研修とコンサルティングの株式会社チェンジ
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『ビジネス・チュートリアル』No.15
いまさら聞けないビジネス常識を、読者の皆様だけに、こそっと
教えます。
※チュートリアル(tutorial):家庭教師・個別指導の意
<<『プロジェクトマネジメント』第3集>>
〜品質とコストの管理〜
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『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』
「なんだ!?」
私も初めてこれを見つけた時には、衝撃的でした。
ジョニーといえば大倉しか知らなかったのですが、なんとこの
ジョニーは、サーフボード型の器にはいってコンビニで売られて
いるのです。
表記を見ると、北海道産大豆と沖縄産天然にがりを使用と書いて
あります。
そうです、豆腐です。
製造は、男前豆腐店です。
http://otokomae.jp/index-pc.html
こちらの社長は、もともと京都の豆腐店の跡取りだったのですが、
「自分の豆腐を作りたい」と一念発起し、試行錯誤を重ねて、
ついに新ブランドを立ち上げたそうです。
私も早速食べてみましたが、非常に「濃い」豆腐です。
ゴマ豆腐かと思うほど濃厚で、大豆感が豊富です。
好みは分かれるかも知れませんが、私個人的には好きな味です。
男前の皆様、是非お試しあれ。
ちなみに女性の方には、「お嬢」という商品もあります。
最近は、ちょっと一味違う変わり豆腐や高級豆腐が増えています。
ただ、そんな商品開発プロジェクトの影にも、きっと、たくさんの
失敗や苦悩があったのだろうと思い巡らすと、しっかりと味わって
食べたくなるものです。
子供の頃に、ご飯を残したら
「農家の方に申し訳ないから食べなさい」と親に怒られたことを
いまさらながら思い返してしまいますね。
さて、今週はプロジェクト管理の最終回です。
プロジェクトは辛いことのほうが多いですが、最後には美味しい
お豆腐を笑顔で食べてもらえるように頑張りましょう。
◆◆◆【復習】QCDSって何だった?◆◆◆
今シリーズはプロジェクトの管理ポイントを4つに絞込み、
3週に渡ってお届けしてきました。本日は、いよいよ最終回。
品質とコストの管理について、お伝えしたいと思います。
それでは、早速復習です。
プロジェクトにおけるQCDSって覚えていますか?
そうです。PMBOK®などで9つに渡る管理ポイントを以下の4つ
に絞り込んだフレームワークですね。
1.Quality(品質):要求される品質基準を満たすか
2.Cost(コスト):与えられた予算を超過しないか
3.Deadline(タイム):設定された終了期限に間に合うか
4.Scope(スコープ):目標や範囲は明確か
◆◆◆品質マネジメントのツボ◆◆◆
■なぜ、品質マネジメントが必要か?
「品質って、最終の試験段階で帳尻を合わせられれば良いのでは
ないでしょうか。いちいち、設計している段階から、決められた
手順どおりに資料を準備して、チェックリスト化された品質基準を
満たしているかどうかなんて確認していると、作業がなかなか前に
進まなくって・・・」(某メーカーで、ノートPCの新機種を開発
している入社3年目のAさん談)
皆さんは、このような発言に対して、「それじゃダメ!」と言い
切ることができるでしょうか?
分からず屋のAさんに、「品質の高さは日本の製造業の成長を
支えてきた要(かなめ)だろう。だから、徹底的に管理すべき
なんだ!」と言ったところで、恐らく聞く耳を持ちません。
Aさんの関心事は日本の製造業の強さではなく、自分の仕事の進捗
なのですから。
伝えるべきは、「品質管理が不十分だと、後になって手戻りが
発生し、納期の遅延やコストの超過につながってしまう」という
ことです。つまり、品質問題は初期段階で芽を摘んでおかないと、
作業が膨らんでしまい、納期遅れや予算オーバーを引き起こし
かねません。例えば、設計段階で修正すべきミスが後段で発覚
した場合、全ての作業を遡らないといけなくなるので、時間が
かかるのは当然ですよね。
■品質マネジメント≒レビューの徹底
期待される水準まで品質を高めるためには、具体的に、どんな
アクションを取れば良いでしょうか?
