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<Web2.0>
研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジネス・チュートリアル』No.40
いまさら聞けないビジネス常識を、読者の皆様だけに、こそっと
教えます。
※チュートリアル(tutorial):家庭教師・個別指導の意

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<<『マーケティング系用語編』第2集>>〜Web2.0?〜

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読者の皆さま

いつもご愛読ありがとうございます。チェンジ金田です。
昨日は牛丼食べましたか?
残念ながら、私はありつくことが出来ませんでした。

さて、最近久しぶりに新聞広告でグリッドコンピューティングの
記事を見ました。

グリッドコンピューティングとは、インターネット等を介して、
多数のコンピュータを接続し、個々のコンピュータが休んでいる
(計算していない)時間を使って、ちょっとだけ皆さんのPCの
CPUを間借りするものです。
結果として、1台数百億円のスーパーコンピュータにも匹敵する
演算機能を手に入れることが出来ます。

代表例としては、SETI@Homeという取り組みがあります。
SETI@Homeとは、中米プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡でキャッチ
した宇宙からの電波データを解析して、宇宙人が発しているであろう
人工的な波形を探そうというカリフォルニア大学バークレー校の
プロジェクトです。
<http://setiathome.ssl.berkeley.edu/>

ただし、膨大なデータ量を処理するためには、何十台ものスーパー
コンピュータが必要ですが、そんなお金は当然ないので、苦肉の策
として全世界のPCをつないだグリッドコンピューティングを構築
することになりました。

SETI@Homeのホームページから、スクリーンセーバをダウンロード
することで、インターネット経由でプロジェクトのマスター
コンピュータに接続し、世界中の400万台近いコンピュータと
一緒に宇宙人探しを始めることが出来ます。

なんだか、少し夢がありますね。冥王星問題で脚光を浴びた
2003UB313星にも住人がいるかもしれません。
<http://www.ub313.com/>
ジョークが通じる気のいい宇宙人だと良いのですが。。。

最近オフィスのネットワークを変更したために遮断しましたが、
実は私自身もスクリーンセーバをインストールしてSETI@Homeに
協力していました。
スクリーンセーバを見つめながら、なんだか小さな社会貢献を
している気分になることができました。

今週は、「Web2.0」について、チェンジのマーケティング担当の
高橋と一緒に、インターネットが紡ぐ新しい世界について考えて
いきます。

個人的には、SETI@Homeのような取り組みもWeb2.0の発端的な存在
だと思っています。
吉野家も2.0になったことですし、丼片手にインターネットを見て、
宇宙と牛肉問題について想いをはせてみましょう。


◆◆◆ Web2.0って何だ? ◆◆◆

読者の皆さま、はじめまして。チェンジの高橋です。
チェンジでは、マーケティング担当を兼務しております。
今回から2回にわたって、Web関連のマーケティングキーワードを
解説させていただきます。よろしくお願いします。

まず、今回は難解キーワードの中でも5本の指に入るのではないか?
と勝手に思っている”Web2.0”について書いてみたいと思います。

さて、Web2.0とは何でしょう?
「地上波アナログ放送」が「地上波デジタル放送」になり、
「女子アナ」が「デジアナ」になるような、そんな進化なので
しょうか?
そもそも、Web2.0以前にWeb1.0なんてあったのでしょうか?

◆Web2.0って何だろう?

Web2.0とは、アメリカでテクノロジー関連書籍の出版を行なう
「オライリーメディア社」の創業者であるティム・オライリー氏が
提唱した『概念』だとされています。

その概念自体には、正確な定義があるわけではなく、
「今までと異なるWebの新しいトレンド/潮流をWeb2.0という
 キーワードで括ることで、今後何が起ころうとしているのかを
 把握するための土台」ということだそうです。

話は少しそれますが、日本には、「言霊(ことだま)」という
考え方があります。
「命名した言葉に魂が宿る」とされる考え方ですが、このWeb2.0
という言葉自体「言霊信仰」によって生み出されたものと言えます。

そして、いまや「Web2.0」という言葉は様々なところで議論され、
Googleの検索結果でも、2006年9月時点、約4,000万件に達する
ところまできています。

というわけで、このメルマガでも早速議論していきたいと思います。


◆Web1.0とWeb2.0

とはいえ、Web2.0について定義せず進めるわけにもいかないので、
今までのWebの使い方を「Web1.0」、新しい潮流を「Web2.0」とし、
それらの違いについて、オライリー氏が示した表を見てみましょう。
<http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20051108/114164/>

なんだか、見たことがない言葉も一部並んでいますが、
Web2.0という言葉を中心に、参加者の関与の仕方、ビジネスモデル、
サービスなど様々なものが変わりつつあるということだけは、
読み取れるかと思います。

