研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジネス・チュートリアル』No.6
いまさら聞けないビジネス常識を、読者の皆様だけに、こそっと
教えます。
※チュートリアル(tutorial):家庭教師・個別指導の意
<<『会計のキホン』第3集>>
〜貸借対照表って何だ?〜
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メルマガを書いている今日(1/21)は、関東地方も雪が降っており
CHANGEがある東京都港区もすっかり雪化粧です。
土曜日で人手が少ないうえ、積もった雪がいろいろと隠してくれる
ので、都会の喧騒も一瞬忘れられます。
しかし、5年ぶりの大雪ということで、テレビをつければ、
「○○線が遅れています」などなど、雪による交通機関の乱れに
関して、同じ情報を繰り返し宣伝しています。
ついでに、「東京は雪に弱い街だ!都市整備が不十分だ!」
なんていうとコメントを、したり顔で言っていたりもします。
東京は、通常は大して雪は降りません。そして、何年ぶりかの
大雪でも、たかだか電車や道路がとまるだけです。
かたや、今年の大雪で命や家屋を失ってしまった方も、多数
居られます。そして、その恐怖は、降雪量が多い2月に向かって
より高まっているかも知れません。
交通機関が動かないのは我慢できますが、豪雪地帯の方のご苦労
を考えると、そんなことは小さなことです。優先度も重要度も
全く比較になりません。
人間はとかく自分の身の回りのことだけが重要であると勘違いする
生き物です。(私自身も含めていつも反省が多いです)
こんな雪の日は、身近なことでイライラせずに、たまにしか
見られない雪景色に心を落ち着かせて、豪雪と戦ってらっしゃる
方々、寒い中でセンター試験と戦っている学生さん達に、せめて
心からのエールを送りましょう。
どんな人も、やさしい気持ちも厳しい気持ちも持っています。
時々は、意識的にバランスを取らないと人間関係もうまくは
行きません。
ということで、今週は、会計のキホン編の第3回、貸借対照表に
ついて確認していきます。
そうです。経営もバランスを取りましょう。
◆◆◆貸借対照表とは何か?◆◆◆
貸借対照表、またの名をB/S(Balance Sheet:バランスシート)
と呼びます。
ここではより一般的な名称として以後B/Sと表します。
前回学習したP/Lが「会社の通信簿」だったのに対して、
B/Sは「会社のお金/財産の目録」です。
特定のタイミングにおける、資金の調達源泉(どこからお金
を持ってきたか)と資金の運用形態(持ってきたお金をどう
使ったか)を一定のルールで表記したものがB/Sになります。
つまり、今現在持っている使い途と、そのお金の出所がB/Sから
明らかになります。
なぜ貸借対照表/バランスシートと呼ばれるかというと、
お金は水や餌をあげても大きくならないので、出所の金額と
使い途(あるいは残金)の金額はいつも等しい(バランスする)
ことになるからです。
まずは、これら3つの概念のキホンをそれぞれ押さえた上で、
個別に詳しく学習していきましょう。
【負債とは(お金の出所1)】
銀行などからの借金や取引先へのツケのことで、いずれは耳を
揃えて返さなければならないお金のことを指します。
要するに他人様のお金なので、「他人資本」と呼ばれます。
【資本とは(お金の出所2)】
「資本金」と呼ばれる株主からの出資金と、先週メルマガで
解説した当期純利益の内部留保を累積した「剰余金」を指します。
こちらは、会社のものなので「自己資本」と呼ばれます。
(なぜ株主からの出資金が会社のものになるかというと、
会社自体が株主のものだからです。)
【資産とは(お金の使い途)】
会社の財産リストを全て金額換算して並べたものです。
現金・預金や在庫だったり、自社ビルや事務所の敷金・保証金
だったり、あるいは社長の悪趣味で社長室に飾られている高価な
骨董品などが資産として表されます。
◆◆◆何がわかるのか◆◆◆
ビジネスモデルの回で述べたとおり、その会社が付加価値を生み
出す仕組みと、仕組みへの投資スタンスががB/Sからわかります。
工場があったり、土地があったり、特許があったりすれば、全て
B/Sに記載されます。
また、その仕組みの拡大に投資しているかどうかもわかり、今後も
競争力を維持・向上できるかがわかります。
また、効率の良いビジネスかどうかもわかります。
ROA(総資産利益率:当期純利益/資産総額)という指標で図り
ますが、要するに「どのくらいの規模の資産を使って、年に
どのくらい利益を産み出せるのか」を図るものです。
◆クイズ◆
1000万円の利益がある会社が二つあったとします。
A社は、もろもろ含めて1億円の資産で、会社をやっています。
逆にB社はもろもろ含めて、100億円の資産がある会社です。
どちらが良い会社でしょうか?