答えは至ってシンプル。成果物などの「レビュー」を繰り返す
ことです。
レビューを行うときに、意識すべき点としては、色々なものが
挙げられますが、あえて3つに絞るとしたら、次のようなものに
なります。
○求められる品質の基準値を決める。
明確な基準がない中で行なわれるレビューは、方位磁石がない
中で、大航海に出かけるようなものです。
○レビューするタイミングや頻度、責任者を事前に決めておく。
「仕事を進めるときには、5W1Hを決めておくことが重要だ!」
って、新入社員のときに習いましたよね。
○レビューは「早め早め」に実施する。
きちんとしたレビューが行われていない作業の後続作業を
レビューしても、効果が薄いのは当然です。
品質マネジメントの向上させるために、レビューを実施していない
プロジェクトは存在しないと思っています。
ただレビューというのは、とても難しい仕事なのです。
レビューを実施していても、以下の2つの症状が出てしまい、
品質マネジメント機能しないことが多いようです。
【症状1】ざるレビュー
担当者任せにしてしまい、さらっと眺めて「大体OK!」と
流してしまう。
往々にして、その結果ミスが発生すると、「なんでしっかり
やっておかないんだ!」と担当者に責任を押し付ける場合が
多いです。
【症状2】評論家
主体性、具体性、優先順位がなく、「これじゃあダメ」
「それもダメ」を繰り返し、物事が前に進まない。
期限が近づいて、「では、どうすればよいのか?」と尋ねると、
「それを考えるのが君の仕事」と放任される場合が多いです。
読者の皆様、要注意です。
■品質マネジメント≒標準化
レビューは、とても難しい仕事ですし、レビューばかりしていても
作業は進捗しません。
そこで、品質マネジメントを効率化・仕組み化するために、
「標準化」が求められます。
「○○の作業は、A,B,Cで定義をして、1,2,3という
手順で行う」というように定めておくと、イレギュラーなことが
発生しない限りは、品質を維持できますし、手順が明らかなので
問題が発生した時の検証も可能です。
また、レビューはイレギュラーがあるかどうかを中心に確認する
ことになるため、「ざるレビュー」や「評論家」の発生もある程度
は低減できます。
もともとISO9000なども、上記のような観点が含まれているわけ
ですが、目的を見失ってしまうと、品質マネジメントの効率化・
仕組み化どころか、管理のための管理になってしまいます。
こちらも要注意です。
■品質不良の原因には優先順位を!
パレートの法則ってご存知ですよね?2:8の法則とも呼ばれ、
例えば、「全商品の20%で80%の売上を占める」というような
よく聞かれる話を法則化したものです。
品質管理でもパレートの法則の考え方を活用し、「大多数の
不良は少数の原因をつぶすことによって解決できる」と考えます。
例えば、自動車を開発する際の「欠陥」には、様々なものが
ありますが、回転不良と雑音の2つで半数以上を占めるそうです。
品質不良がなぜ発生したかを追及し、優先的に取り除くべき原因を
特定することが品質を高める上で重要なのです。そういえば、
トヨタでは、「”なぜ”を5回繰り返せ」という言葉があるそう
ですが、このような文化・風土が品質の向上に貢献しているので
しょうね。
◆◆◆コストマネジメントのツボ◆◆◆
■見積りがコスト管理の出発点
予算オーバーしたプロジェクトの事例って、よく耳にしますよね。
予算を守れないのは、プロジェクトマネジャーがお金を浪費した
からではなく、精緻な見積りができなかったことに起因している
ケースが多く見受けられます。
それでは、予算見積りをしっかり行っているかどうか、どうやって
チェックすれば良いのでしょうか?
