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<SWOT分析?>

研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジネス・チュートリアル』No.24
いまさら聞けないビジネス常識を、読者の皆様だけに、こそっと
教えます。
※チュートリアル(tutorial):家庭教師・個別指導の意

<<『フレームワーク』第2集>>
〜SWOT分析?〜

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毎週ご愛読ありがとうございます。(株)チェンジの金田です。
ジャワ島では大地震による悲劇・被害の実情が明らかになって
います。地震の多い国同士、胸が詰まる想いです。

さて、「フロッグマン・ショー」というテレビ番組を先日見ました。
番組表では「蛙男劇場」と示され、テレビ朝日・ABC系列で放映
されています(水曜深夜2:40〜3:10)。
http://www.kaeruotoko.com/

この番組、いかにも深夜番組らしいナンセンス・アニメで、
私が大好きな類のくだらない内容ですが、制作方法が画期的です。
なんと、ホームページでよく使われているFLASHムービーを使って
つくられています。
そして、制作者は、脚本・声優・プロデューサー含め、なんと一人
(FROGMAN氏)です。
*:深夜番組ですが、ユニバーサルからDVDも発売されるそうです。

これまでアニメ制作は、多くのスタッフが低い報酬で必死になって
セル画等を書きまくったり、多くの声優がアフレコしたりと、
大仕掛けだったわけですが、「蛙男」の実験により、技術革新が
起こるかも知れません。

アフレコもSkype:スカイプを使って、世界中からリモートで制作
できます。

日本が今後生き残るための最大の強みである、「コンテンツ」を
早く、安く、グローバルでコラボしながら提供していけば、
人口減少にも耐えられる国になるかもしれません。

今週は、強みや弱みを識別して、具体的なアクションにつなげる
ためのフレームワークについて、その「使い方」を考えます。


◆◆◆ SWOTも、フレームワーク ◆◆◆

今号から具体的なフレームワークを挙げてご紹介していきますが、
まず最初はフレームワークの代表格、『SWOT(スウォット)』から
スタートしましょう。
(既にSWOTをご存知の方は、次の◆◆◆マークまで読み飛ばして
 下さいね)

◆ SWOTとは?

ビジ・チュの第20号(※)でもその名前にだけは触れましたが、
3Cと並び事業環境の分析に用いられるフレームワークです。
このフレームワークを用いた分析をSWOT分析といい、
『スウォットぶんせき』と読みます。

(※)ビジ・チュ第20号『機会の発見ってどうやるの?』の
バックナンバーは<http://change.todokete.net/bn/>から
左側メニューで"2006-05-01配信"をクリックして下さい。


「SWOT」は、以下の4つの単語の頭文字から取っています。
S:Strength(強み)
W:Weakness(弱み)
O:Opportunity(機会)
T:Threat(脅威)

この4要素は、2つの軸の掛け合わせからできています。

1つ目の軸:内部環境からの影響 or 外部環境からの影響
2つ目の軸:好影響をもたらすもの or 悪影響をもたらすもの

これらの軸から、
内部環境 × 好影響 ⇒ Strength(強み)
内部環境 × 悪影響 ⇒ Weakness(弱み)
外部環境 × 好影響 ⇒ Opportunity(機会)
外部環境 × 悪影響 ⇒ Threat(脅威)

と導き出されています。

事業に影響を与える諸要素をこれら4つの枠組みで区分し、
その事業がどのような状況にあるかの判断に役立てます。

◆ 久しぶりに帰ってきました!ラーメン屋の例です

いつものラーメン屋で、簡単な例を見てみましょう。

Strength(強み)
・駅から住宅街の間にあり、帰宅途中の客層が厚い
・養鶏農家との直接契約により良質な鶏ガラが安く手に入る
Weakness(弱み)
・メニューが醤油しかない
・女性客には人気がない
Opportunity(機会)
・近隣の競合店が人気低迷により閉店に追い込まれた
・人気雑誌のラーメン特集で取り上げられた
Threat(脅威)
・2つ先のターミナル駅に来月ラーメンテーマパークができる
・鳥インフルエンザが拡がっている

このように、4つの視点で事業に影響を与える要素を整理するのが
SWOTの考え方です。
ラーメン屋の店主が今後の経営を考える際、何もないところで
ぼんやり考えるよりは、4つの視点を持ってそれぞれ考えるほうが
分析のスタート地点が遥かに高いところから始められます。

物事は、「最初の一歩さえ踏み出せれば、あとは出来たも同然」
といいますから。


◆◆◆ SWOTを整理して「何を言うか」が大事 ◆◆◆

さてこのSWOT分析、4つの視点で状況を整理して満足していては、
特に事業の舵取りに役立ったとは言えません。
少なくとも”分析”と名前がついている以上、”整理しました!”
だけでは物足りないですね。
整理した情報から、何を読み取って、何をメッセージとして抽出
するかが大切です。

整理した情報からメッセージを抽出するには、4つの視点の
掛け合わせを行うことが有効です。

具体的には、以下の4つの掛け合わせからメッセージを抽出します。
1.強み × 機会 ⇒ ビジネスチャンス
2.強み × 脅威 ⇒ 脆弱性
3.弱み × 機会 ⇒ 制約
4.弱み × 脅威 ⇒ 危機

◆1.強み × 機会 ⇒ ビジネスチャンス

この組合せが、最もわかりやすい掛け合わせです。
 
ラーメン屋の例で言えば、
Strength(強み)
・駅から住宅街の間にあり、帰宅途中の客層が厚い
Opportunity(機会)
・近隣の競合店が人気低迷により閉店に追い込まれた
の二つが掛け合わさって、

