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<フレームワークって何?>

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『ビジネス・チュートリアル』No.23
いまさら聞けないビジネス常識を、読者の皆様だけに、こそっと
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※チュートリアル(tutorial):家庭教師・個別指導の意

<<『フレームワーク』第1集>>
〜フレームワークって何?〜

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ご愛読ありがとうございます。(株)チェンジの金田です。
春なのに、なにやらすっきりと晴れない天気が続いています。
洗濯物をなかなか日干しできずに困ってしまいますね。

資生堂が、「TSUBAKI」という新しいシャンプー・リンスの
シリーズを発売しましたが、これが売れに売れているそうです。
これまで、長年トップシェアを維持してきた
「ラックス・スーパーリッチ」を、発売から僅かの期間で
あっさりと逆転してしまいました。

私も奥様の買ってきた「TSUBAKI」をさっそく借りてみましたが、
髪の毛がしっとりと仕上がって、なかなか良いです。
商品コンセプトも使い心地も、こちらも大ヒットを記録した、
「花王ASIENCE」に似ていますが、どちらも是非一度お試し
ください。(私は両方使ってみましたが、どちらも良いですよ)

ところで、この「TSUBAKI」ですが、とにかくCMが凄いです。
上原多香子、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子、そして
観月ありさという6人もの有名美人女優を同時に起用するという
荒業です。しかも、テーマソングはスマップです。
なんと贅沢な広告宣伝費の使い方でしょうか。

ただ、当然これも単なる無駄遣いではなく、マスマーケティングを
脱却しながらも、幅広い層に受け入れられるための努力です。
特に成人女性の価値観は、以前と比較すると大幅に多様化が進んで
おり、もはや一人のイメージキャラクターでは、受け止められない
状況を反映しています。

個人的には、エビちゃん一辺倒の女性ファッショントレンドに、
だいぶ飽き飽きしてきたところなので、こういった新しい流れは
大歓迎です。

世の流行に乗ってみるというは、意外と面白いことだと思います。
アジアや日本の美が再評価されている中、老若男女問わず、美しい
黒髪をなびかせてみましょう。

さて今週からは、仕事で使えるととても便利な道具である
”フレームワーク”について考えてみます。
”思考の枠組み”のことですが、「既製品の整理の枠組み・棚」
なんて風に考えると理解しやすいかも知れませんし、意外にも
日々の生活や身近で使っているものです。
ちなみに「老若男女」もフレームワークですね。

それでは今週から新シリーズです。張り切って行きましょう♪


◆◆◆ フレームワークって、何だ? ◆◆◆

ビジ・チュの読者の方には比較的IT関連の方が多いので、
フレームワークと聞くと、ソフトウェア開発における、いわゆる
アプリケーション・フレームワークを思い浮かべられる方も多いと
思いますが、今回取り扱うテーマは少し違います。

"framework"と英和辞典で引くと、『枠組み』や『構成』といった
意味が出てきます。

日本語で言っても十分通じることを何でも英語で言いたがる傾向の
強い昨今、ビジネスの世界だけでなく、政や官の世界でも結構
使われているようです。
どのくらい浸透している表現なのかインターネットで調べていたら、
ある事務次官の会見で記者の人がこのような質問をしていました。

『次官、日米のフレームワークの話なんですけれども、ともすると
今回のアメリカからこういったようなことをやりたいというような、
ともかくこんな意向がやや多くなるんですが、日本としましては、
この新しいフレームワークを使って、どういったことをアメリカに
言い、どういうふうに日本のために活用していきたいというふうに
思っていらっしゃいますか。』

・・・。
このような質問に対して次官も普通に回答していましたので、
用語としての浸透度はかなり高いのだと思います。
が、上記のような例では意味が広すぎて、かなり前後の文脈がない
と理解に苦しみますね。
というより、賢い読者の皆さまは、こんな理解不能な会話は、
なさらないように気をつけてくださいね。


もとい、今回ビジ・チュで扱うフレームワークは、ビジネスの様々
なシーンで物事を検討する際の、”思考の枠組み”としての
フレームワークです。

まずは、簡単な例で見てみましょう。
カタカナで書かれると、途端に小難しくて上品なイメージが
ありますが、世の中いたるところに”思考の枠組み”は存在します。


◆まずは5W1H

最も早く触れるのは中学校の英語の教科書、ビジネスパーソン
としてはおそらく新入社員時代に耳にするであろう、5W1H。
いわずと知れた、Why,What,Who,When,Where,How、ですね
(How muchやHow manyを加えて5W2H/3Hというケースもあるよう
 ですが、基本は同じです)。

かつて読者の皆様も「上司から指示を聞くときは、5W1Hで
聞き漏らしがないか確認しなさい」と教えられたのではないで
しょうか。


◆3Cも、フレームワーク

ビジ・チュの第20号『機会の発見ってどうやるの?』で登場した
3C(Customer、Competitor、Company)も、フレームワークと呼ぶ
ことができます。
事業環境を3つの視点で分析することで、機会の発見につなげる
ことができる、という話でした。

※ビジ・チュ第20号『機会の発見ってどうやるの?』
 バックナンバーは、<http://change.todokete.net/bn/>
 から左側メニューで"2006-05-01配信"をクリックして下さい。


◆その他にも、身近なフレームワーク

QCD=Quality, Cost, Delivery/Deliveryの頭文字です。
競争力の要素を3分類した考え方と言われていますが、これも
若手時代に耳にしている方も多いと思います。
もっと簡単に言うと「うまい・安い・早い」ですね。