そこで、オライリー氏は、これらの変化をマップに集約しました。
<http://web20.kbmj.com/>
※「Web2.0ミームマップ」を参照

この中には、先週の「ビジ・チュ」でも取り上げたテーマである
「ロングテール」も含まれています。
ロングテールもWeb2.0に含まれる要素になるようです。

そこで、今回はこのマップのうち、
「Web2.0では『ユーザを信頼する』」という要素に関して、
「ビジ・チュ」ならではの観点で紹介していきたいと思います。


◆◆◆ 「ユーザを信頼する」とは? ◆◆◆

◆ユーザが作る新しいメディア:CGM(Consumer Generated Media)

最近のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やブログでは、
制作者の1つ1つの書き込みに対して、コメント欄やトラックバック
という機能により、読み手も簡単に参加できるような仕組みが提供
されています。
※トラックバック:参考ブログへリンクを張ったことを通知する機能

また、制作者の書き込みに対する検索の仕組みや精度も、飛躍的に
増してきていることで、ユーザは欲しい情報を簡単に得ることが
できるようになってきています。

例えば、アマゾンでは、購入した様々な商品に対するコメントや
おすすめ度をユーザが書き込むことができます。
商品を買いたい人は、商品を検索し、これらの情報を参考に購入
するかどうかを決めることができます。
 ■アマゾン:<http://www.amazon.co.jp/>

同様のサイトには、以下のようなものがあります。

 ■価格.com:<http://kakaku.com/>
  ⇒商品の最低価格や性能に対する評価などの情報掲載
 ■フォートラベル:<http://4travel.jp/>
  ⇒旅行に関する口コミサイト
 ■レストランガイド:<http://www.asku.com/rgj/>
  ⇒口コミレストラン/グルメガイド
 ■ラーメンデータベース:<http://www.ramendb.com/>
  ⇒日本国内のラーメン屋に関する口コミ情報サイト

このようなサイトは、消費者が作り上げるメディアという意味で、
CGM(Consumer Generated Media)と呼ばれています。

サイト訪問者は、ユーザの書き込み/情報を「信頼する」こと
だけで、様々な情報を得ることができるというわけです。

ここで少し考えたいのが、既存メディアとCGMとの関係です。


◆既存メディアの発信する”情報”に対するアンチテーゼ(対立)

ユーザへの信頼で作り上げられる新たなメディアの誕生の裏には、
テレビや新聞に代表される既存のマスメディアに対する不信や
無関心があるのではないでしょうか。

余裕がある平日の朝、私は各テレビ局のワイドショーをザッピング
(ざーっと流し見る)することがあります。

しかし、どの局でも同じニュースしか流れていないのです。
世の中では、おそらく様々な事件や事故、イベントやハプニング
などがあるにもかかわらず、なぜそのニュースを流すんだろうと
思うことがしばしばあります。

また、土曜日や日曜日には、情報系バラエティを見るのですが、
出てくる店は全て絶賛されています。

ではマスメディアに出てこない店は「悪い店」なのでしょうか?

最近、私の周りではテレビを見ないという人が多くなってきました。
また、テレビを持っていないという人もいます。
その人たちにとって、インターネットがテレビに変わる
情報チャネルとなってきているのでしょう。

例えば、前述した様々なCGMと呼ばれるサイトは、全ての商品や
サービスなどに対して評価されています。
すなわち、良いものには「良い」、悪いものには「悪い」と
書かれているわけです。

これこそが、メディアのあるべき姿ではないかと考えてしまいます。


◆既存メディアの発信する”スピード”に対するアンチテーゼ(対立)

もう1つ別の観点として、既存マスメディアの情報の”スピード”に
ついて考えてみたいと思います。

最近様々なスポーツがテレビでも放映されるようになりました。
特に格闘技系の番組の盛り上がりは、目を見張るものがあります。
しかし、会場で行なわれている時間とテレビで放映される時間には
ギャップがあります。

その間、各種マスメディアでは、この試合結果を取り扱いません。
また、インターネットのニュースサイトでも、取り扱われていない
ことがあります。

しかし、これらの情報をリアルタイム(=ニュース)で知りたいと
思うユーザが大勢いるはずです。

そこで、このような情報を見ることができるサイトを紹介しましょう。

 ■テクノラティ:<http://www.technorati.jp/>
  ⇒ブログ専門の検索エンジン

先日、とあるストリートダンスの全国大会を見に行きました。
大会終了後、入賞者発表の結果が出るまでに1時間程度かかるとの
ことで、私たちは待っていられず足早に帰途についたのですが、
ずっと結果がどうなったのか気になって仕方がなかったのです。

そこで、早速『テクノラティ』でダンス大会について検索してみると、
会場で見た人が早速この大会についてのブログ記事を書いており、
入賞チームについての情報を帰ってすぐに得ることができました。