『競合店の客を取り込むアタックチャーンス♪』
というメッセージが抽出できます。

そして、このチャンスを生かして、具体的に競合店の客に
来店してもらうためのアクションを考えていくわけです。


◆2.強み × 脅威 ⇒ 脆弱性

これは、今現在強みとして発揮している要素が、脅威が現実化した
場合に、失われてしまう(=強みでなくなってしまう)かも知れない
というメッセージにつながります。

これもラーメン屋の例で言えば、
Strength(強み)
・養鶏農家との直接契約により良質な鶏ガラが安く手に入る
Threat(脅威)
・鳥インフルエンザが拡がっている
の二つが掛け合わさって、契約農家で鳥インフルエンザが発生
したら、というリスクを考えることで、
『調達先を1箇所に集中するのは危険ではないか』
というメッセージが抽出できます。

これを受けて、店主は調達先を複数にするための調査・開拓に
乗り出すかもしれません。


◆3.弱み × 機会 ⇒ 制約

この組合せは、順序を逆にするとわかりやすいです。
折角の機会があるのに、弱みがあることでその機会を活かせない、
というメッセージにつながります。

Opportunity(機会)
・近隣の競合店が人気低迷により閉店に追い込まれた
という機会に対して、
Weakness(弱み)
・メニューが醤油しかない

という弱みがあるために、例えば競合店で豚骨ラーメンを好んで
食べていた客は取り込むことができない、といった制約に
つながります。

競合店の客の取り込みが大きく期待できそうであれば、店主は
豚骨をはじめ新メニューの開発に取り掛かるかもしれません。


◆4.弱み × 脅威 ⇒ 危機

この組合せも、順序を逆にしましょう。
見出した脅威が、自らの弱みを直撃してしまって大きなダメージに
つながる可能性を示唆するメッセージです。

Threat(脅威)
・2つ先のターミナル駅に来月ラーメンテーマパークができる
で、もしカップルや家族連れの集客がうまくいくと、
Weakness(弱み)
・女性客には人気がない

という弱点と相まって、女性に連れられて男性客までがそちらに
流れてしまう危機につながります。
この場合店主は、早めに弱みを補強する=女性の人気を獲得する
アクションを考えるないとなりません。


◆◆◆ フレームワークは、あくまで議論・分析の入り口 ◆◆◆

SWOT分析は、最も代表的なフレームワークであり、経営本を読めば、
必ず出てくるポピュラーなものです。
とはいえ、今回考えたように「何をメッセージとして抽出するか」
の部分は、使い手の深い思考が要求されます。
残念ながら、情報を入力したらポンッと答えが出てくるような
魔法のツールではありません。

SWOTを真面目に分析に使おうとすると、必ず
「強みor弱み、機会or脅威のどちらにも入りうる」という要素が
見つかる、という現象に突き当たります。

例えばラーメン屋なら、

「競合店がテレビで紹介された」
という事象は、一見脅威に入りそうですが、見方を変えて
「テレビを見た遠方の客が増えて行列を作ることで、地元の常連客
 が入りにくくなり、こちらに流れてくるかも知れない」
と考えれば、機会に入るでしょう。

結局は、「何をメッセージとして抽出するか」を中心に考えれば、
個々の事象は「どちらに入れてもよい」「両方に入れてよい」と
なります。
メッセージ/示唆を判断してアクションにつなげるのは、ツールを
使いこなす人であり、SWOTは答えを教えてくれません。

そもそも、ビジネスなので結果が出る前に「正解」は存在しません。
これ以上ないほど成功すれば「正解」であり、そうでないなら
「不正解」となる、厳しい世界ですものね。

フレームワークは、あくまで議論や分析を途中まで、しかしながら
とても効率的に道先を案内してくれるものです。
過大な期待はせずに、上手く使っていきましょう!


◆◆◆さぁ〜て来週の『ビジ・チュ』は?◆◆◆

今週の内容を参考に、「皆さまご自身」についてSWOT分析をして
みてください。
意外に強みは多いものです。
自分自身の新しいチャンスや可能性が見つかるかもしれません。

来週もお楽しみに♪


◆◆◆進捗状況◆◆◆

■:完了 ★:実行中 □:未了(お楽しみに)

<目次(予定)>
 ■:(1)ビジネスモデル
 ■:(2)会計のキホン
 ■:(3)コーポレートガバナンス
 ■:(4)プロジェクトマネジメント
 ■:(5)提案営業・ソリューション営業
 ■:(6)競争力とポジショニング
 ★:(7)フレームワーク 
 □:(8)ユビキタス
 (個別用語解説編)
 □:(9)マネジメント系用語
 □:(10)マーケティング系用語
 □:(11)組織・人事系用語
 □:(12)テクノロジー・IT系用語

振り返ると、もう半分以上も進捗しています。
途中から参加した方も、バックナンバーを見て、復習して
くださいね。
http://change.todokete.net/bn/

◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆

目次以外にも取り上げて欲しいテーマ・キーワードがあれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com



◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆

私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」のお
手伝いをしています。具体的には、コンサルティングと企業研修の
2つの事業を通じて、自らを変える必要を感じているお客様に対し、
目指す姿を明確化する企画段階からその企画の実行まで、幅広いご
支援をご提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
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『ビジネス・チュートリアル』
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