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<ビジネスモデルと財務諸表>

研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ビジネス・チュートリアル』No.3
いまさら聞けないビジネス常識を、読者の皆様だけに、こそっと
教えます。

<<『ビジネスモデル』第3集>>
〜ビジネスモデルと財務諸表〜

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こんにちは。株式会社チェンジの金田です。

フーディング(Fooding)ってご存知ですか?
要は食べ歩きのようなものなのですが、高級料理店でがっつりと
食べるというよりは、クラブ感覚で、あちこちふらふらしながら
いろいろな味を楽しむというものです。
そして、そこでも主役はエコ・健康志向です。

エコ・健康関連のフードビジネスは本当に盛んですね。
化学調味料や、ファーストフード等の単純な強い味付けによって
日本の子供の舌が衰えているそうです。
そこで、「食育」なるものが叫ばれていて、自然な味付けで、
複雑な味わい・日本の味を正しく感じられるようにしようという
取り組みが進められています。

学校給食でも、手作りのものを多くしたり、有名シェフを呼んで、
調理実習をしたりという活動が行われているようで、うらやましい
限りです。

さらには、食育法案なんていうものも審議されているそうです。
食は、人生の基本なので大切ですが、そんなものを法制化する
必要があるのでしょうか?
何事も優先順位が必要です。

ただ、フードビジネスは人口成長に直接影響を受けるので、新たな
切り口を見つけて開拓しないと、産業衰退が起こりかねないため、
食育法も経済的な意味合いとしては大きいと思います。
ただ、そう考えると、今後、文科省と経産省の綱引きが微妙になり
そうですね。

ちなみに私はファーストフード大好き人間です。

さて、第3集は「ビジネスモデルと財務諸表」です。
食育すら経済の理屈で動くのなら、ビジネスは数字が理屈です。


◆◆◆ありがちな誤解◆◆◆

「ビジネスモデル=パワーポイントで書かれた楽しいお絵描き」
「財務諸表=エクセルで書かれた無味乾燥な数字の表」

確かにおっしゃるとおりです。
ビジネスモデルなら、私のような文系クンも理解できそうですが、
財務諸表となると数字が多いので、数学が得意な理系クンにお任せ
したくなります。

でも、実は二つは同じものと言っても過言ではありません。
ビジネスモデルを具体化していくと、実は財務諸表に
行き着くのです。

それでは、一緒に具体化の旅に出ましょう!


◆◆◆ビジネスモデルとP/L(損益計算書)◆◆◆

Profit/Loss Statement(損益計算書)の詳細については、次回の
「会計のキホン」で解説していきますが、要するに
「全部でいくら払って、いくら貰って、いくら得した/損した」を
示したものです。

2週前を思い出してください。
ラーメン屋のビジネスモデルに出てくるのは、麺と肉と野菜と
鰹節・昆布・豚骨を売ってくれる食品業者であったり、合羽橋の
皿やレンゲを扱う業者でした。
また、当然ですが、お腹を空かせたお客様も登場しました。

上述の「いくら払って」にあたるのが、各取引業者さんとの
やり取りです。
また、「いくら貰って」にあたるのが、ラーメン好きなお客様の
お会計(餃子やビールも含む)になります。

最後に、「いくら得した/損した」にあたるのが、先週解説した
ギャップであり粗利=付加価値になります。
ただし、この粗利=付加価値を生み出すために必要な活動に
掛かった費用を引き算して、最終的に「いくら得した/損した」
が決まります。

