・チュートリアル』No.27
いまさら聞けないビジネス常識を、読者の皆様だけに、こそっと
教えます。
※チュートリアル(tutorial):家庭教師・個別指導の意

【NEWS】来週月曜発売(6/26号)の日経ビジネスに、チェンジの
    広告が掲載されます。お楽しみに♪

<<『ユビキタス』第1集>>
〜ユビキタスって何だ?〜

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引き分けです・・・
強豪クロアチアを相手に、チャンスは何度かありましたが、結局は
0−0の引き分けでした。

毎週ご愛読ありがとうございます。(株)チェンジの金田です。
昨夜の試合について言いたいことは山ほどありますが、まだ
可能性がなくなった訳ではありません。0%と1%は大違いです。
22日木曜日のブラジル戦に望みをつなぎましょう。

では、気を取り直して・・・

先日コンビニをうろうろしていたら、”きっと勝つ”ということで
受験生に大人気のネスレ・キットカットの新製品を見つけました。
http://www.breaktown.com/shop/index.htm

”キットカット・プチ”という、一口サイズで小型の商品ですが、
キャッチフレーズに驚きました。

なんと『モバイルユースに最適!』と商品POPに書かれて
いました。
”モバイル”という言葉が一般的な言葉として、ここまで浸透して
いるのかと、本当に感心しました。
国民の多くが携帯メールを使いこなし、ADSL料金は世界最安レベル
の日本の底力をちょっと感じてしまいました。

今週からは、ユビキタスをテーマに一緒に考えていきます。
キットカットもモバイルする日本なので、もしかしたらユビキタス
で世界をリードできるかも知れません。
皆さまと、そんな未来を築くための第一歩として進めましょう。

まぁ、その前に日本代表も今度こそ”きっと勝つ!”
決勝トーナメントへの第一歩を踏み出せるよう応援しましょう。


◆◆◆ユビキタスって何だ?◆◆◆

■ユビキタスとは・・・

ビジ・チュの読者層の方は、IT業界(最近は、ICT業界なんて
いったりもします:Information Communication Technology)に
属される方かどうかに関わらず、『ユビキタス』という言葉を
一度は耳にされた機会があるかと思います。

事実、数年前に行なわれた「『ユビキタス』という言葉の知名度に
関するアンケート調査」では、「よく知っている」と「なんとなく
知っている」と答えた人をあわせると、実に90%に達するという
結果が出たそうです。


さて、ここで皆さんに質問です。

『ユビキタスって、どういう意味でしょう?』
『ユビキタスって、英語でどういうスペルでしょう?』


漠然と知っている、もしくは、一度は聞いたことがある
『ユビキタス』という言葉ですが、実際にきちんと説明できる
人は、意外と少ないかもしれないものです。(私自身も含め)

そもそも、『ユビキタス(ubiquitous)』の語源は、キリスト教の
概念で「イエス・キリストが、時間や空間を超越してあらゆる場所
に存在(=遍在))すること」を指す形容詞"ubique"だとされて
います。

しかし、現在使われている『ユビキタス』という言葉には、
もちろん「神様が遍在する」という意味はありません。
では、「『何が』あらゆるところに遍在する」のでしょうか?、
また、「それがあらゆるところに遍在することで『どういう効果』
があるのでしょうか?」

今週から新シリーズとして、読者の皆さんの身近に来ている
『ユビキタス』社会について一緒に考えていきましょう。


■大量のコンピュータをあらゆるところで無意識に利用可能

現在広く一般で使われている『ユビキタス』は、元来
『ユビキタス・コンピューティング』として定義されたもので、

「生活環境のあらゆる場所に情報通信環境が埋め込まれることで
 利用者が時間や場所、その存在を意識せずに利用できる」
こととされています。

もう少し簡単に言うと
 ■身の回りの大量のコンピュータを
 ■至るところで無意識に利用可能なこと
が「ユビキタス」と定義できます。

1980年代後半に、この定義が提唱されたのですが、提唱された当時
ここで書かれたような社会の実現は程遠いとされていたため、
情報通信業界の中でも一握りの人が使う専門用語だったようです。