◆答え◆
B社はお金持ちな会社です。でも、お金の使い方が下手な会社
です。
A社はお金の使い方がうまい会社です。
100億円資産があれば、仮に日本国債を買うだけでも、十分な利益
をあげられるはずです。でも、1000万円しか利益がないとすれば、
資産の無駄遣いになるので、もっと別のビジネスをやったほうが
よいです。
だから、A社の方が良い会社です。
よくB/Sは小さいほうが良いといわれますが、例えばROAが国債金利
を下回るようであれば、間違いなく限りある資源の無駄遣いです。
だからこそ、ROAの分母であるB/Sを小さくするのです。
以下、個別の項目について解説します。
◆◆◆負債(他人資本)とは◆◆◆
負債は流動負債と固定負債に分かれます。
【流動負債とは】
1年以内に返済しなければいけないものです。
具体的には、支払手形や買掛金などのツケだったり、1年以内に
返さなければいけない借金(短期借入金)だったり、納税時期に
なれば問答無用で取っていかれる受取消費税(未払金)だったり
します。
<ラーメン屋の場合>
・麺や具材をツケで仕入れた代金(買掛金)
・1年内に銀行から返済を迫られている借金(短期借入金)
・振込みを待ってもらっているバイト代(未払金)
【固定負債とは】
1年を超えて返済することのできる債務です。
具体的には、返済期間の長い借金や社債、また将来支払うことが
確定している退職金の準備(退職給与引当金)などがあります。
<ラーメン屋の場合>
・常連のお客様に発行した会員権(長期借入金)
・両親や親戚に無心した出世払いの借金(長期借入金)
◆◆◆資本(自己資本)とは◆◆◆
資本は資本金、法定準備金、剰余金に分かれます。
【資本金とは】
株主から直接拠出された元手(お金やモノ)です。
よく目にする企業プロフィールの「資本金」というのは、
「株主からいくら集めているか?」を示しているのです。
【法定準備金とは】
商法上、企業が維持しなければならないお金を指します。
「何があるかわからないから、会社やるならこのくらいの
お金はいつも持っていなさいね」というものです。
おじいちゃん・おばあちゃんにこれを言われたら、そっと紙に
包んだお金を貰えたりするのですが、相手はお上なので、
当然ですが何もくれません。
【剰余金とは】
利益の蓄積ですが、当然赤字であれば、剰余金はマイナスされます。
◆◆◆資産とは◆◆◆
資産も負債と同様に、流動資産と固定資産の大きく2つに
分かれます。
【流動資産の内訳】
現預金+1年以内に資金化が予定されている資産です。
具体的には、銀行口座の残高や受取手形・売掛金
(ツケで売ったもの)、商品の在庫や立替払いの金額などです。
<ラーメン屋の場合>
・常連客が財布を忘れて食べたラーメン代(売掛金)
・銀行にわずかにある預金(現金および預金)
・苦学生のアルバイトに渡した前借(前払金)
・スープ作りのために大量仕入れした金華ハム(棚卸資産)
ちなみに特に現預金が、流動負債に比べて大きく、安全性が高い
(後段で説明)場合は、投資余力があります。
俗に「キャッシュがだぶついている」状態ですので、お客様の
B/Sがこの状態なら、営業はチャンスです。
要チェックです。
【固定資産の内訳】
1年以内に資金化が予定されていない資産です。
具体的には、工場や建物、有価証券を指します。また、特許権
などの長期にわたって利用される無形資産も含みます。
<ラーメン屋の場合>
・店舗の敷金・保証金
・ラーメンを作る調理器具(工具器具および備品)
・ラーメン店の内装(構築物)
・店長がこっそり買っていたが、値崩れし、塩漬けが決定した
ラ○ブドア株(投資有価証券)
◆◆◆貸借対照表を評価するときには◆◆◆
貸借対照表は企業の安全性や効率性を評価するための材料
を提供してくれます。
今回は、3つの指標を取り上げます。
■安全性:自己資本比率
自己資本比率=自己資本÷資産×100(%)
自己資本比率が高いほど会社の安全性は高くなります。
自己資本比率の適正水準は、業種によって異なります。
製造業などでは50%以上ならば健全と言われますが、
銀行や不動産業などは、そのビジネスの性質から10%
前後になるのが普通です。
■安全性:流動比率
流動比率=流動資産÷流動負債×100(%)
短期の負債に対する企業の支払い能力を見るための指標
です。
一般に、200%以上が良好な水準とされています。
最近では、商品の陳腐化が速く進み、棚卸資産の現金化の
信頼性が低いため、当座資産と当座負債を用いて算出する
当座比率を用いることもあります。
■効率性:総資産(=総資本)回転率
総資産回転率=売上高÷総資産(回/年)
事業年度において、企業が総資産をどの程度効率的に活用
しているかを評価するための指標です。
総資産が売上高を通じて何回新しいものになるのか回転数
として示されます。
回転数は、高ければ高いほど、総資産が効率的に活用されて
いることになります。
◆◆◆さぁ〜て来週の『ビジ・チュ』は?◆◆◆
次回(第4回)
会計のキホン編〜キャッシュフロー計算書って何だ?〜
−キャッシュフロー計算書のポイントについて解説します
次々回(第5回)
会計のキホン編〜オフバランスって何だ?〜
−代表的なオフバランス要素ついて解説します
◆◆◆進捗状況◆◆◆
■:完了 ★:実行中 □:未了(お楽しみに)
<目次(予定)>
■:(1)ビジネスモデル
★:(2)会計のキホン
□:(3)コーポレートガバナンス
□:(4)プロジェクトマネジメント
□:(5)提案営業・ソリューション営業
□:(6)競争力とポジショニング
□:(7)フレームワーク
□:(8)ユビキタス
(個別用語解説編)
□:(9)マネジメント系用語
□:(10)マーケティング系用語
□:(11)組織・人事系用語
□:(12)テクノロジー・IT系用語
メルマガの進行に合わせて、読者の皆様の薀蓄度UPも
進捗していきます。
◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆
目次以外にも取り上げて欲しいテーマ・キーワードがあれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com
◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆
私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」のお
手伝いをしています。具体的には、コンサルティングと企業研修の
2つの事業を通じて、自らを変える必要を感じているお客様に対し、
目指す姿を明確化する企画段階からその企画の実行まで、幅広いご
支援をご提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL:
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Mail:
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