粗利=付加価値を生み出すための活動とは、具体的には、
ラーメン屋のアルバイト代であったり、チラシの印刷代だったり、
店舗の家賃だったりするわけです。

当然、同じ付加価値であれば、少ない活動で生み出すほうが、
効率よく得することが出来ます。


◆◆◆ビジネスモデルとB/S(貸借対照表)◆◆◆

Balance Sheet(貸借対照表)の詳細についても、次回の
「会計のキホン」で解説していきます。
要するに「会社の持ち物・借り物リスト」です。。

付加価値を生み出すためには、バイトさんに働いてもらったり、
チラシを配ったりするだけでなく、他にも持ち物が必要です。

ラーメン屋さんの店内を見ればわかりますが、食券販売機も
あれば、巨大な鍋やコンロもあります。
また、お会計のためには、釣り銭の用意も必要になります。

もちろん、少ない持ち物で付加価値を生み出せる方が、効率よく
得することが出来ます。


◆◆◆つまるところ◆◆◆

業者さんやお客様との取引、そしてその間のギャップ=付加価値
をどのようにして生み出しているのか、つまりビジネスモデルと
業務について、お金の観点で具体化したものが財務諸表なのです。

そして、この付加価値の生み出し方は、業種によって特徴が
出てくるものです。


◆◆◆財務諸表を見れば業種がわかる◆◆◆

だからこそ、どこの会社か教えられなくても、財務諸表から
ある程度の業種を見極めることが出来ます。

製造業であれば、巨大な工場設備で付加価値を生み出すため、
B/Sに工場という高価な持ち物があります。そして、毎年、
少しずつ減価償却しています。

銀行であれば、かわいいキャッシュカードにつられて集まった
預金という名の借り物をつかって、別の人に貸し出して金利を
取るのが付加価値です。したがって、B/Sは巨大です。

商社であれば、莫大なボリュームの取引を仕切って、右から左に
動かすことで付加価値を得るため、P/Lの「いくら払って、
いくら貰って」の部分が巨大になります。

サービス業は、人間そのものが付加価値を生み出します。
したがって、B/Sの規模は非常に小さくなります。

このように業?種によって特徴はありますが、財務諸表に表れない
付加価値の生み出し方もあります。
それこそが、人のもつ技術力、想像力、ノウハウであったり、
歴史が生み出すブランド力だったりします。
そして、実はこの無形の財産こそが付加価値の根源でもあります。

例えば、どんなにきれいなお店で、何人も店員がいて、エルメスの
ラーメン鉢を使っているようなラーメン屋でも、味が悪かったり、
サービスが悪かったりしたら、お客は入りませんよね。

◆◆◆まとめ◆◆◆

ビジネスモデルと財務諸表を見ることで、ビジネスについて深く
理解することが出来ます。年末年始にでも、読者の皆さん自身の
会社について、この二つを見てみてください。

実感をもって理解するためのポイントは、
@ビジネスモデルを眺めるときはお金のことを考える。
A財務諸表を見るときは、人や機械の動きを考える。
この二点です。

財務諸表については、次回以降、詳しく解説します。

それでは、良いお年を。
Merry X'mas and Happy New Year!!


◆◆◆さぁ〜て来年の『ビジ・チュ』は?◆◆◆

次回(第4回)
 会計のキホン〜会計って何だ?〜
 −知らないと気後れしがちな会計の原則を解説します

◆◆◆進捗状況◆◆◆

■:完了 ★:実行中 □:未了(お楽しみに)

<目次(予定)>
 ■:(1)ビジネスモデル
 □:(2)会計のキホン
 □:(3)コーポレートガバナンス
 □:(4)プロジェクトマネジメント
 □:(5)提案営業・ソリューション営業
 □:(6)競争力とポジショニング
 □:(7)フレームワーク 
 □:(8)ユビキタス
 (個別用語解説編)
 □:(9)マネジメント系用語
 □:(10)マーケティング系用語
 □:(11)組織・人事系用語
 □:(12)テクノロジー・IT系用語

第1ステージ「ビジネスモデル」を見事クリアーです。
あなたの薀蓄度がレベルアップしました♪
次号からは会計のキホンです。。

◆◆◆ 要望・体験談・コメント募集! ◆◆◆

目次以外にも取り上げて欲しいテーマ・キーワードがあれば、
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『ビジネス・チュートリアル』
<<『ビジチュ』第3号>>

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