しかし、2000年以降、情報通信技術が発達し、特に日本では急激に
インターネット環境が整い始めたため、『ユビキタス』という言葉
が広く一般に知れ渡るようになってきたというわけです。


◆◆◆ユビキタスを支える技術とは?◆◆◆

■大量のコンピュータ

ここまでの話をお読みになられた読者の皆様の中には、

「至る所に存在する大量のコンピュータ」
 =「パソコンがたくさん並んでいる?」
 =「インターネットカフェ??」
と想像された方もいらっしゃるかもしれませんね。

確かにインターネットカフェには、あらゆる場所に所狭しと
パソコンが並んでおり、それはそれで圧巻の光景です。

しかし、『ユビキタス』社会でいわれるコンピュータとは、
パソコンだけに限らず、情報家電と呼ばれるような最近の
ゲーム機やテレビ、冷蔵庫など、ありとあらゆるものが
対象になります。

しかも、それらが全てインターネットに接続しているのです。

そこで、一つ問題がおきました。
あらゆるものがインターネットに接続するためには、IPアドレスと
呼ばれるインターネット上の住所のようなものが必要です。
しかし、あまりにも接続する機器が増えると、このIPアドレスが
枯渇するという問題です。

現在のIP(インターネット・プロトコル)は、IPv4と呼ばれる
バージョンで、IPアドレスとしては、2の32乗=43億個分
識別可能なのですが、それが、枯渇しつつあるということです。

これは俄かには信じがたいのですが、世界の人口の半分以上に
匹敵する数のコンピュータが、インターネットに接続しようと
しつつあると捉えることができます。

驚くべきことですが、昔は電話番号も7桁だったことを考えれば、
それだけ利用者が増えたということです。

そこで、このIPアドレス枯渇問題を解決すべく、
新しいIPのバージョンが誕生しました。それが『IPv6』です。


■「大量のコンピュータ」を支える技術
 :IPv6(アイピー・ブイロク)

『IPv6』では、ほぼ無限(=2の128乗=「340垓」個)の
「IPアドレス」資源を保有しており、しかも接続した様々な
ディジタル家電に対して、自動的にIPアドレスを構成してくれます。

近い未来、世の中はコンピュータだらけになってしまうと
いうことを暗示しているのでしょうか・・・

映画「マトリックス」のようにコンピュータが支配する社会
というのもまんざらフィクションではないのかもしれないですね。


■「至るところで無意識に利用」できるための技術
 :RFID/ICタグ

もうひとつのユビキタス社会を担う技術が、RFID
(Radio Frequency Identification:電波を使った非接触の
自動認識技術)、またはICタグと呼ばれる技術です。

極微少な無線チップを使って、あらゆるものや人を識別可能に
しようというのです。

通常のタグとは異なる以下の二つの技術的進歩が、ユビキタスの
特徴でもある「至るところで無意識に利用可能」を実現しています。

 1.微少のタグ
  例えば日立製作所開発の「ミューチップ」は、
  縦横400μm、厚さ60μmという超微少な無線IC
  チップにデータが書き込まれています。
  このような微少なチップであるからこそ、至るところ、
  あらゆる場所に埋め込むことが可能になります。

 2.無線・非接触による認識技術
  RFIDは、その微少さにも関わらず、通信距離は数メートルを
  実現するものも中には存在します。
  無線による非接触認証によって、ユーザは無意識のままでも
  情報のやり取りができるようになります。

例えば、食料品にRFIDを付け、物流ルートなどの情報も含め情報を
書き込み、ユーザは、その商品にRFIDのリーダーをかざすだけで、
産地からどのようなルートで到達した商品かを知ることができる
ようになります。

