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研修とコンサルティングの株式会社チェンジ
Presents
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発想力UP〜アイデアなう〜
発想法は、一部の天才のためだけのものではありません。
誰にでも身につけることができます。
発想法を使って新しいアイデアを生めるよう発想力UPシリーズに
是非お付き合いください。
「企業にとって何よりも大事なのは、
新しい生きた「アイデア」をどう生むかだ」
by ピーター・ドラッガー『ドラッガー名言集』より
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読者の皆さま
こんにちは。株式会社チェンジの高橋範光です。
今週も先週に引き続き、
発想力UP〜アイデアなう〜「番外編」をお送りします。
今週は、番外編第2号:「収束法」です。
では早速、スタートしましょう!
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■良いアイデアが良い成果を生むのか?(再掲)
マーケティングの大家であるフィリップ・コトラーは、
「アイデア創出の目的は数多くのアイデアを出すことであったが、
それ以降の段階の目的はその数を減らすことである」
と述べています。
また、
「スクリーニングの段階では、2つの誤りを犯さぬようにせねばならない。
アイデアを捨てる誤りと採用する誤りである。」
とも述べています。
実際のビジネスで考えても分かるとおり、
経営資源の人(時間)・モノ・カネ・情報には限りがあるため、
いくら発想法を用いて数多くのアイデアが創出されたとしても、
すべてのアイデアを実施/実現するのは困難です。
一方で、絞り込み方を間違えてしまうと、
せっかくの良いアイデアまで消えてしまいかねません。
そこで、良いアイデアを選択し、悪いアイデアは捨てるためには、
うまくまとめ、絞り込むことが重要になります。
■収束とは?
たとえば、目の前にりんごとみかんとバナナとすいかがあるとします。
皆さんはどれを選びますか?
さあ考えてみましょう。
・・・決まりましたか?
りんごを選んだ人もいれば、みかんを選んだ人もいるでしょう。
きっと、それぞれ選んだものが違ったと思います。
こうやって、たくさんあるものから1つ(もしくはいくつか)の案に
絞り込むことを「収束」といいます。
■収束法とは?
先ほどの果物を選ぶケースを再度考えてみましょう。
幾つかの果物から1つを選ぶことになったのですが、
皆さんはどうやって選んだでしょうか?
・大好きなものを1個選ぶ
・好きではないものから1個ずつ落としていく
・すぐに食べられるものを選ぶ(バナナかみかんでしょうか?)
・費用対効果で選ぶ(すいかでしょうか?)
といったように、きっと、選び方=収束法も様々で、
人によって異なったかもしれません。
公平・平等に見える収束法も、実はこれだけいろいろあるとなると、
収束法についてしっかり考える必要がありそうですね。
■収束法のタイプ
収束法を分類すると、大きく3つにタイプわけできます。
1.1個に収束させるか、複数個に収束させるか
(選挙でいうと、小選挙区と大選挙区の違い)
2.投票制か、採点制か
(スポーツでいうと、柔道の判定は投票制
フィギュアスケートは採点制)
3.1回で決めるか、多段階選抜で決めるか
(1回で決めるのは、一般的な入学試験
多段階は、一般的な入社試験)
たとえば、
オリンピックやワールドカップの開催地の決定は、
「1個に収束」「投票制」「多段階」となります。
一般的な入学試験は、
「複数(人)に収束」「採点制」「1回」となります。
さらに細かく見れば、
投票制の中にも、良いものに投票するか、だめなものに投票するか、
採点制の中にも、採点軸を何個設定するか、
などのタイプわけをすることもできます。
■収束法が結果を決める
一見どの方法も公正・平等に見え、
誰も文句を言いませんが、実は結果に大きく影響を及ぼします。
幾つかの事例で見てみましょう。
<オリンピックの開催地選出>
1984年冬季オリンピックの開催地を選ぶIOC総会では、
札幌とサラエボの一騎打ちが予想されていました。
投票は、75名中1票の無効投票を除き、以下の結果になりました。
1位:札幌33票
2位:サラエボ31票
3位:イエテボリ10票
第1回の投票で過半数となる候補がいなかったため、
規定により上位2位の決選投票となり、以下の結果になりました。
1位:サラエボ39票
2位:札幌36票
これにより、サラエボに決定されました。
ですが、もしこの規定が過半数ではなく、
最大得票数の候補で決めるとなっていたら、
札幌に決まっていたことになります。
<スポーツの採点ルール>
フィギュアスケートや柔道といったスポーツは、
近年ルール/採点基準を厳密に定義するようになりました。
たとえば、フィギュアスケートは2010-2011年シーズンでは、
高難度の技への挑戦を高く評価することを狙いとし、
昨年度に比べ、以下の改正が行われ、日本勢が有利といわれています。
<改正点>
1.ジャンプの基礎点の引き上げ
2.回転不足による減点の緩和
このように、ルールが変わった時に、
誰が有利/不利という話になってしまうだけでなく、
ルールに応じて勝つための技術を身につけるという動きに
つながることになり、結果に影響を及ぼすということが良く分かります。
■最適な収束法は存在するのか?
意思決定を行う会議で、収束法を決めずに会議が始まり、
それぞれの意見が錯綜した挙句に収束せずに次回に持ち越し・・・
といった経験はないでしょうか?
上述した事例でも分かるように、
どの収束法が最適かという問題に対する解答は
おそらく存在しないのでしょう。
とはいえ、最適なものが無いからといって、
適当に選べばよいというわけではありません。
本当に大事なことは、収束法を真剣に考えたのちに、
アイデアを絞り込むという手順を
是非踏んで欲しいということです。
最適な収束法が存在しないからといって、
アイデアが出揃ってから収束法を決めるというのは公平ではなく、
少なくとも事前に収束法を決めておくことが重要なのではないでしょうか。
■最後に
今回は番外編第2号ということで、「収束法」をご紹介しました。
アイデアを収束させる時、
より現実的なものに絞り込まれてしまいがちです。
だからといって、発想することをあきらめてしまえば、
決してすばらしいアイデアにはめぐりあえません。
是非、これまでの発想法を振り返っていただき、
ビジネスの現場で活用してください。
発想力UP〜アイデアなう〜はこれで最終回です。
また1週間休みを頂き、新しいテーマでまたお会いしましょう!
みなさんのこれからのアイデアに幸あれ♪
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