更に身近な例を挙げれば、生活に最低限必須の要素を洗い出すのに
「衣・食・住」という視点で整理したりもします。
これもいわばフレームワークですね。


◆◆◆フレームワークは、とっても便利 ◆◆◆

いくつかサンプルをお示ししましたが、要はフレームワークとは、
『物事を整理・分析する際の視点をあらかじめ設定しておく枠組み』
と言えそうです。

このような視点の枠組みは、ビジネス書や経営学の論文、
シンクタンクのレポート等を通じて、次々と新しいものが世に送り
出されていますが、中でも多くのビジネスパーソンに有用と
認められて広く普及しているフレームワークを覚えておくと、
大変便利なことがあります。


◆検討・議論の取っ掛かりを作ってくれる

まず、フレームワークは検討の取っ掛かりを与えてくれます。
フレームワークは、出自が学術的な論文である場合もありますが、
いずれにしても元は経験則であり、それを洗練して多くのケースに
当てはまるように抽象化・結晶化したものです。

同様の検討をしたことがある先人の知恵を活用できるわけですから、
一から全て自分の力で検討するよりは遥かに効率的なスタートが
切れます。

また、フレームワークで整理した状態でチーム内の議論を始めると、
ある程度ビジネスパーソンに広く共有化されたフレームワークを
利用していれば、チームのメンバーにいちいち前提認識から説明
しなくても、分析の大まかな視点を共有できた状態から議論を
始めることができます。

既に一定の共通言語のある状態から議論を開始できるので、更に
踏み込んだ内容の議論により多く時間を割くことができるように
なります。

「もっと考えろ!」なんて叱られた経験は皆さんもお持ちだと
思います。私も散々怒られてきました。
でも、何を考えれば良いのか、見当もつかないときがあります。
そして、悶々と時間を過ごしてしまったりすることもありますが、
そんな時に「よしっ!まずは○○から考えよう!」とヒントを
くれるのが、まさに先人の知恵であり、フレームワークなのです。


◆ロジカルシンキングを、お手軽に代行

最近めっきり注目度があがり、ビジネスパーソンの必須スキルの1つ
としての地位を獲得した「ロジカルシンキング(論理的思考)」。
読者の皆さんも一度は耳にしたり、あるいはその類の書籍を手に
取ったりしたことがあるのではないでしょうか。

※チェンジのロジカルシンキング講座もご参考にして下さい。
 <http://www.change-jp.com/learning/courses_bb06.html>

論理的に思考する際の重要要素としてよく紹介される概念に、
”MECE”というものがあります。
MECEとは、"Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive"の
頭文字を取ったもので、「抜け漏れなく、重複(ダブり)なく」
という意味です。

検討要素がMECEに、つまり抜け漏れなく重複ない形で検討されて
いると、聞き手や読み手は「突っ込みどころがない」状態になる
ため、相手の反論を抑えて論理的で説得的な説明にできる、
という発想です。

実はフレームワークを用いるということは、あらかじめMECEに
なっている(または多くの人がMECEと信じている)要素分解を、
瞬時に手に入れていることに他ならないのです。

例えば事業環境の分析をしようとしているときに、3Cの視点を
切り口にして分析を行えば、分析の浅さを指摘する声はあったと
しても、そもそも論として大きな要素の抜け漏れを指摘される
ことは、まず少ないでしょう。

加えて、論理的に検討することが、聞き手や読み手を説得することを
目的としているならば、ビジネスパーソンなら誰もが知っている
ような経営学者の名前のついたフレームワークを持ち出すことは、
最適な権威付けとなってより効果的に働くことでしょう。


◆◆◆さぁ〜て来週の『ビジ・チュ』は?◆◆◆

実は、身近で、便利なフレームワーク。
フレームワークとハサミは使いようです。

来週から、そんなちょっと便利なフレームワークについて、
代表的で仕事に応用しやすいものをいくつか具体的にご紹介
していきたいと思います。

来週もお楽しみに♪


◆◆◆進捗状況◆◆◆

■:完了 ★:実行中 □:未了(お楽しみに)

<目次(予定)>
 ■:(1)ビジネスモデル
 ■:(2)会計のキホン
 ■:(3)コーポレートガバナンス
 ■:(4)プロジェクトマネジメント
 ■:(5)提案営業・ソリューション営業
 ■:(6)競争力とポジショニング
 ★:(7)フレームワーク 
 □:(8)ユビキタス
 (個別用語解説編)
 □:(9)マネジメント系用語
 □:(10)マーケティング系用語
 □:(11)組織・人事系用語
 □:(12)テクノロジー・IT系用語

今週から新シリーズです。ちょっとMBAっぽい内容もありますが、
学費はなんとタダです♪
一緒に頑張って行きましょう。そして何か役に立ったら、学費
代わりに、どんな風に役立ったかをお知らせくださいませ。

◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆

目次以外にも取り上げて欲しいテーマ・キーワードがあれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com



◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆

私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」のお
手伝いをしています。具体的には、コンサルティングと企業研修の
2つの事業を通じて、自らを変える必要を感じているお客様に対し、
目指す姿を明確化する企画段階からその企画の実行まで、幅広いご
支援をご提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com/   Mail: info@change-jp.com


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『ビジネス・チュートリアル』
<<『ビジチュ』第23号>>

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