ちなみに、ドイツワールドカップのチケット350万枚にもRFIDが
使用されており、チケット購入者のID情報が書き込まれています。


◆◆◆ユビキタスで生活の利便性向上?◆◆◆

これらの紹介した技術によって実現されるユビキタス社会とは、
具体的にどのようなものでしょうか。

早速、買い物に出かけたケースでイメージしてみましょう。

あなたは、外出先からの帰り、スーパーに立ち寄り、
これから、夕飯のための買い物をすることに決めます。

 ●スーパーのショッピングカートを手に取ったあなたは、
  カートに携帯電話をかざす。
 ⇒すると、そのスーパーの特売情報が表示されます。

 ●特売情報の中から、今晩のおかずとしてサンマを選ぶ。
 ⇒すると、サンマの売り場が携帯電話に表示される。

 ●売り場で手に取ったサンマに、携帯電話をかざす。
 ⇒すると、サンマの産地や賞味期限などが表示される。

 ●レジに向かう直前、「冷蔵庫にビールが残っていたか」
  気になったあなたは、携帯電話をチェックする。
 ⇒すると、自宅冷蔵庫内のビールの本数が表示される。

 ●買いたかったもの全てをカートに入れて、レジを通る。
 ⇒すると、自動的に支払額が計算されて表示される。
 ⇒さらに、携帯電話/カード経由で支払いまで完了する。

 ●家に帰って、買った商品を冷蔵庫に入れました。
 ⇒すると、冷蔵庫にある食料品のリストが更新される。
 ⇒さらに、冷蔵庫の中のマヨネーズが賞味期限に近づいていると
  いうことまで知らせてくれる。

どうでしょうか?イメージできたでしょうか。

少なくとも、「まだ残ってるのに買っちゃったよ!」とか、
「あ、買い忘れた・・・」といった事態は殆どおきなくなるのでは
ないでしょうか。

きっと、二度手間をなくしたり、無駄を省くという観点では、
生活における利便性が向上すると言っても過言ではないでしょう。


ちなみに、スペインのあるクラブは、希望するお客様の左腕皮下に
お財布機能がついたチップを埋め込むサービスを開始しました。
入店時やドリンク・フードの購入時に、”ピッ”と腕をかざすだけ
で会計は終了です。
これは、暗い混雑したクラブフロアでの現金盗難の発生や、
持ち物をロッカーにしまう煩わしさを、新技術:RFIDを使うことで
解決し、お客様の満足度を高めたソリューションです。
http://www.worldnetdaily.com/news/article.asp?ARTICLE_ID=38038

なんだか未来っぽいですね。

 *バックナンバーでソリューション提案についても復習しましょう
 ⇒<http://www.change-jp.com/vision/mail_magazine_index.html>


◆◆◆さぁ〜て来週の『ビジ・チュ』は?◆◆◆

「ユビキタス」について理解いただけましたでしょうか?
最近のICT技術があれば、本当にこのような社会が訪れるのも
近いのではないかと思います。

来週のビジチュは、「ユビキタスをもっと身近に!」
「なんなら身につけてしまえ!」ということで、
「ウェアラブル・コンピューティング」について触れていきたい
と考えております。

来週もお楽しみに♪


◆◆◆進捗状況◆◆◆

■:完了 ★:実行中 □:未了(お楽しみに)

<目次(予定)>
 ■:(1)ビジネスモデル
 ■:(2)会計のキホン
 ■:(3)コーポレートガバナンス
 ■:(4)プロジェクトマネジメント
 ■:(5)提案営業・ソリューション営業
 ■:(6)競争力とポジショニング
 ■:(7)フレームワーク 
 ★:(8)ユビキタス
 (個別用語解説編)
 □:(9)マネジメント系用語
 □:(10)マーケティング系用語
 □:(11)組織・人事系用語
 □:(12)テクノロジー・IT系用語

今回のシリーズは若干”秋葉原チック”ではありますが、今後の
”ソリューション”の主役は間違いなくユビキタスです。
ここまで学習してきた皆さんなら、単なる”技術オタク”で終わら
ないはず。

神出鬼没のユビキタス・ビジネスパーソンを目指しましょう♪

◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆

目次以外にも取り上げて欲しいテーマ・キーワードがあれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com



◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆

私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」のお
手伝いをしています。具体的には、コンサルティングと企業研修の
2つの事業を通じて、自らを変える必要を感じているお客様に対し、
目指す姿を明確化する企画段階からその企画の実行まで、幅広いご
支援をご提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com/   Mail: info@change-jp.com


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『ビジネス・チュートリアル』
<<『ビジチュ』第27号>>

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