近道は、「見積り作業をスケジュールに入れているか」をチェック
することです。
プロジェクトの規模にもよりますが、見積のための情報収集には
とても時間が掛かるものなので、スケジュールに反映されている
のが当然という訳です。
これが出来ていないと、時間不足・検討不足の中で、
KKD(勘・経験・度胸)だけを頼りに見積もりを実施してしまい
後々になって重要な要素の見直しに気付くことになります。
(私も残念ながら、何度かそんな経験があります・・・)
次のようなポイントを押さえた見積りを基準に、PDCAサイクルを
回していくことがコスト管理の肝です。
○見積り条件も含め、必ず文書化する。
○複数の見積り手法を用いて、信頼度を上げる。
○再見積りもスケジュールに反映する。
■重点的な予算配分対象とは?
プロジェクトの中で、一番コストをかける対象って何でしょう?
殆どの方が、「それはプロジェクトの内容/性質による」と
お答えになるでしょうが、実はどのようなプロジェクトにも共通
するものがあります。
答えは、「作業場所」です。
別に絢爛豪華なオフィスを借りましょう、と言っている訳では
ありません。
プロジェクトを推進するときの作業場所は一箇所に集中すべきで
あり、拠点を集中するためのコストは惜しみなく使った方が良い
ということを意味しています。
拠点が分散すると、移動時間=コストがかかり、関係者の
コミュニケーションも希薄になるため、作業上のリスクも
増幅します。
一箇所に集まって作業をした方がトータルコストは安いのです。
皆さんがプロジェクトマネジャーになったら、投資先を誤らずに
是非、生きたお金を使いましょうね。
◆◆◆まとめ『プロジェクトマネジメント』◆◆◆
3週間にわたり、プロジェクト管理の要諦であるQCDS
(品質、コスト、納期(時間)、スコープ)について解説して
きました。
プロジェクトマネジメントは、プロジェクトマネジャーだけが
頑張って実践するものではなく、参加するメンバー全員が、それを
理解し主体的に取り組まなければ機能しないものです。
とはいっても、プロジェクトというものを完全に管理することは
非常に難しいものでもあるので、まずは70点くらいを目指して、
気楽に最初の一歩を踏み出しましょう!
◆◆◆さぁ〜て来週の『ビジ・チュ』は?◆◆◆
来週からは、提案営業・ソリューション営業をお届けします。
「モノ売り・ハコ売りからの脱却!」と提案型営業の実践を求める
掛け声は勇ましいのですが、結局「ただの押し売り」になっている
ケースもちらほら見られたり・・・
では、「モノ売り・ハコ売り」ではなく、「御用聞き」でもない
営業ってどんなものなのでしょうか?
バブル崩壊後の不景気時代から叫ばれだした「提案営業・
ソリューション営業」ですが、実体を伴ったものなのか、はたまた
ただの掛け声だけなのか。。。
皆さんと一緒に考えて生きましょう。
来週もお楽しみに♪
◆◆◆進捗状況◆◆◆
■:完了 ★:実行中 □:未了(お楽しみに)
<目次(予定)>
■:(1)ビジネスモデル
■:(2)会計のキホン
■:(3)コーポレートガバナンス
■:(4)プロジェクトマネジメント
□:(5)提案営業・ソリューション営業
□:(6)競争力とポジショニング
□:(7)フレームワーク
□:(8)ユビキタス
(個別用語解説編)
□:(9)マネジメント系用語
□:(10)マーケティング系用語
□:(11)組織・人事系用語
□:(12)テクノロジー・IT系用語
来週も『ビジ・チュ』を読んで、スーパー営業パーソンに
なってみよう♪
◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆
目次以外にも取り上げて欲しいテーマ・キーワードがあれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com
◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆
私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」のお
手伝いをしています。具体的には、コンサルティングと企業研修の
2つの事業を通じて、自らを変える必要を感じているお客様に対し、
目指す姿を明確化する企画段階からその企画の実行まで、幅広いご
支援をご提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
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