公式サイトに入賞チームが掲載になったのは、翌日の遅い時間だった
ので、約1日早く情報を得ることができたことになります。

特に、このようなニッチな情報に対するスピードの観点で考えると、
まさに、『ロングテール』まで行き渡ったスピーディーな情報提供が
できる点がマスメディアとの大きな違いなのではないかと考えます。

ただし、ここでもう一度考えたいことが、大前提の考え方である
「ユーザを信頼する」という部分です。

インターネットは匿名性が高いチャネルなだけに、ついついデマも
多く流れることでしょう。

今後は、デマか真実かの見極めも重要になるのかもしれませんね。


◆Web2.0から派生した様々な○○2.0

もう一度、話をWeb2.0に戻してみましょう。
今や様々なところで使われている「Web2.0」という言葉ですが、
それに派生する形で、様々な「2.0」が誕生しつつあります。

マーケティング2.0、PR2.0、モバイル2.0、プロモ2.0など・・・

最初にも書いたとおり、Web2.0の当初の定義が曖昧であり、
言葉先行だったことからも分かる通り、他の様々な「2.0」ワードも
曖昧な定義のもと議論されています。
また、これからも様々な「2.0」が生まれてくることでしょう。
しかし、『ビジ・チュ』の読者の皆さんは、これらのキーワードに
振り回されず、冷静に本質を捉えるようにして下さいね。


ところで余談ですが、『2.0 Generator』というものがあります。

 ■2.0 Generator:<http://www.soragoto.jp/2point0/>

あなたの周りの様々な「2.0」を生成し、表示してくれます。
なかなか面白い結果が出ることもあります。

一度時間のあるときにでも、是非お試しあれ。


◆◆◆さぁ〜て来週の『ビジ・チュ』は?◆◆◆

最後に、Web2.0の要素をもう1つ挙げたいと思います。

 ■perpetual beta(永久にベータ版)
 ⇒ユーザに触れることで、新しいコンテンツ、アイデアが生まれ、
  それらが新しいサービスにつながっていく」という意味です。

※:ベータ版
 正式出荷直前段階の評価版として関係者や重要顧客などに配布され
 性能や機能、使い勝手などを評価される開発途上のバージョン

チェンジも『ビジ・チュ』も、まだまだperpetual betaです。
皆さんのご支援、ご鞭撻によって、更なる良いサービスを提供すべく
精進してまいります。引き続き、応援下さい。

さて、来週は「SEO(検索エンジン最適化)」です。
事業を営んでいる皆様は、自社のホームページにどの程度
アクセスがあるか気にされる方が多いようです。

自社のホームページへのアクセス数を増やしたいとお考えの方、
来週の『ビジ・チュ』は必見です!

では、来週も『ビジ・チュ』をよろしくおねがいします


◆◆◆進捗状況◆◆◆

■:完了 ★:実行中 □:未了(お楽しみに)

<目次(予定)>
 ■:(1)ビジネスモデル
 ■:(2)会計のキホン
 ■:(3)コーポレートガバナンス
 ■:(4)プロジェクトマネジメント
 ■:(5)提案営業・ソリューション営業
 ■:(6)競争力とポジショニング
 ■:(7)フレームワーク 
 ■:(8)ユビキタス
 (個別用語解説編)
 ■:(9)マネジメント系用語
 ★:(10)マーケティング系用語
 □:(11)組織・人事系用語
 □:(12)テクノロジー・IT系用語

あなたにとっての「2.0」は何でしょうか?
この『ビジ・チュ』に最後までお付き合いいただければ、きっと
あなた自身が「2.0」に進化できるかも知れません。

いや、「2.0」は言った者勝ちなので、勝手に名乗ってしまい
ましょう。金田も認定しちゃいます♪
まぁ私自身は、いつまでも少年の心を忘れないperpetual betaを
目指していますが。。。


◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆

目次以外にも取り上げて欲しいテーマ・キーワードがあれば、
ご要望をお寄せ下さい。
今回のテーマに関連しそうな皆様の経験談をお寄せください。
また、ご意見・ご質問等も、下記までご遠慮なくお願いします。
info@change-jp.com


◆◆◆ 株式会社チェンジとは? ◆◆◆

私たちチェンジは、社名の通り企業のお客様を対象に「変革」のお
手伝いをしています。具体的には、コンサルティングと企業研修の
2つの事業を通じて、自らを変える必要を感じているお客様に対し、
目指す姿を明確化する企画段階からその企画の実行まで、幅広いご
支援をご提供しています。
詳しくはお手数ですが、弊社WebSiteをご訪問下さい。
URL: http://www.change-jp.com Mail: info@change-jp.com


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『ビジネス・チュートリアル』
<<『ビジ・チュ』第40号>>

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